なぜそこにいるのか (2014年2月28日) |
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動物園の中に招かざるお客さんがいることがあります。しかも、人に邪魔されずゆっくりお昼寝していたりします。あちらこちらで見かけるのですが、ここにいることが多いような気がしていました。カピバラの放飼場とタンチョウの間です。人が通らず、陽がよく当たり気持ちがよいのかと思っていましたが、もっと、現実的な理由が判明しました。 タンチョウには餌としてアジを使っています。それを、鳥たちはくちばしでくわえて振り回したり、つついたりして小さくして食べます。その時に小さくなった魚のかけらが網を通り越してとんでくるのです。いつからそこで魚が食べられることを学んだのかはわかりませんが、おいしいことがあると、覚えがよくなるのは人だけではありませんね。 (小) |
引き続き引越しの話 (2013年7月13日) |
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仮住まい (2013年5月14日) |
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目玉おやじ (2013年2月15日) |
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タンチョウはその名の通り頭のてっぺんの赤がたいへん目立ちます。遠くから見たのではわかりませんが、あの赤いところは皮膚です。赤いところの大きい方がオスですので、2羽いる部屋で見比べてください。また、鳴いていたら声をよく聞いてください。「コー」と一声鳴くのがオスで「カッカッ」と二声答えるのがメスです。 この2羽はもう永いことペアでおなじ餌箱から仲良く餌を食べるのですが、いつも見ていて不思議なことがあります。タンチョウは野生では昆虫や魚や穀物など色々なものを食べています。でも動物園では全部を用意できないので、穀物やペレット(ツル用の固形飼料)とアジを使っています。そのアジの食べ方がおもしろいのです。メスは一匹づつくわえてすこし離れたところへ持っていって食べます。ところがオスは、餌箱のそばで全部の目玉をつついて食べてしまうのです。その後は気分しだい。続けて身の部分を食べることもあれば、食事中のメスをそばで見守っているときもあります。 たくさんのツルを飼育したわけではないのでわかりませんが、この子、ちょっと変わってますよね? (小) |
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