催促の顔
(2013年1月29日)
  


動物園を入るとすぐ左手にキジ舎があります。キジ舎と言ってもキジの仲間だけではなく、ワライカワセミやリスも並んでいるのですが、その一番奥にタマシャモはいます。埼玉の地鶏でシャモから品種改良されています。
シャモと言えば思い出すのはどうしても闘鶏です。さぞかし気性の激しいトリだとお思いでしょうが、ここのタマシャモたちは違います。特にオスは大変おとなしく一年中おだやかです。トリのなかにはいつもはおとなしくても、繁殖のシーズンだけ人が、いいえトリがかわったようになる種類はたくさんあります。っが、このオスはなかなかジェントルマンです。


毎日の作業は出勤の都合で順番が変わります。ですから、毎日ではありませんが私がやってる日はどうしてもキジ舎が最後になってしまいます。手前から順番に掃除をし、餌を入れていくのでタマシャモは本当に最後です。隣の部屋の掃除に入っている時はもう大変!網の向こうで右往左往。足は出る手は…でないか。ともかく大騒ぎ!でも、タマシャモの部屋に入ると掃除の邪魔はするけれど、ひたすら待ってる。待ってる。待ってる。で、一斉に食べる。
水飲み用のおけを枠の中に入れておかないと、あっというまにひっくりかえされてしまう足技の持ち主ですが、それが、人間に使われることはないようです。


(小)




3羽のメスたち
(2009年9月18日)



タマシャモは旧埼玉県養鶏試験場(現 埼玉県農林総合研究センター 畜産研究所)で、シャモなどをもとに品種改良して作られた、埼玉県の地鶏です。
その肉はコクと歯ごたえがあり、美味なんです。
今までオスだけを飼育していましたが、今回メスが3羽やってきました。

シャモは漢字で「軍鶏」と書き、他のニワトリよりも体が大きく、オスはとても気が荒いです。
当園のシャモも例外ではなく掃除をするために、舎内に入ると首の羽を逆立てて、蹴りを入れてくるほど……(T。T)
なかなかのキック力があり、何度「いつか食べてやる(`へ´)」と思ったことか!!
今回そんなシャモが増える事になって…。

しかし、来てびっくりw(@O@)w オスに比べてメスは大人しかった!!気の荒いオスと大人しいメス。
目立たない場所にいますが、体の色がとてもきれいなタマシャモを探してみてください(^^)ノシ
また、よく見てみると3羽のメスは色が微妙に違い、見分ける事ができます。


(藪)




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