智光山のロウバイは4種類
智光山のロウバイ、見分けられますか?
ロウバイ(蝋梅)
ロウバイ科ロウバイ属
中国原産の落葉低木です。新春に薫り高い花を咲かせることから日本でも人気の花木となりました。ロウバイの花は「花弁」と「がく」の区別がなく「花被片(かひへん)」と呼ばれます。これは原始的な植物の特徴のひとつで、ユリやモクレンなどの仲間にも見られます。
ロウバイにもいくつかの種類があり、単に「ロウバイ」というと、花の中心の花被片が赤紫色のものをさします。落ち着いた雰囲気があり、「和ロウバイ」とも呼ばれます。
都市緑化植物園と智光山公園を合わせると4種のロウバイがあります。見分けられるでしょうか?
「ソシンロウバイ/素心蝋梅」
基本種の「ロウバイ」と異なり花全体が黄色です。「素心」とは花弁から芯まで同じ色の花であることを意味します。
「マンゲツロウバイ/満月蝋梅」
ソシンロウバイの変種とされ、内側の花被片がうすく赤紫色に色づきます。ソシンロウバイよりも色が少し濃く、花も一回り大きいです。
「フクジュロウバイ/福寿蝋梅」
花被片に幅がありふっくらとした丸みを帯びています。また花色もはっきりとした明るい黄色で、より華やかな印象。
(ちなみにロウバイの品種の分け方には諸説あります)
植物園には基本種の「ロウバイ」と「素心」「満月」があります。
智光山公園蝋梅園には「素心」「満月」「福寿」が咲いています。
ロウバイを眺めている方の中には「種類がちがうのかしら?」とお気づきの方もいらっしゃいますね。
皆さんはどのロウバイがお好みでしょうか?