まっすぐよりも
(2020年5月7日)
 3月の樹木伐採で出た山盛りのカシの枝。おやつの様子はFacebookでもご紹介していましたが、枝はおやつだけではなく、ほかの場所でも活躍しています。

 ニホンキジの展示場では、新しい止まり木として活用しました。
 これまでは木材だった止まり木。
           
これでも十分なのですが、見ていてちょっと違和感がありませんか?自然界にまっすぐ横に同じ太さで伸びている木というのはなかなかないので、なんだか人工的で、動物とミスマッチでした。動物からすると、まっすぐの方が止まりやすいし、楽なのかもしれません。

でも枝の太さや角度が違っても、居心地のいい場所をみつけてしっかりバランスをとれるのが野生動物です。そんなわけで実は前から、良さそうな枝が出たらここに使おうと狙っていたんです。

              

どうでしょうか。見た目も、このほうがしっくりきませんか?

とっても些細なことで、気が付くかたは少ないかもしれませんがみなさんの目にもしっくりきてもらえたらうれしいです。

 毎日動物たちにおやつとして与えてきた枝もそろそろ底をつきます。葉の色がくすみ、新鮮さがなくなったため、おやつとしては人気がなくなってきましたが、枝を使ってもうひと仕事できそうです。

(齊藤)




 新入り
(2015年2月14日)
 
  
           ニホンキジ                     コウライキジ
 
 
キジ舎に新たに仲間入りしました!!
日本の国鳥であり、1万円札にも描かれており、桃太郎のお供で鬼ヶ島に鬼退治にも行っている。最近では、某携帯会社のCMにも出てきますね。

キジは北海道と対馬以外の山地〜平地の林、農耕地などの明るい草地に生息しています。また、国鳥ではあるものの、東京都以外では、狩猟対象となっていて、食べても良いそう。ずんぐりとした体つきですが、さすが、キジ!オスの体色は光沢のある緑や青、紫と、それはそれは見事な美しさ。繁殖期になると、目の周りの赤い肉腫が大きくなり、攻撃的になります。メスはというと体色は茶色で地味ではあるものの、羽の模様が美しい。
現在、当園のペアはどちらかというと、メスのほうが強そうです。

ここで1つ、裏話(?)。桃太郎の絵本に描かれているキジ。物によってはニホンキジではなく、コウライキジの場合があるのをご存じですか?コウライキジは首の所に白いラインが1周入っているんです。ニホンキジには入っていません。お家にある本の挿絵を確認してみて下さい!!ニホンキジが描かれていますか??


(藪)



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