お引越し〜その後〜
(2012年10月15日)

     

半月前にお引越ししたと記事を書いた彼ら。フライングケージの生活にも慣れてきたようで、広いケージ内を自由気ままに歩きまわっています。

この間、休園日の午後にフライングケージに行くと、来園者がいないので、トキたちはフラミンゴ池の前の手すりにとまり、フラミンゴたちは池や池の側で片足をあげ顔を翼にうずめ、カモたちは通路で座り込んでいて各々にリラックスしていました。
シラコバトを探そうと、フライングケージ内で一番大きなラクウショウの木を見上げるとかなり高い所に黒い塊が・・。
最初は落ちた枝がひっかかっていると思っていました。しかしヒョコッと動いた気がしたので、よ〜く見てみたら、なんとベニジュケイだったのです!!
木の枝にとまって寝ることは知っていましたが、まさかそんなに高い所に行くなんて思わなかったので驚きました w(@0@)wそれと同時にずんぐりとしていて、飛ぶのが下手そうに見えるのに、どうやってのぼったんだ?という疑問が。

その後、他の作業をしに、出てしまったので、どの様にのぼり、どのように降りるのか観察できず、謎のまま。
謎が解けるその日まで、時間の許す限り観察を続けようと思います!!

(藪)




お引越し
(2012年9月30日)

   

動物園の入口に一番近いキジ舎の角の部屋にいたベニジュケイのメスたちが、フライングケージへ移動しました。隣の部屋にいるのが両親で、2005年、2010年と昨年に生まれた子供です。
この動物園には、ベニジュケイのオスは父親の1羽だけなので繁殖はできません。そこで、どうせなら広い所でのびのび過ごしてもらおうとフライングケージへ引っ越しをしました。
広いフライングケージでは、見つからなくなってしまうかもと心配でしが、引越しのあと数日で自分たちの場所を決めたようです。キジ舎に近い出入り口のすぐ脇に。

 狭いキジ舎の部屋にいた時にはあまり良くわかりませんでしたが、2010年生まれのメスと他の2羽は行動が別のようです。通路に出て草を食べたり、落ち葉をかきまぜたり、2羽と1羽の2チームで行動しています。ぬれたデッキと似たような色をしていますけれど、お見逃しなく!


(小高)




小さな仲間の誕生
(2011年6月27日)

  

6月19日の朝、部屋に行くと卵の殻が落ちていました。うまれたかなと思い、部屋を見てみると残念なことに巣の外に1羽のヒナが横たわっていました。母鳥はまだ巣の中でほかの卵をあたためています。どうやら、オスがうまれてきたヒナをつついてしまったようでした。
野生ではメスだけが卵を抱いて子育てをします。そこで、すぐにオスは別の部屋に移動しました。
しばらくして再び部屋に行くともう1つ卵の殻が落ちていました。静かに観察しているとメスのお腹の下から、かわいい顔をのぞかせました。
翌日にはもう1羽確認でき、現在は母親の後をついてまわる2羽のかわいい姿を見ることができます。

大人になるとオスは鮮やかな朱色にメスは茶色の姿になります。
この2羽が今後どんな姿に育っていくか動物園に見に来てください。


(関根)




大変身
(2011年2月28日)

     
 
動物園の入口に一番近いところにいる動物がこの「ベニジュケイ」です。
この鳥、オスは普段からとても派手な色ですごく目立つのですが、今の時期はもっと目立つように大変身していることがあるのをみなさんはご存知でしょうか?

左の写真は普段の姿、右の写真が変身途中の姿です。顔の肉垂れがビローンと伸びて目の上にも角のように伸びます。文字にするととても難しいのでその姿のイラストも載せました。どうですか?まったく違う鳥のようではありませんか?
本当なら写真に収めたかったのですが、今手元にあるベストショットで右の写真でした。カメラを向けるとスルスルっと元に戻ってしまいます。
大変身が見られるのは今の季節。変身はディスプレイとよばれる求愛の行動なのです。オスは肉垂れを伸ばし、体も起こしてメスに猛アピールします。
もしも撮影に成功したら、こちらに載せようと思いますが、それより先にみなさんの目で実際に確かめて欲しいと思っています。なぜなら、この姿画面では伝えきれないほど素晴らしいのですから。



(藤嶋)




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