埼玉県こども動物自然公園

文章で伝える

2023年9月22日

みなさんは今年の夏休みや先日の3連休はどこかに遊びに行きましたか?
久しぶりに遠出を満喫した方もいるかと思います。私はいくつかの博物館で開催していた夏休み限定の企画展に行ってきました。
生き物たちの一部に焦点を当ててまとめることで、それぞれの特徴が際立っていてとても面白かったです。また、生き物の生態や環境についての解説文に書き方がとても参考になりました。
例えば、同じ内容のパネルに「書き言葉」で詳しく書かれている文章の下に「話し言葉」で書いてあるイラストと漢字にルビを振った文章がありました。この工夫で、大人から子供までわかりやすい展示になっていました。

大人から子供までわかるパネル イメージ

また、生き物の糞を題材にした展示で「糞」を「うんち」と表現していました。様々な呼び方がある中で『親しみを込めて「うんち」の表記にしている』といった用語の説明があり、制作者が私たちに展示の内容を身近に感じてほしいというメッセージのようで、素敵な言葉選びだなと思いました。

情報発信としてSNSで伝えることも多くなりましたが、こちらは短い文章でわかりやすいようにするにはどうすればいいのか悩みながら更新しています。例えば、「カンムリコサイチョウが私のことをみていました」より「カンムリコサイチョウが不思議そうに私のことをじっとみていました」の方がカンムリコサイチョウの雰囲気が伝わりやすいのかな?といった感じです。情報発信の各媒体で利用者の年齢層も異なるので、どこがポイントになるのかまだまだ勉強しないといけないなと思っています。

こちらを見つめるカンムリコサイチョウ

生き物のことを伝えるとき、生き物がいる場所で直接お話ができる時は、相手の反応をみて伝わっているのか確認がしやすいですし、わからないことがあればその場で質問してもらえます。何よりも主役の生き物がみなさんの心を惹きつけてくれます。
ポスターなどの文章で伝える時には反応がわかりにくいので不安に思うことも多いですが、この夏の経験が文章で伝えることのヒントを貰えました。「好きな生き物たちのことをもっといろんな人に知って欲しい!」という思いを原動力にこれからも文章を考えていきたいと思います。

齊藤飼育係より

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