特定外来生物オオキンケイギクにご注意ください
特定外来生物オオキンケイギクにご注意ください
オオキンケイギクという花を知っていますか?
5月~6月にかけて、畑や草地、道路などで黄色い花を咲かせています。ある時突然、庭先で花を咲かせることもあります。とても丈夫できれいな花なので、種をまいて増やしたり株分けしてお友達にあげたり・・・といった楽しみ方をしたくなりますが、これらは法律違反となってしまいます。
オオキンケイギクの原産地は北アメリカ。もともとは園芸用として苗が販売されたり、道路工事ののり面緑化(斜面に植物を生育させて、土砂が流れたり崩れたりしないようにする工法)に使われてきた植物です。とても丈夫で育てやすいことが特徴ですが、次第にその繁殖力の強さが問題になりました。野生化するとともに日本にもともと自生する植物の生息域を脅かす存在となってしまいました。
平成18年には「特定外来生物」に指定されます。
これは「外来生物法」という法律で定められたもので、外来生物による生態系、人の生命・身体、農林水産業の被害を防止することを目的としています。特定外来生物に指定されたものは「飼養・栽培・保管・運搬」が禁止され、また許可者以外は輸入禁止、許可者以外への譲渡禁止、野外への放出等も禁止されます。違反すれば当然罰せられるということも覚えておかなくてはいけません。
ではもしオオキンケイギクが、庭先に生えてきたらどうしたらよいでしょう。まずは種ができる前に花を刈り取ります。もし種ができてしまっていたらこぼさないように注意して刈り取ります。そして多年草ですので根も掘り上げましょう。種や生きている根は「保管・運搬禁止」となりますので、袋に入れて完全に枯らしてから燃えるゴミとして処分してください。地域住民やボランティアによる小規模な防除作業においては「確実に処分されることが明確であり、拡散防止措置が取られている」場合、植物体を枯らすための保管、処分するための焼却場への運搬が可能となります。花を咲かせている時期が一番わかりやすいので、ぜひご自宅の周りを確認してみてください。
駆除・処分の方法は狭山市役所ホームページ(外部リンク)にも掲載されています。