違いますよ!
(2016年4月28日)

        
ホロホロチョウ                  シチメンチョウ

「とりたちのらくえん」には様々な鳥たちが暮らしています。
中には皆さんよくご存じの「カルガモ」や「フラミンゴ」、埼玉県の県鳥の「シラコバト」もたくさんいます。
そんな中、たまに聞こえてくる「あの鳥、クリスマスに食べるヤツじゃない?!」との声。・・・ん?!と思い、視線の先を確認してみると、ずんぐりとした水玉模様の鳥。言っている鳥はたぶんシチメンチョウの事かと・・・。残念ながら、目の前を闊歩している鳥はシチメンチョウではなく、ホロホロチョウ。 双方、同じキジ目の鳥ではありますが、野生下ではシチメンチョウは、アメリカ、カナダ南部、メキシコに生息していて、ホロホロチョウはアフリカ大陸に生息しています。また、体の大きさが倍近く違います。シチメンチョウのオスは120cm前後メスはその半分程度で、ホロホロチョウはオスメス共に50cm前後しかありません。

フランスでは、ホロホロチョウをよく食べるそうで、家禽として世界で1番飼育しているそうです。鳥たちの楽園を走り回っているフランス料理の食材。適度な運動をしているから、美味しいカモ?!いや、キジでした。


(藪)




 お風呂タイム
(2015年4月30日)
 
  
 
4月といえば、新生活!!新入りホロホロもフライングケージでの生活に慣れてきた様子で、最近は、先住ホロホロたちに追われる事も少なくなってきたように感じます。
春になり、日も暖かくなって、鳥たちも日光浴をしてリラックスモード。一緒に昼寝をしたいくらい、のどかな毎日です。しかし、先日、暖かい昼下がりに、なにやら1羽バタついている個体がいました。よく見ると、どこかが悪くてバタついている訳ではなく、「砂浴び」をしているだけでした。

砂浴びとは、砂の上で転げまわり体に付いた汚れや虫なんかを落とす行動です。私たち人間は毎日、お風呂に入り体に付いた汚れを落としますが、お風呂に入らない動物たちは、砂浴びや水浴びなどをして体を清潔に保っています。見ている分には、余計に汚しているようにしかみえません・・・。砂に体を少し埋めて体を擦りつけるため、彼らが砂浴びをした場所は、少し窪みが出来ています。
鳥を見るだけでなく、窪みを見つけて誰かが、砂浴びをした痕跡を見つけるのも面白いかもしれませんね!


(藪)




 仲よくケンカしな?!
(2015年2月14日)
 
     
先住ホロホロ               新入りホロホロ
 
フライングケージに新たに8羽のホロホロチョウが仲間入りしました。元々2羽いたので、10羽の群れが完成!!賑やかになり、うまくいけば、雛が観られるかも?!と8羽の検疫中、ひとりワクワクしていました。
8羽をフライングケージに移動したところ、先住の2羽がけたたましく鳴き、両羽を広げ8羽を追いかけ回る。追われた8羽は逃げ回る・・・。実はホロホロチョウは縄張り意識が強いそうで、先住者(先住鳥?)たちはいきなり縄張りに侵入してきた8羽を追い出そうと威嚇したのでした。新入りたちは、移動した先でいきなり威嚇され、パニック。広いフライングケージの中を逃げ惑う。数でいったら、新入りの方が多く強そうに思えるのですが、そこは先住組が幅を利かせています。

10羽の群れには程遠い、2羽と8羽に別れているホロホロチョウたち。追いかけっこをし、違う意味でフライングケージは賑やかになりました。トホホ・・・。


(藪)




ひっそりと息をひそめる仲間
(2011年10月28日)

  


前回、にぎやかに「とりたちのらくえん」を彩ってもらうつもりが、案外藪の中にひそんでなかなか出てこないと書いたのですが、今ではさらに見えにくくなってしまいました。

それはなぜか?
実は3羽いるうちの2羽が卵を抱いているのです。
展示開始当初から1羽はなかなか見ることができす、もしや死んでしまったのではと心配することもあったのですが、ある日よく探してみるとしっかり卵を抱いていました。その数なんと40個を超えていました。
ここまで多くの卵だと全て孵化することはないでしょうが、じきにかわいいヒナが見られるかもしれません。

そんな彼らですが、実はみなさんのけっこう近くにいるんです。ひっそり息をひそめて卵を抱いています。
そっとしておいてほしいので、場所は伏せておきますが、驚かさないように探してみるのも楽しいですよ。


(藤嶋)




にぎやかな仲間
(2011年9月28日)

   

あらたに、仲間加わった「ホロホロチョウ」。
「とりたちのらくえん」にて展示を開始しました。

騒がしい鳴き声が特徴的で、ホロホロチョウという名前は鳴き声から名付けられたとも言われています。
彼らがやってきた「こども動物自然公園」では、大きな声で鳴きながら縦横無尽に走り回っていました。
ですから、これから「とりたちのらくえん」もにぎやかになるかなと想像していました。

しかし、私たちの予想を裏切り、彼らは奥にある藪の中で静かに暮らしはじめました。ときどき、開けた場所にも出てきますが、そのときもそんなに大きな声で鳴くことはありません。
騒がしい印象の彼らですが、サバンナやその周辺の森林で暮らす彼らは、野生でも案外静かに暮らしているのかもしれません。

そんな彼らですが、見かけは水玉模様にホホの赤い肉垂が特徴のおしゃれな姿をしています。
ぜひ探してみてください!


(藤嶋)




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