ひんやりブルーの花
夏の青い花特集
2021年8月14日(土)
バタフライピー
マメ科チョウマメ属のつる性植物です。インドや東南アジアなど熱帯アジア原産の常緑多年草ですが、日本では冬の寒さで枯れてしまうので一年草となります。漢字では「蝶豆」となり、蝶が羽ばたいているような姿の花です。同じマメ科のスイートピーによく似ていますね。英語では「蝶+豆」で「バタフライピー」の名で呼ばれます。
夏に咲く青い花は食品や衣類などの染料としても使われます。最近ではチョウマメの花のお茶はあざやかな青いハーブティとして知られ、レモンなどの酸性のものを加えると紫からピンクへ色が変わることでも人気があります。花に含まれる色素には眼精疲労の軽減や抗酸化作用などがあるとされます。
薬草園の他、緑の相談所前の緑のカーテンで青い花を咲かせています。
暑い夏には赤やオレンジ、黄色など元気なビタミンカラーが似合いますが、見た目にひんやり涼しく感じられる青い花もたくさんあります。青といってもそれぞれ異なるニュアンスを持ち、他の色に比べて深みのある色に感じられませんか?秋の少し落ち着いた日差しにもよく似合うブルーの花たちです。緑の相談所出入口は涼し気な雰囲気を持つ花のプランターを並べています。