動物園で行ったイベントを報告します。



ヨリーの七五三
(2009年11月16日)

  

11月15日は七五三。「ヨリー」も今年3才ということで七五三のお祝いをしました。
おめかしをしてお参りに行くというのが一般的ですが、ツキノワグマではそうはいきません。
そこで、当園では「ツキノワグマのペロペロタイム」デビューという形でおこないました。

この日の「ペロペロタイム」はいつもよりちょっと豪華な多くの果物やどんぐりと、小麦粉で作った特製「千歳飴」(実際は千歳飴風ですが)でおこないました。
肝心のペロペロタイムですが、当日はテレビ局の取材も来ていてヨリーはちょっと緊張気味。最初は地面をウロウロしてゆっくり餌を探すどころではありませんでした。
しかし次第に落ち着いてきて後半は、今では得意になった高いところに登る行動も見られ、たくさんの来園してくれたみなさんを楽しませてくれました。

今後ペロペロタイムには、もう1頭の「クマキチ」と交代で登場予定です。
たくさんのみなさんにそれぞれの姿を見てもらえるように現在スケジュールを検討中です。

2頭とも違った動きで餌を探して動き回ります。違いを見つけるのもおもしろいです。
ぜひ何度も足を運んでみてください!


(藤嶋)




ケナガクモザル来園記念ガイド
(2009年9月28日)

   

9月20日に「ケナガクモザル来園記念ガイド」をおこないました。
普段は、飼育担当者が動物ガイド(キーパーズトーク)をおこなっていますが、今回は大宮公園小動物園の園長が彼らのことをいろいろとお話してくれました。
彼らの生息地のことや、地球上から数が減ってきている動物の話など20分間にわたって楽しくお話しをしてくれました。
小さい子には難しい内容でしたが、最前列の子供たちはまったく飽きずに聞き入っている姿が印象的でした。
ガイドの後にイベント特製のバッチをみなさんにプレゼントしましたが、これを見たときにまたお話を思い出してもらえるとうれしいです。

ただ、たくさんの方にお集まりいただいたため、園路が通りにくくなってしまいご迷惑もおかけしました。

大宮公園小動物園は小さな「町の動物園」ですが、今後もみなさんが動物から地球にまで興味を持ってもらえるようなイベントも、もっとおこなっていきたいなと思っています。


(藤嶋)




夏バテをふきとばせ!2009
(2009年8月31日)

  

昨年好評だった「夏バテをふきとばせ!」、今年はお盆の真っ最中の8月16日におこないました。
今年は冷夏で夏バテしないんじゃないかという陽気でしたが、イベント当日はスカッと晴れて強い日差しの中、イベントをおこなうことができました。

ツキノワグマのヨリーにスイカや果物入り氷のプレゼント、ミニブタのネロには果物ケーキ、ニホンザルにも果物などなど、多くの動物たちに楽しんでもらいました。
今回は動物たちだけでなくみなさんにもできるだけ楽しんでもらえるように、各解説にも工夫を凝らしました。
棒の先につけた果物をあげてもらったり、どうやって食べるかクイズを出して考えてもらったりと2年目ならではの改良が随所に見られました。

見に来てくれたみなさん、楽しんでもらえましたか?
来年度はさらにみなさんにも楽しんでもらえるようにいろいろ考えたいと思いますのでお楽しみに!


(藤嶋)




オウム・インコDay2009
(2009年6月14日)



今年もおこないました!オウム・インコDay!
「社団法人 日本動物園水族館協会」の、種の保存委員会「小型鳥類部会」が中心におこなっている活動です。
乱獲や生息地の破壊によって数が減ってしまっている、オウムやインコのことをもっとみなさんに知ってもらえるようにたくさんの動物園が協力して、イベントなどをしています。

今年の6月15日、オウム(06)・インコ(15)Day当日は月曜日だったため、大宮公園小動物園では前日の日曜日、14日にイベントを行ないました。
イベントの開始時間は午後3時半でした。しかし、3時を過ぎたあたりから急に雲行きが怪しくなってきました。
今にも泣き出しそうな空に、遊びに来ていた方は次々と帰り支度をはじめ、15分前には閑散としてしまいました。

誰もいなかったらどうしようかと心配しながら準備をしていると少しずつ皆さんが集まってきてくださり、最終的には60人以上が参加してくださいました。
当園の人気者キエリボウシインコの「ロージー」やオオバタンたちを観察してもらいながらの解説をみなさんとても熱心に聞いてくださいました。その内容のほんのちょっとだけでもみなさんの心の中にとどまってくれたらいいなと思います。

オウムやインコは姿がきれいだったり、言葉のマネができたり、とても魅力的な動物です。
そんな魅力に隠れた彼らの現状を少しでも気にとめてもらえるように動物園はがんばっていきたいと思います。


(藤嶋)





歯の衛生週間
(2009年6月12日)

 

毎年、6月4日は「虫歯予防デー」です。そしてその日から1週間は「歯の衛生週間」なんです。
みなさんご存知でしたか?

そこで、動物園でもそれにちなんで6月7日に「ガリガリタイム」と「ペロペロタイム」を特別版でおこないました。
この日は、当園の獣医さんの「白井先生」が白衣で登場!
いつもより詳しくブチハイエナやツキノワグマ、ヤクシマヤギなどいろいろな動物の歯のお話をしてくれました。

獣医さんは、動物たちの健康を見守るために動物の体の構造をとてもよく知っています。
それをわかりやすくお話してくれて、参加者も興味津々聞いていました。

今回は告知なしで突然おこなったイベントでしたが、好評だったため来年からはしっかり告知して行ないたいなぁなんて考えています。お楽しみに!


(藤嶋)




飼育の日
(2009年4月19日)

  


日本の動物園、水族館の多くがが加盟している(社)日本動物園水族館協会が、今年から毎年4月19日は「飼育の日」と定めました。4(し)月1(い)9(く)日で「しいくの日」です。
動物園や水族館のことをたくさんのみなさんに知ってもらおうという日で、各地の園館でたくさんのイベントがおこなわれました。

大宮公園小動物園も「飼育係全員集合!」と題して、当園で働いている4人の飼育担当者が、担当動物や、飼育係の仕事についてみなさんにお話しました。

最初のフラミンゴの話から始まり、ブチハイエナ、ツキノワグマ、オウムインコ類、シロフクロウと飼育係が個性あふれるさまざまなお話をしてくれました。
当初から予定していたこれらの話のほかにもフサオマキザルやワライカワセミ、ヤクシマヤギ、ミニブタの話も急遽おこなわれ、1日中ほとんど休みなく園内のどこかで飼育係のお話が聞けた盛りだくさんの内容でした。
見に来てくれたみなさんも、話にあわせて行ったり来たりと大忙しだったのではないでしょうか?

これからも飼育の日に限らず、たくさんのお話もみなさんにできるよう一同がんばっていきますので、何度も動物園に遊びに来てください!


(藤嶋)




スタンプラリー
(2009年4月13日)




1月1日からおこなっていたスタンプラリーが4月12日をもって終了しました。

想像以上にみなさんが楽しんでくれたようで、増刷もして全部で約12000部を使っていただくことができました。
実際には、4月11日の途中で用紙がなくなってしまい、楽しみにしていた方には大変申し訳なく感じております。

当動物園初の試みはたくさんのみなさんに楽しんでいただけた成功と、用紙の不足という大失敗という、何とも中途半端な結果になってしまいました。
これを教訓にみなさんに楽しんでいただけるイベントをいろいろ考えていきたいと思っています。

スタンプラリーをまわられた皆さんの中にはスタンプが1つなかったと思っている方もいるかと思います。
1番右端の「おまけ」のスタンプは、大宮公園小動物園と同じ、埼玉県の動物園「埼玉県こども動物自然公園」(東松山市)にあります。
そこでスタンプをゲットすると、用紙の完成とともに、記念品までもらえるのです!

これは2009年12月27日までやっているので、用紙は捨てずに行く機会があったら忘れずに持って行ってください。
スタンプを押しにG.W.や夏休みに遊びに行くのも楽しいですよ!


(藤嶋)



大宮公園小動物園のクリスマス
(2008年12月23日)

  


大宮公園小動物園では、12月23日にちょっと早いクリスマスをお祝いしました。

おなじみ「ガリガリタイム」では、いつもの骨のほかに、丸鶏をプレゼント。
そして、ニホンザル、ミニブタ、ツキノワグマ(ヨリー)には、特製クリスマスケーキをプレゼントしました。

このクリスマスケーキはただのケーキではありません。
この日動物園に遊びに来てくれたみなさんが作った思い思いのケーキです。

動物園が用意した土台に、果物やイモクリーム、麦の穂や昆虫まで、たくさんの材料の中からそれぞれの動物が好きそうなものを選んで飾りつけてもらいました。
できあがったたくさんのケーキは名パティシエも顔負けの素敵な作品ばかり。食べてしまうのももったいないほどです。

そんなみんなの気持ちを知ってか知らずか、動物たちはムシャムシャとおいしそうに食べつくしてしまいました。


(藤嶋)



ツキノワグマ「ヨリー」来園2周年
(2008年11月30日)

  

大宮公園小動物園の人気者、ツキノワグマの「ヨリー」がやって来てちょうど2年目のこの日、来園2周年をお祝いするイベントをおこないました。

開始時間前から「ヨリー」の小屋の前には大勢のみなさんが集まってくれました。

イベントでは、まずはお祝いのケーキがお披露目されました。これにはみなさん驚きの声が!
このケーキはいつもモルモットのふれあいをしてくれている専門学校の学生さんが作ってくれました。
ケーキを作るためだけにわざわざお手伝いに来てくれたのです。
おかげで写真のようなステキなケーキを2つも作ることができました。

また、ちょうど当日、ヨリーのために動物園にドングリを送っていただき、それもケーキの飾りにしました。
そして、お祝いにかけつけてくれた方からもバナナをいただき、それもヨリーへプレゼントされました。

和やかな雰囲気の中、ケーキとその他の餌を運動場に隠した後、「ヨリー」がみなさんの前に登場しました。
ケーキを食べ、餌を探して運動場を縦横無尽に動き回る姿に歓声がおこりました。

みなさんご存知のとおりヨリーは2年前の10月、県内の寄居町の神社の木の上で保護されたクマです。
運動場の上の方にある餌を探して元気よく登っていく姿は、保護されてからずっと見守ってきてくれたみなさん目にどう映ったでしょうか?
僕は、これほどまでみなさんに愛されている「ヨリー」は、動物園の動物としてとても幸せなんだろうなとしみじみ感じたイベントになりました。

これからも「ヨリー」をあたたかく見守ってあげてください。


(藤嶋)



 

夏バテをふきとばせ!
(2008年8月9、10日)

  
  

暑い日が続いて動物たちもダラ〜っとしている今日この頃。
みなさん夏バテなどしていませんか?

今回は「夏バテをふきとばせ!」ということで9、10日の2日間、動物たちに果物の入った氷や、夏の果物をプレゼントしました。
(残念ながら17日は雨で中止になってしまいました。)

初めて見る氷や果物におっかなびっくりの動物や最初から最後までガリガリしている動物。
というように、さまざまな反応が見られました。

暑さでダラ〜っとしていた動物たちもこのときばかりは動き回る姿を見せてくれました。

まだまだ暑い日が続きますが、みなさんも夏バテなどしないように、夏をのりきりましょう!!


(藪)



オウム・インコDay。
(2008年6月15日)


  


6月15日は、オウム(06)、インコ(15)の日でした。
オウムやインコはペットとして飼われていたり、言葉をマネしたりかわいいしぐさから、多くの人に愛されています。
しかし、最近では、彼らのすんでいる森がなくなったり、密猟されたりして、絶滅してしまいそうな種がたくさんいます。
そんなことを伝えるため、いくつかの動物園が協力して、オウム・インコDayをPRしています。

大宮公園小動物園でもこの活動に協力してイベントをおこないました。
 
今回のイベントはオウム、インコ担当者によるオオバタン(オウムの一種)のお話。
「オウム・インコの違い」や、「どのくらい生きるか?」などなど、動物を目の前にしていろいろなお話をしてくれました。

その後は、キエリボウシインコを間近で観察したり、みんなの肩に乗せたり身近に感じてもらいました。

そして、最後に記念品の缶バッチをプレゼント!
動物園の規模としては多すぎるかなと思いながら作った100個のバッチはほとんど残らず、担当者と喜んでいます。

オウム・インコDayは年に1日だけですが、彼らは日々生息数を減らしています。
もっとたくさんの人に知ってもらいたいとの願いから、展示物はしばらく園内で掲示を続けることにしました。
 
これがきっかけで、オウム・インコのことや、彼らのすみかのことなど、みなさんに少しでも興味を持ってもらえれば幸いです。
バッチをもらえた参加者の方は、ぜひオウム・インコDayのことを家族や友達に広めてくださいね。


(藤嶋)



Copyright(C) OMIYA PARK ZOO 2008-2009