埼玉県こども動物自然公園

雨にも負けず、暑さにも負けず

山崎飼育係

2022年6月15日

暑い日が多いですね。雨の日も多いですね。雨上がり虹がでないかなと思ってしまう今日この頃です。
私は昨年の10月から主にカピバラとベネットアカクビワラビーを担当しています。今回は温泉に入っているイメージが強いカピバラたちが、今の時期どのように過ごしているのかをお伝えしていきたいと思います。

野生のカピバラは、年間を通して気温が高い南米のアマゾン川流域などに生息していますが、暑さは苦手なようです。そのため、暑さと上手に付き合いながら1日を過ごします。朝や夕方の涼しい時間に餌を探し周り、日中の暑い時間帯は日陰で休んだり、水に入り暑さをしのいでいます。

のんびり過ごすカピバラ
動物園のカピバラ
池で泳いでいます
暑い日は池に入ることも

先ほど水に入って暑さを乗り切るとお伝えしましたが、カピバラにとって水は他にも重要な役割を持っています。それは、排泄や交尾、また逃げるための場所であったりもします。カピバラは、目、耳、鼻が一直線上にあるため、水中でも周りを観察することができます。また、指と指の間に水かきがついているため、天敵であるジャガーやワニなどに襲われた時は素早く泳いで逃げることができます。このように、カピバラは水中で活動するのに適した体のつくりをしています。

そんなカピバラですが、同じ水でも雨は苦手なようです。朝、放飼場に出すとき雨が降っていると走って放飼場へ向かい、餌を食べ終えるとすぐに屋根がある場所で身を寄せ合って雨宿りをしています。

雨宿り中のカピバラ
身を寄せ合って雨宿り

そして、今回雨が苦手なカピバラたちにこれからの梅雨の時期を元気に過ごしてもらうために小屋を新しくしました‼
小屋を作るのは初めてだったので完成した時は少し感動してしまいました。これからたくさん使ってくれたらうれしいです。

今までの小屋
今まで使っていた小屋
新しく作成した小屋
新しく作った小屋

カピバラを日々観察していると不思議に思うことばかりでとても面白いです。
みなさんも動物たちの行動をじっくり観察してみると新しい発見があるかもしれないですよ。

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東松山市岩殿554

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