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 クリスマスケーキ!
(2013年12月31日)

   

(写真にカーソルを合わせると違う写真が見れます。)

今年もクリスマスケーキの季節がやってきました。去年はお気に召したケーキをプレゼントできなかったので、今年はみなさんが作っているのをドキドキしながら見ていました。材料はいつも動物園で使っているものがほとんど。スペシャルはイチゴぐらい。(だってクリスマスケーキですから!)制作中は誰のを作っているのかわからないので、はたしてカピバラのお気に入りができるかどーかハラハラしました。

カピバラへのケーキは13個出来上がり、みんなでカピバラのもとへ。さあ、食べるかな?結果は…。


去年、次はきっと食べられるケーキを作るからと約束したけど、カピバラのお気に入りはなかなかレベルが高そうです。なぜなら、すみから順に匂いを嗅いでイチゴやブドウをどけ、いつものキャベツやニンジンを慎重に引っ張り出して食べている彼らには私たちが考えるケーキの概念は通用しないから。実は練習でキャベツやニンジンでミルフィーユを作ってみたのですが、うまくまとまらないのと移動が大変なのであきらめました。どなたか良いアイデアはないでしょうか?

来年もがんばるぞ!

それとも、イベントのタイトルを変えるか?


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  冬の過ごし方
(2013年12月16日)
 
   

このところ、コハルの鼻先の擦り傷が心配でいろいろ対策を練っているのですが、その1つが朝いちばんに2頭を放飼場に出すことです。私たちの仕事は8時半に始まりますがカピバラ舎に行く時間は日によってまちまちでした。園内に人の気配を感じると反応するのかもしれないと考え、餌の準備が整ったら一番にカピバラ舎に行くことにしました。結果はやや改善というところでしょうか。以前よりは減ってきたような気がします。

ところで、一番に出すようになって何が変わったか?朝ごはんをさっさと食べ終わり,乾草を食べ、ひと休みとなった頃開園時間になります。今は落ち葉のプールにもなじみ、たいてい陽のあたるプールに2頭でまったりしています。そして、以前はフェンスに張り付いておねだりするのはコハルだったのですが、最近はヤマトもできるようになりました!寒くても池に入ってトイレを使うコハル、もっぱらその気になったつもりで池のふちで用をすますヤマト。静かで来園者の少ない平日の午前中。陽の当たるプールで幸せな時間を過ごしているカピバラがいます。


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  落ち葉プール(風よけ付き)
(2013年11月30日)
 
  

園路から遠くなくかつ陽の当たる場所。ここしかありませんでした。お昼頃、陽当たり良好。作り始めたときは、だいぶ警戒しながら見学していました。落ち葉が入るとさっそく使っていましたが、長時間はいないようです。

人からの距離が近いので少し抵抗があるかもしれません。慣れるまで時間が要りそうです。


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 冬仕様
(2013年11月15日)
 
  

二部屋続きにした小さいほうの部屋にワラを敷きました。ムギワラです。以前は稲わらを使っていましたが、手に入らなくなったので変えました。とても短く切ってあり厚みのあるかんじです。短いので厚く敷いても体の形にフィットして包まれているように見えます。ワラの部屋は遠赤外線ヒーターを点け、寒さ対策万全です。

風の強い時、建物の後ろに避難するようになってきたので侵入禁止の策を練っています。風よけの付いた落ち葉のベッドでいかがでしょうか?


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 練習の成果
(2013年10月31日)
 
   
 
前々からコハルが努力しているのは見かけていましたが、それがこんなに上達しているとは!

以前は池のふちに小さな木が何本か生えていましたが、コハルが来る前にヤマトによって全滅していました。踏みつぶしたわけではなく食べちゃったわけですが、おかげで放飼場には食べることのできる位置に木は生えていません。この1本は、鳥用の隔離舎の中にあったので被害をまぬがれていました。ところが今回のリニューアルによってこの鳥小屋がなくなり、カピバラにとって微妙な大きさの木が現れました。

もちろん初めは通路から立ち上がっていました。でも、届きません。前足を岩にかけても、届きません。岩の上はたいへんに不安定です。何回も岩の上にいるコハルは見かけましたが、いつも頭のほうが下がっていました。それがいつの間にか…。やっぱり、たゆまぬ努力は大切です。いや、食い意地が張ってるだけかも!?


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 ヤマトのボーダーライン
(2013年10月31日)
 
  
 
夜間、寝室内にしまうようになってわかったこと。それは、ヤマトには譲れない一線があるということです。
寝室には、トイレ用に大きなコンテナがいれてあります。2頭とも、コンテナを使って用を足すわけですが、たまにヤマトが外でやりましたねという時があります。ヤマトとコハルのう○ちは全く形状が異なるので簡単に見分けがつきます。ですから、コンテナを使ってないのがヤマトだとすぐにわかるのですが、あまりそのことを追及しませんでした。ちょっと掃除がしにくいぐらいのことだったので。

ところが、この間よそ見をしていて溢れるほどコンテナに水を入れてしまいました。急いでいたのと入れてしまった水がもったいないと思ったので、減らさずにそのまま使わせてしまいました。すると、外です。コハルのは全部水の中です。外にあるのはヤマトのだけ。そこでもう一度。満水のコンテナです。やっぱり。

思い返せば、他にも思い当たることはいろいろありました。

ヤマトの足にはきっとここまで!というラインがひいてあるんだろうなぁ。


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大小
(2013年10月15日)

  


ある朝、青草を食べている2頭をながめて、つくづく思った。

  コハル、大きい。

それでも、ヤマトの方が優位なので、食べる順位はヤマトが先。ヤマトが食べて良し!と言えばコハルも食べられる。これは、一緒になった時からのお約束。2頭になってから1年が過ぎ、まだ2頭のままだけどコハルは育ったみたい。まだ、大きくなるのだろうか?


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SWEET of ROOMS
(2013年9月30日)

   


そろそろ、寒い季節に向けての準備をと、新しいカピバラ舎の改造に着手しました。


カピバラ舎は、1つの大きい部屋と2つの小さな部屋に分かれています。今までは、一番奥の大きな部屋にトイレ用のコンテナを置いて使っていました。暖房用のヒーターはどの部屋にも設置してありますが、コンテナの位置を考えると、今のままでは効率が悪そうです。そこで、思い切って部屋の扉をはずし、仕切りも取り、2部屋をつなげて使うことにしました。
今はまだ、ヒーターも使っていませんし布団もありませんが、おいおい準備していきたいと思っています。

ベッドルームとリビングダイニングのスイートを目指して!


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 これが最後の一葉・・・
(2013年9月30日)

   


急に気温が下がりだし、水に入るのが億劫な季節になってまいりました。あっ、カピバラがです。何故かと言うと、こんなところを見てしまったからなんです。

小さなプールで育てていたホテイアオイが枯れだしたので、小さかったのですがカピバラ池に移しました。最後の一口のつもりでした。量がすくなかったせいで、水に浮かんだホテイアオイは、水の流れに乗って池の縁に沿って移動していきました。朝ごはんを食べ終わったばかりのカピバラたちは、あまり興味を示しません。あきたかな、と思いそのままカピバラ舎を後にしました。

夕方になり、それなりの日差しで気持ちよく過ごしたカピバラたちはそろそろお腹が減る頃。見に行くと池の縁から身を乗り出してホテイアオイを食べる2頭が。

それって…。


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浮き草がいっぱい
(2013年9月13日)

  


ホテイアオイを食べつくし、空っぽになっていた池に最近なにやら緑色が復活してきました。今までの池にはなかった浮き草です。1cmくらいの小さな葉が池中に浮かんでいます。カピバラ池は井戸水が流れ続けているので、流れのあるところのものは排水溝へ運ばれていきますが、うまく水の止まっている所でどんどん増えているようです。


ホテイアオイに付いてやってきたのでしょう。そして、日陰を作っていたホテイアオイがなくなったので元気になったと思われます。

池を泳いで上がってくると、あちこちに緑の飾りが付いてきます。体がぬれてもあまりブルブルしないのか、乾いた葉が付いている事も…。


柵の近くでのんびりしているときに、目をさらのようにしてご覧ください。



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ヤマトの怪我
(2013年9月13日)

     


8月も終わろうという朝、カピバラ舎へ入ると(今のところ扉は閉めていません。2頭とも閉じ込められるのが好きではないので)仕切り越しに見えたヤマトの額にオットォすごい傷が!
それはそれはきれいに皮がペロリと。苦手な方はあまり見ないでください。出血はしていないし、本人は平気そうなので放飼場へ出します。いつもどおりにコハルを牽制しながらサツマイモからの朝ごはん。

掃除をしながら舎内を調べたけれど、引っかかるような所は見つけられず。疑わしいのは…。コハルの歯。う〜ん。それもなぁ。

午後にはむけた皮も乾き、消毒をして様子をみましたが、とくに擦りも、掻きもせず回復していきました。数日後には、周りの毛がカバーして毛のないところも目立たなくなりました。


その後、怪我はなく(その前にもなかったけど)あれは一体なんだったんだろうと、原因がわからないだけにちょっと不安が残る出来事でした。


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今度はガマ
(2013年8月31日)

  

 
大宮公園の中の大きな池で草刈が行われ、ガマが大量に手に入りました。ガマの名を知っている人は大勢いると思いますが、実物を手に取ったことのある人はそんなにいないのではないでしょうか。


日本神話(古事記)の因幡の白兎にでてくるガマは、和邇に襲われ傷ついたウサギの肌を治す薬として登場します。傷ついて伏しているウサギに、大国主命はガマの穂をとり敷き散らしそのうえをころがって花粉を体につければ癒えると教えます。ガマの成熟花粉を乾燥させたものは「蒲黄(ホオウ)」と言い漢方薬なのです。

そこで、念のため穂の部分を除いた葉のみを給餌してみることにしました。2mを越える長い葉を端からくわえて食べていく様はなかなかです。


いつまで上手に保存できるかわかりませんが、毎日少しづつおやつに使いたいと思います。



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コハルの地図
(2013年8月14日)

   
 


コハルに地図ができてしまいました。どこにかと言いますと、鼻の先です。とても痛そうです。

引っ越した直後にはありませんでしたが、数日してから壁にこするようになり、毎朝部屋から出てくるコハルは鼻先に地図を作るようになりました。朝には乾いているので特に治療は施してはいませんが、何せ場所が場所なので目立ちます。昼間の行動を見ている限りでは変化はないので様子をみていますが、連日なのでちょっと気になるところです。

部屋の出入り口の扉近くの壁なので、ヤマトと同じ空間が不得手なのではと想像していますが、いまさら言われてもなぁ。


今日のは淡路島みたいだったよ!



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祝!!カピバラ舎新築!放飼場拡張!!
(2013年7月31日)

  


なにはともあれ無事引越しは終了し、新しいカピバラ舎での生活がスタートしました。休園日にしか引越しができなかったので、放飼場が整うまでの3日間はカピバラ舎の中ですごしてもらいました。少し窮屈でしたが、掃除の時は部屋を移動してもらい、内部の地図をじっくり覚えてもらいました。

 今回カピバラたちにはいろいろ無理を言ったので、新しい放飼場にBigなプレゼントを用意。幸せなひとときを過ごしてもらいました。
 27日のオープンの時来園された方には、その最後をご覧いただけたと思います。

ちょっとだけアマゾン。コハルちゃんかっこよかったよ!


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緊張の面持ち
(2013年7月1日)

  


これが、引越し直後の固まったカピバラです。

 今回の引越しは、輸送用の箱への出入り練習ができなかったので(地理的な問題です)当日ぶっつけ本番でした。ブタ舎の扉に輸送用の箱を設置して、待つこと1時間半。自分から入ってくれることを待ちましたが、ヤマトの半身が入ったところでタイムリッミトです。1頭づつ、追って入れることに作戦を変更。狭い隔離室に2頭を入れ、まずヤマトだけを箱を設置したスペースに移動。大きな板でそのスペースを狭くして箱へと誘導。アッという間でした。すぐさま扉を閉め、4人がかりでカピバラ舎へ移動。そっと、新しい部屋へと入って行くヤマトを見送るとすぐに引き返しコハルの番です。ブタ舎に戻ると、誰もいなくなってしまい心細くなったコハルが待っていました。閉じ込められたヤマトを目の前で見ていたはずなのに、扉を開けるとアッという間に箱に収まりました。これまた4人がかりで運び、出てくるコハルを途中まで迎えに来たヤマトと共に、予定通り一番奥の部屋に入りました。

 怪我をさせずに引越しができてひと安心の私達に見せたのが、この顔でした。


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ササの葉さらさら
(2013年7月1日)

  


7
7日は七夕。願いは叶わないかもしれないけれど、キミたちにもプレゼント。


朝の給餌に合わせて置いたのがまちがいのもと。それはそれは、おいしそうに良い音をたてておなかの中に納まりました。


仮展示場でもボワっとなったり、ゴロゴロしたりできるようになったのに、またお引越しの日が近づいてきました。


27日のカピバラ舎のオープンに向け、1週間ほど前には新居に移動。また、ちょぴり会えなくなります。

新しい部屋、新しい放飼場、池にはあっと驚くプレゼントが待っているはず。

楽しみに待っていてください。


8月の最初の日曜日はヤマトのお誕生日を祝います。こちらもお楽しみに!



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油断大敵
(2013年7月1日)

  


とてもオープンなところが久しぶりのヤマトは、いつもの通りわがままにお食事。すると…。


最近は青草よりもキャベツの柔らかいところがお気に入りで、芯を残して次々に食べ散らかしてゆきます。それから青草にとりかかりますが、好きなものを選ぶために散らかしたリンゴをちゃっかり頂きに来る輩がいるのです。今までは、放飼場が上まで全部網で囲われていたのでスズメまでしか入ってこられませんでした。でも、今は違います。
あまりにも横取りが続いたので、来園者の少ない時間に給餌する時はメニューを変えることにしました。そして、閉園後ではなく人が行き来する時間に給餌することにしました。


そんなわけで、ヤマトはやや被害を被りました。一方、コハルはというと、奥にいるミニブタのオスの大吉くんにつんつんされ、気持ちいい全開モードに。いつの間に覚えたのか、誰が教えたのか。


池はないけど、なんとなくミストが気に入り始めたヤマト。専属マッサージ師を見つけたコハル。仮展示場がつかの間のバカンスかも。


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隣の芝生は青いか
(2013年6月15日)

  


今まで、同居の鳥たちしか見えていなかった水禽舎から引越ししてお隣さんができたカピバラたち。警戒して近づかないかとおもいきや…。


隣のミニブタたちと、給餌の時間にどうしても時差ができてしまいます。それぞれの係に手順があるのであたりまえなのですが、今まで届かない所で他の動物が餌を食べていることがなかった彼らにとっては(届く餌は横取りしてたわけですから)理解しがたいことらしく、初日より食事中のミニブタたちには興味しんしん。

ミニブタたちは以前よりヤギと自分たちのところは順番。と、順番を理解していそう。でも、カピバラたちは私達にもちょうだいコールです。来園者との距離も格段に近くなり、カメラを向けられることも多くなりました。少しは警戒するかと思っていましたが、やっぱり、食欲が勝ちました。


ほんとはナイーブなふたりです。


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引越し大作戦
(2013年6月3日)

  


仮展示場の準備も整い、移動用の箱も借りました。箱に慣れるため数日前より放飼場の中に箱を置き、中でキャベツや青草を食べさせました。


本日、本番です。


コハルが先に箱の中のキャベツを食べに来ると予想。大当たり!箱の横で見ていた私はすぐに扉を閉め、完了。始めは、比較的落ち着いているように見えたので、続けてヤマトもと思ったのですが、やはり異常事態にすぐ気が付いたのでそのまま仮展示場へ運ぶことに。ただし、その道程ははんぱではありません。工事はすぐそこまで進んでいて、舗装ははがしてある、むき出しの鉄筋は立っている、水糸がはってあるはで歩く道がありません。カピバラ入りの箱を4人がかりで工事現場の中を突破します。仮展示場のミニブタ舎に着くとほっとしたのかすんなり出て行きました。

すぐに取って返し、ヤマトです。練習の時と同じところに箱を置き、ヤマトは青草で呼びます。しばらくは怪しんでいたようですが、意を決して食べに来たところで扉は閉まりました。再び現場突破です。今度は工事中の作業員の方の手も借り、無事移動完了。到着後の新しい住まいのチェックの念入りさはコハルの比ではありませんでした。
とりあえず、いつもと同じ餌は食べていますが、顔がこわばったままの2頭です。これから1ヶ月半程暮らすので、早く慣れてくれることを願っています。

2頭とも、今日は本当にたいへんだったね。だから、今日は1日に2回も青草があったんだよ。


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工事の始まりにカピバラは・・・?
(2013年5月31日)

  


いよいよ準備もすみ、本格的に工事が始まりました。いつもは通らない所を人が通ったり、大きな音がしたりカピバラには大変迷惑をかけております。

ツル舎、水禽舎、猛獣舎と同時に作業が始まりましたが、動物の移動は順番なのでただ今カピバラは待ちの状態です。
工事が始まってからようやく頼りにされ始めた私は、毎日青草を刈り、カピころがしに精を出しています。ヤギの放飼場に仕切りができたら、仮のすまいに引越しできるのですが、輸送用のケージに入ってもらわなくてはなりません。2頭とも狭い閉ざされた空間は大の苦手。でも、自分で歩いてもらうわけにもいかないし…。

また、きらわれてしまいそうです。


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工事中の夕ごはん
(2013年5月31日)

  


さて、工事が始まって2頭はいろいろ今までと違う行動を見せるようになりました。大きな音が苦手で、作業上やむなく音がでてしまうと、カピバラたちは水の中に避難します。それも、橋の下に。最初はどこにいるのか見つけられなくて、びっくりしました。餌の乾草の置いてある所へ行くにも池の中を通ったり、飛び石を渡ったり。工事をしている人からなるべく距離をとって移動しています。始めのうちは、見るからに緊張していましたが、このところ作業中の所から一番離れた所に陣取ってくつろぐようになってきました。

でも、変わらないのは食欲です。どんなに大きな音がしていても餌を持っていくと、声を出しながら寄ってきます。食べている間は耳はお休み中になるらしく、今までと変わらない食べっぷりを見せてくれています。

仮住まいになっても、食欲だけは落ちないと確信した今日この頃です。



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耳ってこんなだっけ??
(2013年5月14日)

  
普段の耳              気持ちの良い時            気持ち良過ぎる


最近、コハルがリラックスしてくれる様になって初めて気が付いたこと。それは、

                耳です。

耳の何かと言うと、リラックスして全身の毛がボアボアになった時の耳が折りたたみの耳になっている事。気持ちいいーが全開のコハルの耳は、なぜか折たたまって(日本語が変だぞ!)います。なぜ?これでいいのか?


 ヤマトはまだそこまでリラックスさせた事がないので、不明です。


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お知らせ
(2013年5月7日)

  


毎度おさわがせなカピバラ。今回はヤマトでした。朝はいつもの通り、放飼場の扉のところまで来て大きな声を出し、私を先導するかのようにいつもの場所まで移動し青草を要求。掃除が終わった頃にはもうまったりしているいつものヤマトでした。

異変は新しいワラを敷きに行った時に気づきました。いつもなら、必ず見に来る2頭が落ち葉のプールで寝たままです。いえ、寝たままなのはヤマトでコハルは困っていたようです。見回すと、排便が少ないしお腹も張っているように見えます。触っても痛がらないし、目の前でウ○チもしたので、とりあえず夕ごはんのサツマイモを取り除きペレットの代わりに青草を少々入れてみました。

翌朝、一番にカピバラ舎に行ってみると、いつも通りに声を出し扉の前にいるヤマトがいました。食欲もいつも通りで、コハルを置いてカナダガンの餌を食べに行くのもいつも通り。休日で大勢の来園者がいるなか、2頭でずっと寝ていたけれど夕方までには2日分のウ○チが出たようで一安心しました。

ゴールデンウィークで閉園時間が1時間遅くなっているなんて知る由もなく、夕ごはんを待って池の周りをウロウロする2頭。通りすがりにホース置き場の三角形に入ってみるコハル。来園者の方から教わって、見たかったこの風景。初めて見ました。そして、見納めでしょう。

なぜなら…


動物園のリニューアル工事が5月7日から始まりました。しばらくの間、カピバラがご覧いただけなくなります。動物園入口正面のヤギ・ブタ放飼場を改造し、カピバラたちはいったん引越しますので、それまでしばらくお待ちください。新居への引越しは、7月の終わりごろになりそうです。お楽しみにネ。


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コハルの足のうら
(2013年5月7日)

 


ガン・カモ池はコンクリートで覆われているので、一日の大半をそこで過ごす動物たちの足の裏は気がかりです。ハワイガンはハワイ島の溶岩の上で生活している鳥なので足裏は他の鳥に比べると丈夫でしょう。カナダガンは池に浮かんでいたり、落ち葉の積もったトタン屋根の上にいることが多いのでやや安心。問題はカピバラたちです。

最近やっとコハルが、撫でるところがってくれるようになりました。これで、ようやく体をくまなくチェックできます。すると、やっぱり心配していた通り、爪がすりへっていました。翌日、治療の道具を用意して再びカピバラころがしに挑戦。無事、薬を塗布できました。
ヤマトはいまだに警戒を解いてくれないので観察もできません。ただ、これから始まる改修工事でカピバラたちの放飼場は半分が土になる予定です。そこに移動できるまで、どうぞ健康な足の裏でいてください。


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怒られても懲りないカピバラ 2
(2013年4月26日)

   


以前に、掃除中のハワイガンの部屋をのぞきに行くヤマトを紹介しました。掃除の途中なので扉は開いているし、扉が閉まっているとき(ハワイガンが中にいるということです)に覗くと大好きなトリ餌が置いてあるのが見える所なので、つい入ってしまうのはしかたがないと言えばしかたない。でも、今度のは絶対NG


フラミンゴの繁殖期間中、鳥の楽園から隔離中のアカツクシガモの部屋に2頭して侵入。見つかったとたん、そそくさと退散するヤマト。そして、さらに生えている木までかじるコハル。扉閉まってたでしょ!開いた口は閉まりません。


次から次と色んな事をしでかしてくれるカピバラたち。たいくつはしないけど、仕事を増やしてくれています。


アカツクシガモの扉のかぎは2箇所になりました。


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暖かい季節
(2013年4月26日)

  


・朝の掃除にカピバラ舎に行くと、放飼場の奥から声がする。
   →寒い時期は保温ライトのある寝小屋の中から声がする。

・池の脇のコンテナをトイレに使う。
   →寝小屋の奥で用を足す。

・池で泳ぐ、潜る。
   →落ち葉のプールでくつろぐ。

モリージョに深緑色の藻をつけたまま、乾草をもぐもぐしているヤマトを見ながら暖かくなったとしみじみ思いました。 


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初スイム
(2013年4月15日)

  


そろそろ水に入っても良い季節になってきたなと思うこのごろ。入りました。


寒い暑いがまだらなこのごろ。どれくらいの気温になったらカピバラたちは池にはいるのかと思っていたら入ってました。

今月5日のこと。午後の作業が一段落したので、どれカピバラの様子でも見てくるかとガンカモ池に向かうと、結構手前から水音が聞こえてきます。泳いでるぞーと楽しみに近づくと、それはそれは大はしゃぎの2頭が!池の一番深い部分(向かって右側のオーバーフローの手前)で潜ったり組み付いたり。ヤマトは池のふちに飛び上がりコハルに向かって飛び込んだりの繰り返し。こんなにはしゃいでいるカピバラ、なかなか見ません。
あれから、また気温の変化が大きく安定していない毎日。雨が降ったり、大風が吹いたり。池のご利用もあれきりのようです。

毎日、水に浸かれる日が早く来ますように!



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怒られても懲りないカピバラ
(2013年4月3日)

  


もちろん、ヤマトもコハルもなんですが。


ガン・カモ池では現在、ハワイガンが奥の部屋に入っていますが掃除の時には外に出します。作業の順番だと、カピバラとカナダガンに餌を置き、カピバラの寝小屋を掃除した後がハワイガンの番です。空になった餌箱を巣箱(結構大きい)の上に置き、舟(プールのかわり)の水を替えている間に他の作業を、としていると自分のごはんとカナダガンのごはんを食べ終わったヤマトがやってきます。見つかると、怒られる前にさっさと出てゆくのですが、すぐに戻ってきて今度は明らかにこちらの顔色を伺いながら様子をみています。ヤマトに都合の良いことは何もないのですが、囲われていると中に入りたいようです。新しい餌が準備できる頃にはハワイガンは自ら戻ってきていて、私は部屋を出て扉を閉めるだけです。得をしたことなどないはずなのに、毎日様子を伺う熱心なヤマトです。


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コハルの飛び石渡り
(2013年3月31日)




飛び石…日本庭園などで、伝い歩くために少しづつ離して据えた表面の平らな石

正しい使用法のコハルを発見しました。いつからこんなことができるようになったのかわかりません。代番の飼育係から知ってました?と尋ねられた時は、まだ見たことがありませんでした。その会話の翌日、伝い歩くコハル発見。
その後は、しばしば見るように。朝、トリ餌をめぐってのヤマトとの攻防戦の時、主に使用するようです。

池を泳いでショートカットするコハルですから、近道を発見するのは得意。でも、池を使ってた時、あの狭い飛び石の間を通ろうとしてひっかかり、よじ登っていたのと同じ石なのをわかっているかな?


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「シロ」カピバラと呼んで!!
(2013年3月15日)

  


シロサイの名前の由来は、体の色が他の種類のサイより白いからではありません。口の先のはばが広いと言う意味の現地の言葉を、英語の「わいど」と間違え、さらに「ほわいと」に間違え、白くなったといわれています。大宮公園のカピバラたちも負けてはいませんよ。なぜなら…

 カピバラは草を食べる動物です。動物園では、1年中生の草をあたえることはとても難しいので、代わりに乾草(干した草)を使います。ここで使っているのは、1つの梱包が30kgのものなので、少しづつほぐして使っています。でも、機械で刈り込んで圧縮してあるので、生草のようにするりとほぐれてくれません。それでこんなことに…。
 ニホンザルのように前足が使えれば、気に入った部分を少しづつ食べられるのでしょう。でも、カピバラの前足ではねェ。

 しかし、です。あのカナダガンの細かい餌を、うつわがきれいになるまで食べきれるその口が、何故乾草を食べるとき「ワイド」なってしまうのか?

 でも、すごいでしょ。この「ワイド」っぷり。


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ジャストフィット 〜カピバラの場合〜
(2013年3月15日)




何がおきているかというと、リンゴがはまっているのです。


夕方の餌は、キャベツ、リンゴ、サツマイモ、ニンジン、ZC(固形飼料)で、深めのバットに入れて与えています。寝室の端と端で、それぞれが自分の分を食べるのですが最後まで観察していないので絶対とはいえません。乾草も両側に置いてあり、どちらの側も自由に出入りしているので途中で入れ替わっているかもしれません。なので、どちらがこんな目にあったのかわかりませんが(あったのは、コハルの部屋です)ぴったり穴にはまってしまったリンゴ。一生懸命かじった跡がありました。

朝行ったときには、いつもの通り2頭して出入り口のところまでやって来たので、もうあきらめていたのでしょうが、相当努力した後がうかがえました。

コンクリートの床になんでこんな穴があるのかわかりませんが、ちっとも気が付きませんでした。こんなに丁度良いサイズだったなんて!


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新しい落ち葉
(2013年2月28日)

  


落葉のプールも重量級のカピバラたちの使用にはそう長くはもたないわけで、10日とか2週間で葉っぱを新しくしていました。落葉は、園内を清掃する係りの方たちに理由を話してたくさん落ちていた頃に集めておいてもらいました。始めのうちは、使い終わったら(濡れたり、ちぎれたりしたら)全部捨てて新しいものと交換していました。でも最近は減ってきたら足して平らにしていました。


 交換はなるべくカピバラたちが使っていない時にやっていますが、作業中に様子を見に来たので、平らにしないで様子をみていました。大きなビニール袋に詰め込んだ落葉は袋をさかさまにして出したくらいでは形が崩れません。プールの真ん中に葉っぱの四角い山ができました。ヤマトは鼻を突っ込んだ後、マーキングをして通り過ぎました。コハルはそっと鼻を近づけてにおいを嗅いだ後、おおあわてで逃げて(ヤマトを追いかけて)行きました。結局、この日はもうどちらもプールには近づきませんでした。コハルは体中に葉っぱをつけて寝小屋にもどり寝室を葉っぱだらけにするくらいプールになじんでいるはずなのに、見慣れないものには手を出さない主義なのでしょう。葉っぱの山は誰が平らにするのか。しばらくはほっときましょう。


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藁についての一考
(2013年2月28日)

  


藁とは…イネ科植物の茎のみを乾燥させたもの


などと辞書には書いてありますので、たしかにカピバラの食べるものではあるらしい。しかし、です。食べるものなら他にもあると思うのですが、お二人さん!

 カピバラたちの寝小屋のなかにはワラを敷いています。水分を吸わせるためと暖房のために。ヤマトはあまり部屋をよごしませんが、コハルの部屋はしばしばお○○こでびしょぬれということがあります。朝の掃除の時に汚れたワラを全部出し、その後自然乾燥を待ちます。午後、乾いた頃新しいワラを敷きに行くのですが、そのころカピバラたちはお昼寝タイム。作業をしている私を遠くから見ているはずですが…。気が付くと、2頭してすぐ後でよからぬ相談をしている気配が。たぶん。してる。


 必ず、食べます。新しくワラを敷くと、その1/4くらいは食べていると思われます。ある程度食べると落ち着くらしく、その後は普通におふとんとして使ってくれます。使った後のワラは食べないような気がするので、これも彼らのこだわりかも。


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コハルのひとりごと
(2013年2月15日)

  

      


ある日のこと。

朝、いつものようにコハルはヤマトがいつカナダガンの餌を奪いに行くか、様子をうかがいながら野菜を食べていた。いつもなら、リンゴをひとかじり、ニンジンをふたかじり、そしてキャベツの2枚ほどかじれば今いるところの反対側にあるカナダガンの餌場に走るはず。そしたら残りの野菜はゆっくり全部食べられる。そう思っていたのに、その日にかぎって走らない。ずっと野菜を食べている。乾草も食べている。コハルは自分の分がなくなった時点で困った。どうしよう。今ならカナダガンの餌はたくさん残っているはず。どうしよう…。コハル走った。でも、気が付いちゃったんだな。ヤマトも。

餌入れに到着したのはコハルの方がちょっとだけ早かったけど、やっぱりどかされちゃった!

困った顔のコハルを見て、こんなこと考えました。



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ヤマトの水のみ事情
(2013年1月29日)

  


前回、コハルがコンテナを水のみに使ってないらしいという話を書きましたが、どうやらヤマトも池のオーバーフローのところで水を飲んでいるようです。コハルの行動に気が付いた後、いつもの所でふんばっているヤマトを見つけたので、しばらく眺めていたら足の位置をまったく変えずにそのまま水を飲み始めました。やっぱりヤマトにとってもコンテナはトイレなのでしょうか?


 寒くなってからは本当に池も、コンテナも使わなくなりました。トイレは寝室内のコンテナの脇と池のオーバーフローです。しかも、2頭が同じ場所でやるのでいつもてんこもり!そうなると、水はやっぱりこれらが目に入らない所で飲みたいのかなぁ。


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カピバラのクリスマスケーキ
(2013年1月16日)

  


あけましておめでとうございます。今年も良いカピバラYEARになりますように。

少し前の話題になりますが、動物園で行ったイベントのご報告です。

イベントのところでもご報告しましたが、12月の24日に動物たちにクリスマスケーキを作って食べてもらおうというイベントを行いました。
土台には乾パンを使い、色々な野菜や果物をのせ、サツマイモやカボチャで作ったクリームで飾りつけて美しいケーキたちの出来上がりです。崩さないように板に載せ、カピバラ舎へ作ってくださった皆さんと向かいました。
園路から近づいたためか2頭とも気が付かず、いつものように夕方の餌を待っていました。放飼場の中に入ってもケーキを載せた板を持っていたせいか、いつもなら餌を催促しに近づいてくるはずなのに来ません。園路側にケーキを並べても遠くから見ているだけの2頭。結構、意外に思ったのは私だけでしょうか?       


イチゴ、ブルーベリー、キウィはにおいは嗅いだものの全く興味なし。ミニトマトにいたっては、蹴飛ばされただけでした。結局、コマツナをちょっとかじっただけでおしまい。残したケーキは回収してニホンザルたちにおいしく食べてもらいました。

教訓  見た目が美しくても、食べるとはかぎらない。

ヤマト、コハルよ。次は「食べる」ケーキをつくるから。約束する。


(小)




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