訃報
(2009年6月29日)



2009年6月27日に当園のホンドタヌキが死亡しました。
5月の終わり頃から徐々に食欲が落ちてきて、今月の下旬にはヒヨコを口にする程度になっていました。投薬などをおこなってきたのですが、27日の朝に担当者が見回りに行ったときには息を引き取っていました。
詳しい年齢は不明なのですが、当園の記録を読み返してみると少なくても8才は超えている個体でした。
タヌキの寿命は5年から8年程度ともいわれており、そういった意味では天寿を全うしたのかもしれません。

昨年夏には実習に来た学生に展示場のリニューアルをしたりしてできるだけ快適に過ごせるように工夫してきました。
動物園での生活に満足してくれたかどうかはっきりはわかりませんが、たくさんのみなさんがタヌキを見たり興味を持つきっかけになってくれた個体だと思っています。
長い間、彼を見守ってくださったみなさん、本当にありがとうございました。


(担当 藤嶋)




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