動物園の出来事などを紹介します。



2009年までの記事はこちら

2013年までの記事はこちら


 寒くなるまでには
(2020年10月6日)
 

 臨時閉園中、フサオマキザルとブラウンケナガクモザルの展示場に消防ホースで作ったハンモックとフィーダーを設置しました。

      

フサオマキザル のカンペイは、フィーダーにはすぐに興味をもち(おやつが隠してあるので)数日で慣れてくれましたが、ハンモックはまだこわいのか、心地がよくないのか、あまり使ってくれません。

 

ブラウンケナガクモザルはというと、最年少のバジェナが一番にハンモックにのるようになりました。大人たちは用心深く、こちらも人気がないようです。

 

彼らの展示場には、もともと休む台が他にもあるのですが、これは鉄で作られています。サルの力の強さや、清潔感を考えると、頑丈でいいのですが、真夏は日差しであたためられればやけどをしてしまうくらい熱くなってしまいます。そして真冬はとても冷たくなります。そうすると、冬の間乾燥と冷たさでサルたちの手のひらが荒れてしまうんです。

 

消防ホースのハンモックなら、真夏も真冬も、安心、というのが私の狙いでした。

 …が、なかなか思い通りにはいかないのが動物です。 新しく、しかもかなり大きなものなので、慣れるまでに時間がかかるのは想定内。

 凍ってしまうような寒さになる前に、ちょっと試しにつかってみてほしいなぁ?と思う今日この頃です。

(齊藤)



 あなたのお気に入りのサルは?
(2020年8月22日)
   
 

 少し前に、シシオザル、フサオマキザル 、ブラウンケナガクモザルの紹介パネルをあたらしくしました。

気になるあの子やガラスの前にきてくれたこの子はいったいどのサルかな?というときにぜひ活用してください。

 

サルの個体識別って結構難しいですよね。みんな同じ顔にみえるし、動きもはやくてすぐに見失ってしまいます。

 

紹介パネルには全頭の顔写真を並べているので何時間でも、見比べられますよ。見分けるポイントも、書き込んでいます。どなたでもきっと見分けられるはずです。

 

お気に入りのサルを探してみてくださいね。

(齊藤)




 恵みの雨
(2020年7月2日)
  おかげさまで動物園は無事に再開園いたしました。一方通行、フライングゲージの通行禁止などの特別ルールが設けられ、みなさまにはご不便をおかけしているところかと思います。いつもならフライングケージ内を通ってゴール!となる方々も、強制的にキジ舎まわりでゴールをしなければなりませんので、キジ舎の通りはいつもより、人通りが多くなっていて、担当としてはうれしい限りです。

以前からご覧いただいていた方はもしかしたらもうお気づきかもしれませんが、実は先日キジ舎(奥側)は大々的な工事を行いました。

というのも、キジ舎(オーストラリアガマグチヨタカからヨーロッパノスリまでの並び)は、いままで展示場内全て屋根付きでした。一見動物には優しいつくりのように思われるかもしれませんが、これがすごく厄介だったのです。

 まず、雨が降らないので展示場は砂漠状態でホコリまみれ。水を撒いても効果なし。展示場内の植物も動物も土埃の中で真っ黒です。また、屋根があることで十分な光も入ってきません。日光は動物や植物が健康に生きていくために欠かせない栄養です。植木は日光を求めて天井の柵を突き破り屋根から上に向かってのび放題でした。見栄えも悪く、動物たちにとってもいい環境とはいえませんでした。 

そこで、お日様や雨が当たる場所をつくるため、プロの方に屋根を半分切ってもらいました。


(それに伴い、もともと半面を使って飼育していたアナホリフクロウは、仕切りの板をとり、全面を展示場にしました。)

 

 工事の次の日大雨が降り、展示場をみにいくとホコリだらけだった葉っぱはピカピカに輝いて、地面には雨が染み込んで動物もいきいきしたようにみえました。恵みの雨でした。

  

さらに数日後、地面から植物が芽吹き、去年植えたミニパンパスグラスやユーカリや、ネズミモチなどの植木もぐんぐん伸びていき、展示場もなんだかキレイに。光もしっかり入ってきます。

 葉っぱのホコリを一枚ずつタオルで拭いたり、雨の日にも関係なく植木の水やりをしたり、ふやけることのないフンをヘラでとっていた日々を思うと、私は胸がいっぱいです。

   

 梅雨時でなかなかパッとしないお天気が続いておりますが、キジ舎の動植物と私にとっては、十数年の間に溜まったホコリやよごれを落としてくれる恵みの雨となっています。


 

一方通行でキジ舎の通行を余儀なくされたみなさまには、ここも意外といいじゃん!と思っていただけると、幸いです。

(齊藤)



 プチリニューアル計画進行中。
(2020年6月18日)
 

赴任して以来ずっと気がかりだった、正門前のウェルカムボード、イベント看板、そして種別ラベル、種別ラベルを貼っている台のリニューアルがようやく終わりました。

実はかなり前から取り組んではいたのですが、なかなか作業が進まずにおりました。

イベントが中止になり、長期の休園が決まり、足踏みをしていた看板リニューアルがとてつもない速さで進みだし、実習生の力も借りながらつい先日やっと設置まで終えました。

お客様をお迎えするのが楽しみです。
(齊藤)



 動物園の休園日
(2020年4月22日)
   
 

長い長い休園日がつづいています。おかげさまで動物もスタッフも元気に過ごしておりますが、みなさんはいかがおすごしでしょうか。

休園日といえば、飼育係はいったい何をしているんだろう。とか、最低人数を残し、休んでいるはず。と思われがちなこの職業。しかし、実際はその真逆で、休園日こそ普段はできない大仕事を片付けるべく、大忙しで働いています。

この1か月をふりかえると、巣箱作りや看板製作、ラベルリニューアル、動物の新しい遊具の製作、止まり木の交換…などなどおどろくようなスピードで様々なお仕事に取り掛かることができました。しかしそれもやっぱりお客さんあってのモチベーション。早くみていただきたいな、と思う日々です。

開園する日がいつになるのか、まだまだ先は見えませんが、1日1日を大切に、この貴重な期間を無駄にしないように、できることをひとつずつやっていきたいと思います。

 

取り組んだことはFacebookでも紹介していきますので、ぜひご覧ください。

(齊藤)



 開催中!!
(2020年2月28日)

動物園では1月1日から、期間限定のスタンプラリーを開催しています。

今年のテーマは「どっちかな?オスとメス」。その名の通り、オスとメスの見分けかたをご紹介しています。からだの色や大きさ、特徴からすぐに判断できる動物、見た目では判断できずにDNA検査が必要になる動物、性別が変わるものや雌雄両方の特徴を兼ね備えている動物も登場します。スタンプラリーの製作はとっても大変なのですが、調べていくうちにいろいろなことを学べるので、やりがいも大きいです。

お子様の参加が目立ちますが、内容をがっつり熟読してくださる大人の方も大歓迎ですので、どなたでも遠慮せずに参加してください。

イベントは5月頃までを予定していますが、スタンプラリー用紙がなくなり次第終了です。大人もこどもも雌雄判別博士になってまわりのひとに教えにいこう!

(齊藤)



 チューもくの的
(2020年1月15日)
 
  年が明けると注目が集まる干支の動物。

今年の干支は子。

そのせいか定かではありませんが、いつもより注目を浴びていたのがハツカネズミ。

以前からドキドキコンタクトには出ており、意外な人気を発揮していましたが、今年は大人からの注目度が上がっている気がします。

ハツカネズミを見て、特に大人の人は「え…、ネズミ?」というちょっと引いているような反応がありましたが、今年は「あー、ネズミ年だからか!」という納得の反応。

ネズミ年ということで、意識してドキドキコンタクトに出しているのでその通りとしか言いようがないのですが…。

ネズミに対して悪いイメージを持っている人でも、今年の主役となればそのイメージも少し違うようです。

よく見ると、小さな体につぶらな瞳で可愛いです。あんまり興味がなかった人も、これを機によく見てみたらその可愛にハマってしまうかも。

 (田村)



 季節限定
(2019年11月29日)
  落ち葉の絨毯の季節になりましたね。大人になっても上を歩くだけでたのしい気分になれる落ち葉、実は動物たちにとっては冬のマストアイテムなんですよ。動物園では、落葉がはじまると動物たちのためにせっせと落ち葉を集めてきて、冬の間つきることのないようにたくわえます。

当園の場合は、毎日大宮公園全体のお掃除を担当してくれている方々が、公園内に落ちている葉の中から動物のために暖かそうなものを選んで、しっかりと乾かしてフカフカにしてから、袋に詰めて動物園に運んできてくれています。そんなこだわりと愛が詰まった落ち葉を使うのは、キジ舎の鳥たちや、リス、アナグマやカピバラなどです。
         

使い方は様々で、あたたかいベットとしてはもちろん、潜ったり、食べたり、中にいる虫を探したり…。そんなふうに過ごしているうちに落ち葉もすぐに粉々になってしまうので、おかわりを何回も何回も投入してフカフカを維持しています。季節限定の落ち葉を動物たちがどんなふうに楽しんでいるのか、ぜひ観察してみてください。

(齊藤)



 食欲の秋
(2019年10月30日)

食欲の秋ですね。

ありがたいことに動物園には日々たくさんの差し入れが届くので、いただいた旬のくだものや野菜をみては、季節を感じてほっこりしています。中でもこのシーズンは毎日のようにたくさんのどんぐりが届くので、多くの方々に応援されているんだなぁといつも以上にしあわせな気持ちになっています。



今回は秋の味覚を楽しむ動物たちをちょこっとだけご紹介いたします。




<ニホンリス>

大宮公園事務所の裏にある栗の木から落ちてくる栗は、職員がそっと拾ってくるスペシャルなごちそうです。1日に数個あるかないかの限定品。リスたちも取っ組み合いになりながら栗争奪戦を繰り広げます。風が強かった日の翌日はたくさんとれて、埋めたり、掘ったり、それぞれおもいおもいに栗を楽しんでいます。

 


<アカハナグマ>

柿を食べるアカハナグマのイグアス。アカハナグマは南米に生息する動物です。柿といえば日本では親しみのある果物ですが、南米の血が流れる彼らのお口に合うなんて。なんともいえないミスマッチなツーショットです。

 

<ツキノワグマ>

大きなクマに小さなどんぐり。ぺろりと丸ごと食べてしまうかと思いきや、ちゃんと殻はむいて中身だけ食べます。森でどんぐりが不作な年は、ツキノワグマが里に出没する頻度が高くなるそうです。クマにとってどんぐりはこの時期欠かせない食糧なんですね。どんぐりを拾ったら、ぜひどんぐりポストまでお届けください。

 

いかがでしたか。私たち人間にとっても秋はおいしいものがたくさんありますが、動物も、冬に向けてからだに栄養を蓄える大事な時期です。タイミングがよければ、秋の味覚を楽しむ動物の姿をご覧になれるかもしれません。ぜひ注目してみてください。
(齊藤)




 がんばれ1年生
(2019年4月16日)

 

ピカピカの新年度が始まりました。全国の1年生のみなさん、元気にすごしていますか? 私も今年度から大宮公園小動物園に仲間入りした“1年生です。新しい出会いにワクワクドキドキの春ですね。

とはいえ、1年生に限らず、春は季節の変わり目と環境の変化でややお疲れモードの方も多いのではないでしょうか。実は私もその1人、担当動物はもちろん、担当の動物園まで変わってしまうと、新しく覚えることが盛りだくさんで、毎日パンクしながら過ごしています。そんな余裕の無さから、先週はニホンザルの池にお尻からジャボーン、今週はジュズカケバトの餌台に頭を強打しタンコブが…。慣れない獣舎や道具に苦戦中です。そんな日々の中での癒しといえば、やはり動物です。はじめて担当する動物の観察は、新しい発見ばかりでおもしろく、ついつい見入ってしまいます。動物や自然には、人々を癒すだけでなくモチベーションアップや生産性を上げる効果があるといわれているそうです。新年度、ちょっと一息つきたいな〜、癒されたいな〜と感じているみなさま、動物園に足を運んでみてはいかがでしょうか。私も動物たちに癒されつつ、これからもいきいきした彼らの姿を来園者の方々に感じていただけるよう、精一杯がんばっていきたいと思います。みなさまのご来園お待ちしております。

(齊藤)




 花便り2019
(2019年3月25日)
 
   
 
昨年より一日早い3月21日に開花宣言をした大宮公園。まだまだ蕾が多いですが、屋台の準備が着々と進んでいます。暖かい日が続いているので早く満開になりそうです。
桜の花びらが散るとサルたちが大喜びで花びらを食べます。とても微笑ましいです。ぜひ春の動物園にも遊びにきて下さい、お待ちしております。

(清水)



大雪
(2018年2月15日)
  
  

1月中旬の大雪の降った日、当日の朝の天気予報では、さいたま市では、お昼頃から降り出し、積雪は5cm程度だという事だったのに、実際は、11時前から降り出し、積雪は20cm以上・・・。予報は大外れ!!!!
雪が降り出すと動物達は、寝室に帰って籠っていたり、ヒーターの前で暖を取ったり、仲間たちと身を寄せ合って寒さを凌いでいました。一方、飼育係たちはというと暖かい室内でヌクヌク。なんて事は無く、園内で、積もった雪で凍りつきそうな所に塩化カルシウムを撒いたり、通路の雪かきをしたりと、いつも以上に外で作業をしていました。休園日だったため、いつもより早めに動物たちは収容し、私たちも早めに作業を終え、帰途に着きました。翌朝、雪は止んだものの、園内は白銀の世界。ニホンザル展示場の前の松の大枝は、雪の重みに耐えきれず、ぼっきりと折れていました。とりあえず、他に異常がないか確認し、朝の作業へ。
雪に手を伸ばし、遊ぶもの。雪を食べるもの。雪の冷たさに震えるもの。寒くて寝箱から出てこないものと様々な反応を見せる動物達。一方私たちは、動物達の餌を抱え雪を掻き分け、新雪の降り積もった通路を進み、朝の給餌と獣舎の掃除。来園者の通路の確保もままならないため、臨時休園にし、公園事務所の方たちの応援もあり、できる範囲で雪掻きをして人が1人通れる程度の通路の確保ができました。やり始めは、手足が冷えてかじかんでいましたが、終わるころには、汗を掻く程でした。 その翌日も、臨時休園となってしまった今回の大雪。普段雪に慣れていないと、こうも大変なんだと身に染み、そして、腰痛と筋肉痛の痛みに苦しみました・・


(藪)



 苦戦!ただ今準備中・・・
(2017年10月12)
 
           

みなさんこんにちは。早いものでいつの間にか季節は秋に変わりました。

さて、動物園の飼育員は毎日動物のお世話をしますが、実はお世話だけでなく展示場に新しいおもちゃを作ったり、展示物を作成したりもしています。
動物園には色々な説明書きがたくさんありますよね?当園にもたくさんありますが、何か物足りない…(私だけかもしれませんが)。「そうだ、イラストを入れちゃおう!!」と思い、現在ちょこちょこイラストを描いています。しかし、動物を描くというのはやはり難しいもので、わたくし現在苦戦中でございます。
ちなみに今完成しているイラストは自分の名刺にも使っています。我ながらいいできだと思っています。
そろそろ1つ展示できたらな〜と考えている、お絵かき大好きな飼育員でした。


(清水)



 花便り2017
(2017年3月30日)
 
  
 
昨年と同じ3月22日に開花宣言をした大宮公園。例年は開花宣言がでると、すぐに満開になり、10日前後で散ってしまう感じですが、今年は、開花した後に気温が下がる「花冷え」があったために、よく日の当たる広場の桜でも、まだ5〜6分咲き程度。動物園のサル舎の裏の桜は、ようやく咲き始めたようです。もう少しすると、1年のうちで、この時期限定のサルたちの桜の花びらを食べる姿や桜吹雪の中の姿が観察できるかと思います。
ポカポカと暖かい日も増えてきましたし、公園内には屋台も出て、賑わいを見せています。ぜひ動物園にも遊びにきて下さいね。


(藪)



 花便り2017
(2017年3月15日)
 
  


暖かく心地の良い日が増え、動物達も日向ぼっこを楽しんでいる姿を目にする事が増えてきました。

さてさて、そろそろ桜の開花も気になってくる頃ではないでしょうか?紅梅はお正月には咲き、良い香りを漂わせ、白梅は少し遅れて咲いていました。桜はというと・・・だいぶ蕾は膨らんできていますが、まだちょっと硬そう。開花予想を見る限りでは、平年なみですが、去年よりはちょっと遅くなりそうです。

♪梅は咲いたか桜はまだかいなぁ〜 なんて歌でも歌って、桜の開花を待つとしましょうか。


(藪)



 花便り2016
(2016年4月15日)
 
 

サクラも散りお花見の時の賑わいも無くなり、大宮公園にも普段の静けさが戻ってきました。ありがたい事に、公園だけでなく、動物園も多くの来園者で賑わいました。

サクラを見るために上ばかり向いていましたが、ふと視線を下へ向けると足元にもタンポポやナズナ、名も知らない小さな花が咲いていました。春の花はサクラだけではありませんでしたね。上ばかり見ず、下にも注目すべき事柄はたくさんある事に気付きました。
ぽかぽかと暖かい日が増えてきました。外出するにも良い気候です。春を感じにお出掛けしてみてはいかがでしょう?


(藪)



 花便り2016
(2016年3月31日)
 
        

月22日に大宮公園も桜の開花宣言をし、だんだんと春らしくなってきました。良い季節になってきましたね!桜だけではなく、大宮公園内には様々な花が咲きはじめています。モクレンやハクモクレン。ハナモモなんかも花がほころんできています。

お散歩するにもポカポカとして、良い気候となってきました。花だけではなく、虫たちもの活動も活発になって来ています。

春は出会いの季節。お散歩がてら、芽吹いた植物や飛び回る虫。小動物園の動物たちに会いに来てはいかがでしょうか?


(藪)




 花便り2016 〜桜〜
(2016年3月15日)
 
  

年末頃には咲き始めていた紅梅。それに負けじと桜も早く咲くかな?と思っていましたが、年末の頃よりも寒く感じる今日この頃。
一説によると、桜は一度寒くなってから暖かくならないと開花の準備が始まらないそう。そう聞くと、何だか寒い冬を耐え忍んで、暖かい春を教えてくれているようで、健気な花だとは思いませんか?
今年の大宮公園の桜の開花予想は例年と同じくらいの3月下旬頃らしいです。

本日(3/15)撮った桜の蕾。徐々に膨らんできてはいますが、開花するには、まだ固そうです。皆さんに開花をいち早くお知らせできるように、しばらく桜の蕾とにらめっこする日々が続きそうです・・・(笑)


(藪)



 花便り2016 〜紅梅〜
(2016年1月15日)
 
  
 

いつもは2月頃に咲く紅梅が、今年は既に咲いています。

どうやら、年末には咲き始めていたようです。う〜ん。スキー場に雪も降らないし、獣舎の掃除中に手がかじかむ事も、寒くてつま先の感覚がなくなる事もまだないなぁ。と考えると、やっぱり今年の冬は暖かいのかも。個人的に寒いのは嫌だけど、やっぱり冬は寒くなきゃ!コタツのぬくもりやスノーレジャーの楽しみや、春の陽気の暖かさや、ポカポカしてウトウトする幸せさが半減してしまう気がします。

これから寒くなってくるのか、それとも、それ程寒くならずに、春になるのか・・・?

白梅や桜はまだ蕾は固そうですが、今年のお花見は早まりそうな気がします。皆さん。今からお花見の準備しときます?!


(藪)



活発に活動中!!
(2015年8月14日)
 
          
 
毎日暑い日が続き、汗がダラダラ。セミの声を聞くと暑さが倍増する感覚さえあります。
でも、このセミだって幼虫の時3年〜17年(種類によって異なります。)もの長い間、地中で暮らしやっと外に出て成虫になったと思ったら、1か月もせずに寿命。わずかな成虫の間に、異性を見つけ子孫を残すために、必死にアピールしている。と思えば、少しは鳴き声にイライラするのもなくなりそう・・・?!
他にも、アリは冬に向けて自分より大きな餌をせっせと行列を作って運んでいたり、クモだってエサを捕るために作った巣を壊されても、すぐに作り直す。刺されるとイヤ〜なカだって、卵に必要なタンパク質を得るために血を吸う。
これらは私たち人間からすれば、嫌な行為だったりする事がありますが、虫にとったら、生きていく上でとても大切で意味のある行為なのです。
「害虫」なんて言葉がありますが、「人にとって、都合の悪い虫」であって、この世の中に害虫という名の虫はいません。嫌いな人も多いかもしれませんが、よ〜く観察してみると、なかなか可愛らしい顔や仕草をする事も!
夏は、虫の活動が活発になっています。童心に返って、虫とり網片手に昆虫採集し、観察してみてはいかがでしょう?!小さな虫から大きな発見があるかもしれませんよ!


(藪)



 花便り2015 〜アジサイ〜
(2015年5月31日)
 
  
 
早いもので、もう6月。6月といえば、梅雨の季節ですね。梅雨はジメジメしていて、洗濯物は乾かないし、カビも生えやすい。良いことない・・・。祝日もない・・・。でもそんな季節ですが、この時期にきれいな花を咲かせるアジサイが当園のフライングケージでも見頃をむかえています。

アジサイは元々、日本原産の花だそうです。アジサイの花ことばの1つに「移り気」というものがあります。これは、1つのアジサイの花の色が日々、変化していく様からついたものだと言われています。黄色から徐々に青くなっていく様を見て、そんな花ことばをつけるだなんて・・・。なかなかロマンチックだと思いませんか?そんな感性が微塵もない私は、アジサイを見ると必ず、和菓子の練りきりが無性に食べたくなる「花より団子」を地で行く飼育係なのです・・・。


(藪)



 スパイ?!
(2015年5月14日)
 
  
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動物園の飼育係の仕事は動物のお世話をする事。では、休日は何をしているでしょうか?

毎日、毎日動物を見ているので、休みの日くらい別の事をしている。もちろんそうですが、実は、休日を利用して、他の動物園や水族館に「お客さん」として行くことがあります。ただし、皆さんとちょっと違う点があります。

皆さんは動物園に行く時、必ず動物を見にいきますよね?写真を撮るのは動物や家族や一緒に行った人。飼育係も動物を見ます。しかし、撮った写真を見返すと、動物が映っていない写真がたくさんあります。それは何かというと、看板や動物のいる獣舎。
看板は担当者の手描きのものがあったり、ハンズオンであったり。獣舎では、どんな見せ方や動物が飽きないための工夫がされているか?などをみて、真似できるものは真似してみたり、この前行った園のあれをこうしてみよう!!と良い所を「盗んで」います。

あながち気分はジェームス・ボンド??
ンなわきゃ〜ない(^。^;)


(藪)



 花便り2015 〜桜〜
(2015年3月31日)
 
                 
  サル舎の後ろの桜も満開          夜桜も昼とは違う美しさ!
 
今年も、お花見の季節到来!!
桜が咲くと、何故だかワクワクするのは私だけではないはず!!今年は開花が昨年よりも遅かったので、春休みにドンピシャ満開!!
動物園も毎日たくさんの来園者で大変賑わっています!!週末にかけて、天気が悪くなってしまうようですが・・・。
『花の命は短い。』
特に桜はそう感じます。動物園は夕方4時で閉園となりますが、大宮公園の夜桜のライトアップは夜9時くらいまで行っているそうですよ!
明日から新生活が始まる方も多いかと思います。帰りにフラっと夜桜のお花見なんていかがですか??
もちろんお休みの日には、動物園に来てくださいな!!


(藪)



 花便り2015 〜梅〜
(2015年2月27日)
 
  
 
暖かくなってきたと思ったら、急に寒くなったりと、急な気温の変化に体がついて行けません・・・。
大宮公園の植物たちも、そんな気温の変化に花を咲かせるのを躊躇っている?!なんて事はありません!今年も既に、紅梅はきれいに咲き誇り、梅の甘酸っぱい香りが漂っています。白梅はまだ咲き始めたばかり。桜はまだまだ蕾が硬そうです。

    「 東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて 春な忘るな 」

菅原道真が大宰府に左遷された時に、京都の屋敷内で愛でていた梅の木に詠んだ歌だそう。
「春の風が吹いたら、梅の匂いを私のもとまで届けておくれ。主人(道真公)がいないからといって、春を忘れたらいけないよ。」という意味だそうです。

何だか切ない歌ですが、それだけ梅の木を愛でていた道真公。そんな風に動物たちの事を大切に飼育して行けたらと、この歌の意味を調べながら思った春の宵なのでした。


(藪)



 1粒で2度美味しい
(2014年10月14日)
 
    
 
まず初めに、今年もドングリが大量に集まりました!!皆様ありがとうございますm(..)m
これから冬に向け、動物たちの餌として大切に使わせて頂きます!まだまだ、ドングリポストで募集中ですので、引き続きよろしくお願いします!!

さてさて、ドングリと1言で言っても、色々な種類がある事を知っていますか?!コナラ、クヌギ、ミズナラ、アカガシ、マテバシイ・・・など他にもたくさんの種類があります。
中でも丸っこい「クヌギ」はドングリポストにもよく入っています。このクヌギ、よく見ると必ずと言って言いほど、穴が開いています。
この穴、実は「シギゾウムシ」の幼虫によって作られた穴なのです。

シギゾウムシとは、鳥のシギのように長い口をしていて、お米にわくコクゾウムシに似た虫です。
このシギゾウムシが卵を生みつけ、幼虫になるとドングリから出てきて、その時に穴をあける訳です。

この幼虫は1cm位の大きさですが、多くのクヌギの実からたくさん出てきます。小さなカブトムシの幼虫のような形をしていますが、1匹、2匹ならまだしも、何十匹もウニョウニョと床にいると、少々気持ちが悪い・・・。はいても掃いても、また出てくる・・・。ドングリを食べる野生の動物は、食べているはず!!と思い、試しにニホンザルやシシオザル、リスザルに与えたところ、プチプチと美味しそうに食べていました。
ドングリ1粒でドングリとムシ2つの味が楽しめる。何だか得した気分になるのはきっと私だけではないはず!!


(藪)



 花便り(桜) 
(2014年4月15日)
 
 
 
満開に咲いていたソメイヨシノも散り、葉桜になってしまいました。賑やかだった公園内も屋台が無くなり、少しさみしい感じになりました。
皆さん、お花見は楽しみましたか??私は、毎朝桜の中を出勤し、夜桜を見ながら帰宅していました!昼間の桜はとても綺麗なのはもちろん。夜桜も昼間の桜と違って艶っぽく、それはそれで綺麗でした!!

ソメイヨシノはもう散ってしまいましたが、水泳場では16日(水)から25日(金)まで、ウコンザクラとカンザンが鑑賞できます。ウコンザクラは桜なのに、黄緑色の花を咲かせる珍しい桜です。また、カンザンは花が八重咲で、濃いピンク色をしています。


お花見を楽しんだ人もそうでない人も、過ごしやすい春の日に、普通とは少し違った桜を観にきてはいかがですか?


(藪)



 始めまして!! 
(2014年4月1日)

埼玉県こども動物自然公園から大宮公園小動物園に異動になりました。滝澤です。埼玉県こども動物自然公園では、ポニー・乗馬コーナーの担当をしていました。大宮公園小動物園では、サルやキジ類の担当をします。早く仕事を覚え、大宮公園小動物園をより良い動物園にできるように頑張っていきたいと思います。
早く大宮公園小動物園に慣れていきたいと思っているので、僕の姿を観かけたら迷わず声を掛けて下さいね!!みなさんの温かいお声掛けお待ちしています!!


(滝澤)



 新たな道 
(2014年4月1日)

桜を見て1年思い返すと、去年はシシオザルの仲間入りから始まり、60周年のリニューアル工事、年が明けるとシシオザル、クモザルと仔どもが続けて産まれるなど、慌ただしい1年だったと思います。
そんな忙しい毎日の中、動物が見せる姿は11日違って、最近では、シシオザルの仔どもが親から離れて遊んでいる姿が見られるようになりました。また楽しそうにその姿を見る来園者のみなさんを見ていると、なんだかコチラまでにうれしくなりました。

僕は、新たにやりたい事を見つけ、この度動物園を去りますが、大宮公園小動物園に23回と足を運んでみて下さいね!
今までありがとうございました!


(関根)




  まいう〜!! 
(2014年3月31日)
 
  
 
3月のとある日に、とある方が撮影で大宮公園小動物園に来園されました!

そのとある方とは、「石ちゃん」こと「石塚 英彦さん」です!!
実は、数年前にも撮影で来園されたことがあるのですが、その時は雪が降っていたにも関わらず、半袖でした。しかし、ご本人は全く寒くないようでした!
今回はペロペロタイムをご覧になったのですが、ニホンツキノワグマの「ヨリー」よりも石ちゃんは大きかったです!!

4月5日(土) 12時〜 日本テレビの「メレンゲの気持ち」の「通りの達人」というコーナーでオンエアーされるらしいので、番組をチェックしてみてくださいね!!


(藪)



  花便り(桜) 
(2014年3月31日)
 

 
開花宣言も出され、桜の美しさに心も弾みウキウキ気分の私です。

本日は雲一つ無く、実に良い天気!!ウキウキ気分倍増です!!
大宮公園の桜は大変きれいに咲き誇り、今が満開!!
早く来ないと散ってしまいますよ!!


(藪)



 花便り(桜) 
(2014年3月28日)

 
24日の桜          27日の桜

先月は大雪の中、健気に力強くさいていた梅。その梅も日に日に花が散っていき、いよいよこの花の登場!!!
つい先日までは硬かった蕾も、やっとほころんできました。
まだ蕾も多いですが、26日に大宮公園の桜の開花宣言がされました!写真のように、24日にはまだ蕾だらけで、花がなかなか見つからず、やっと1輪見つけて写真に収めましたが、27日にはかなり咲きほころんできました。
アッという間に散ってしまう桜。きれいな日本の四季を楽しむために、大宮公園へ出かけませんか?公園の中はすでに屋台も出て、賑わっていますよ!

今年もお花見がてら、たくさんの方が来てくれる事を期待しています。しかし、お酒には飲まれないように気を付けて下さいね!!


(藪)



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