訃報
(2015年1月30日)
 

 
1月27日にワライカワセミが死亡しました。

2005年に他園から、当園に来ました。当初は、フライングケージで生活し、餌の時間になると、入口の手すりの所で待っていて、その姿から人気者だったワライカワセミ。
その後、シラコバトを搬入するため、キジ舎への引っ越しとなりましたが、上の方の止まり木に止まっていても、餌の時間には下の止まり木に降りてきていました。

ワライカワセミの寿命は約20年ほどだと言われていますが、この個体は1999年生まれの16歳と平均よりも若かったため、惜しまれます。

今までありがとう。そしてお疲れ様。
可愛がってくれた皆さん、ありがとうございました。


(藪)




 え?!予想以上に人気者?
(2014年9月12日)
 
    

先日、当園の公式Facebookに何気なく撮ったワライカワセミの写真を載せたところ皆さんの反応があまりに良く、担当者もびっくりです。確かに、写真自体は割とうまく撮れたとは思いましたが、あそこまでいいね!がのびるとは思いもしませんでした。実は、人気があるのか?ワライカワセミ・・・笑。

※当園の公式Facebookは、ホームページにあるリンクからみることができます。ぜひ、ご覧になってみてくださいね!


(
滝澤)




再びの引っ越し。
(2012年1月31日)

 

「とりたちのらくえん」から「キジ舎」へ引っ越しをしました。
以前は、春の繁殖シーズンだけでしたが、今回は正式に引っ越しをすることになりました。
なぜかというと、昨年「とりたちのらくえん」にシラコバトが仲間入りしたためです。ワライカワセミはシラコバトの繁殖に影響を与えてしまいます。肉食のワライカワセミにとってハトたちのヒナは食事になりかねません。

広い「とりたちのらくえん」の中を飛び回る姿は見られなくなってしまいましたが、これからは動物園の前の児童遊園を見渡して大きな声で鳴いてくれることでしょう。


(藤嶋)




帰ってきました!
(2009年8月15日)

 

繁殖シーズンも一段落した「とりたちのらくえん」に戻ってきたのは8月1日です。
引越し後、残念ながら繁殖した鳥はいませんでした。
しかし、今回のことを通して動物たちの食う食われるといった連鎖の関係を伝えるいいきっかけになったかなと思っています。

再び、広いこの場所に戻されてすぐに慣れるかなと心配もしたのですが、そんな心配は無用で広いケージの中を縦横無尽に飛び回っています。
緑の茂った中で見つけるのは大変なのですが、餌の時間にはしっかり飛んできます。

みなさんも探すのは大変かもしれませんが、のびのびと飛び回っている姿を見に来てください。


(藤嶋)




引越し
(2009年5月20日)




「とりたちのらくえん」の人気者、ワライカワセミが引越しをしました。
といっても、他の動物園に行ったわけではなく、園内での引越しです。
これからしばらくは、アメリカアカリスのとなりの部屋での展示になります。

ワライカワセミは野生では小動物(ネズミやトカゲ)を捕まえて生活している肉食の鳥です。
動物園でも餌にネズミやヒヨコを与えています。


ところで、今の時期は鳥たちにとって恋の季節、繁殖のシーズンを迎えています。
「とりたちのらくえん」の中の鳥たちも例外ではありません。
これから、かわいいヒナがヨチヨチ歩く姿が見られるかもしれません。

突然、こんな話を書いた理由はみなさんにはもうおわかりですよね?
ワライカワセミが、うまれてきたほかの鳥のヒナを食べてしまう可能性があるのです。
このような理由から、今回の引越しとなりました。


間近でワライカワセミが見られるということで、たびたび来園してくださる方々も多いのですが、新しくうまれてくる命のことを考えて、やむなく展示場所の移動という決断をしました。
これからしばらくは網ごしでしか見ることができませんが、ご理解いただけますようよろしくお願いします。

一見、みんな仲良く暮らしている「とりたちのらくえん」ですが、実際は絶妙なバランスで成り立っているのです。


(藤嶋)





 

いっちゃった。。。
(2008年10月12日)


 

「飼育係のキーパズートーク」をおこなったときのことです。
当園のワライカワセミは人工で育てられた個体で、人によく馴れています。
餌の時間に飼育係がくると飛んで後をついてきます。

間近で観察しながら話ができるので、少し餌をがまんしてもらって話をはじめました。
どこに住んでいるとか、どんなものを食べるとか話をすすめていきます。
5分ほど話をして、待ちきれない様子だったので、話の途中でしたが餌を1つあげました。
その餌を奪うようにくわえると、フライングゲージの1番奥にスーっと飛び去ってしまいました。。。
もう姿は見えません。

普段は、近くの木に止まってそこで食べ、2個目の餌をもらいにくるのですが、その日に限ってもう近づいてきませんでした。
話の張本人が見えないまま、冷や汗いっぱいで先ほどの話の続きをしたのでした。

動物が相手だと思いがけないことがたくさんあるんです。

(藤嶋)




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