背の順ですか?
(2016年11月15日)
 


季節も冬に近づき、だんだんと肌寒い季節になりました。人間は、服を着こんだり、暖房をつけたりといろいろな方法で暖をとりますが動物はそうはいきません。当園のシシオザルの場合はお互いが身を寄せ合って暖をとります。この姿をサル団子と呼んだりもします。そして写真の3頭のサル団子、背の順のようにきれいに並んでいますね。実はこの姿、とても貴重な姿なんですよ。写真の3頭は、前からチカラ(オス)7か月、ディルバ(メス)19か月、ヴィーナ(オス)29か月です。何で貴重なのかというとこの3頭は同じ親から生まれた兄弟だからです。シシオザルの出産間隔は、約3年と言われています。ですが当園は、3年もしない間に3頭の繁殖に成功しました。またシシオザルは国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種にも認定されています。野生での生息数は約4000頭以下と言われていて、国内の飼育頭数も約80頭。ですから、兄弟で1年ごとの身体の大きさの違いをひと目で見ることができるこの写真はすごく貴重なんですよ。その理由として担当者が考えているのは、父ザル(シーチャン)の子供たちの面倒見の良さ、母ザル(ティー)の子離れの早さ、子供たち(ヴィーナ、ディルバ)の母離れの良さや妹、弟の面倒見の良さです。本当に良い家族なんですよ。そんなとても仲よしで貴重なシシオザルファミリーをぜひ1度見に来てくださいね!


(滝澤)




 名前が決まりました
(2016年9月29日)
 
         

3月28日に生まれたシシオザルのオスの赤ちゃんの名前が9月18日の命名式で決まりました。

名前は『チカラ』です。兄ザルのヴィーナ、姉ザルのディルバと同じくシシオザルの生息地であるインドの楽器から名づけられました。最近は、ヴィーナやディルバの真似をして1頭で活発に動くようになってきたチカラ。まだまだ母ザルのティーに甘えてばっかりですがね・・・。これからどういう風に成長していくのかな?担当者はチカラの成長が楽しみです。すくすく育ちますように!


(滝澤)




 この瞬間を見逃すな!
(2016年9月16日)
 
  

シシオザル♂のシーチャンがたまにする行動で皆さんに見逃してほしくない瞬間があります。それは『あくび』です。なんであくび?と思う方も多いと思います。あくびの瞬間に見れるものってなんだと思いますか?そう、歯です。シシオザル♂のシーチャンはとても大きなあくびをするので、その瞬間全部の歯が丸見え。なかなか動物の全部の歯を見る機会はありませんよね?なによりシシオザルの大人オスの犬歯は立派。とても見ごたえがありますよ。

ちょっとした動物の行動の中にも新しい発見がいっぱい詰まっています。そんな発見を自分で見つけられるようになれば、より一層動物園が楽しくなるはずです。そんな発見をぜひ大宮公園小動物園で見つけてみてくださいね!


(滝澤)




 生まれました!
(2016年3月31日)
 
  

328日にシシオザルの赤ちゃんが生まれました

なんと3年連続の繁殖となります。前の仔ディルバ♀が生まれてから12カ月。シーチャン♂とティー♀のペアから32カ月で3頭のシシオザルが生まれました。(本来、前の仔が生まれてから23年後に次の仔が生まれます。)シーチャン♂とティー♀は、本当に優秀なペアだと感心するばかりです。

出産当日は、母ザルのティーも落ち着いていて、赤ちゃんの授乳も確認できたため、とりあえず安心できました。このまま、すくすくと成長してくれることを願うばかりです。そのうち兄ザル(ヴィーナ)と姉ザル(ディルバ)と仲良く遊ぶ姿が見られるかな?楽しみですね。

シシオザルは野生では4000頭以下にまで減少している動物です。その原因は、開発による森林伐採の影響で生息地の減少が理由とされています。国際自然保護連合(IUCN)の保存状況評価によって、絶滅危惧種EN)にも指定されている希少な動物です。

※現在サル舎リニューアル中のため、赤ちゃんをご覧いただくことは出来ません。9月のリニューアルオープンを予定しておりますので、それまではホームページやFacebookで赤ちゃんの近況を報告したいと思います。御了承ください。
 


(滝澤)




 はっぴーばーすでー
(2016年2月13日)
 
  

131日、皆さんこの日は何の日だかわかりますか?

そう!シシオザルのディルバ(メス)のお誕生日です。と、いうわけで131日にお誕生日会を行いました。
誕生日といえばケーキ。ええ、作りましたよ。不器用な僕が・・・。しかし、去年のヴィーナ(兄ザル)のお誕生日ケーキよりかはクオリティが上がっている・・・はず。去年はケーキの土台をサル用の餌を粉末にして水で固めただけにしたのですが、あまり食べてくれず残されてしましました。今回はその失敗もふまえて少しハチミツを加えてみるという手の込みよう?です。

参加していただいた皆さんにバースデーソングを歌っていただき、さっそくあげてみました。いつもはシーチャン(父ザル)がある程度おいしいものを先に食べてしますのですが、この日はなんと4頭で仲良く食べてくれたのです。ディルバのお誕生日だから遠慮してくれたのでしょうか?そしてなんと今回は、ケーキの土台も残さず食べてくれました。良かったです。


ディルバ1歳のお誕生日おめでとう!


(滝澤)




 子供たちにも使わせてほしいな・・・。
(2015年9月16日)
 
  

シシオザルの放飼場にフィーダー(給餌機)を設置しました。中には干しブドウやジャンボミルワーム(昆虫)を入れています。最初は、使い方が分からずただ塩ビパイプを回しているだけでしたが、小さい穴から餌がとれると分かってからは一生懸命指を突っ込んでいます。まあ、滅多に食べることのできない餌ですから、一生懸命なのは分かる気がしますが・・・。しかし、残念ながら子供たちがこのフィーダーを使ってるのを見たことはありません。それもそのはず、親たちが独占し、子供を寄せ付けないからです。餌を入れてからまず初めに使うのは父ザルのシーチャン。シーチャンがとることをあきらめたらやってくるのが母ザルのティー。対外、この2頭で中の餌はなくなってしまうんです。シーチャン、ティー、出来れば子供たちにも使わせてあげる優しさを持ってほしいな?いや、無理か・・・笑


(滝澤)




 あつ〜い
(2015年8月15日)
 
  

8月に入り、本格的な夏到来。人間も暑いですが、もちろん動物も暑いです。そんな暑さに動物が負けないように工夫するのも飼育係の仕事です。
今年はサル舎にミストを設置しました。いろいろな物を壊すシシオザルのシーチャンはミストに興味津々。しかし、ミストが出ているため近寄れず・・・。さすがの壊し屋シーチャンですが、まだミストは壊されていません。笑

ミストだけではなく、夏場は果物が入った氷なども暑さ対策として与えています。少しずつかじって中の果物を取り出していきます。人間でいうアイスみたいなものですかね?ティーもヴィーナも一生懸命かじって中の果物を取り出しています。

さて、まだまだ暑い日が続きますが、人間も動物も体調をくずさないように気を付けましょうね!動物園に遊びに来る際は、熱中症対策を忘れずにお願いします!


(滝澤)




 放置されすぎて・・・
(2015年7月13日)
 
  

シシオザルのディルバが生まれてから早いもので5か月が過ぎました。最近のディルバはというと1頭ではしゃいでいたり、兄ザルのヴィーナと一緒に遊んだりと親から離れていることが大分多くなりました。まだまだ母ザルのティーの胸の中が1番のようですが・・・。しかし、最近のティーはわりとディルバを放置気味。1頭でどこかに行ってしまうこともしばしば。なかなかティーが迎えに来てくれない時、ディルバは鳴いて母ザルを呼びます。ですが、先日は鳴いても迎えに来てくれずあまりにもさみしかったのか近くにいた兄ザルのヴィーナに抱きついていました。ヴィーナも嫌がるそぶりもなく、優しく抱きかかえます。そんなひとこまをみていた担当者は思わずほっこりです。ヴィーナ、ディルバこれからも仲良く元気に育ってね!


(滝澤)




 仲良しファミリー
(2015年5月30日)
 
  

早いもので、ディルバが生まれてから4カ月が経ちました。3頭から4頭になったシーチャンファミリーはとても仲よしです。
わずか1歳で母ザルをとられてしまったヴィーナは、最近よく父ザルのシーチャンとじゃれて遊んでいます。またディルバは、まだまだ母ザルのティーに甘えていますが、1頭で遊ぶこともしばしば。そこにすかさず兄ザルのヴィーナがやってきて、ディルバにちょっかいを出しにきます。あまりにやりすぎるとシーチャンに叱られるんですけどね!母ザルのティーは、そんな時は静観しています。最近は、割と放置気味な母ザル。育児疲れ?でも、そのくらいがちょうどいいのかもしれませんね!甘やかしちゃいけません!本当にみてて飽きないですよ。
面倒見の良い父ザルのシーチャン。優しく見守る母ザルのティー。最近すごくやんちゃな兄ザルのヴィーナ。まだまだ甘えん坊の子ザルのディルバ。4頭になったシシオザルファミリーのこれからがすごく楽しみで仕方ありません。皆さんもこの仲よしファミリーをぜひ見に来てください。



(滝澤)




可愛くないですか?
(2015年4月30日)
 
          

さて、今回は少しマニアックなお話です。サル担当者の僕ですが、最近シシオザルのお尻(尻だこ)にはまっています。あの黒い毛に薄いピンク色の尻だこがとても可愛く見えるのです。お隣のニホンザルにも尻だこがありますが、可愛さはシシオザルの方が上かな・・・と勝手に決めています。なかなか動物のお尻に目を向けることもないかとは思いますが、顔や行動だけでなくいろいろな所に視点を向けてみるのも動物園の楽しみ方のひとつかもしれませんね。
そしてぜひ、シシオザルのお尻を見てみてください!僕みたいにはまってしまうかもしれませんよ!笑


(滝澤)




母より心配性な兄?
(2015年4月15日)

        


前回も書きましたが、今回も心配性な兄ザルのヴィーナのお話です。


131日に生まれたシシオザルの赤ちゃん、ディルバ。早いものでもう2カ月が経ちました。果物や野菜なども食べ始め、白かった肌の色もだんだんとシシオザルらしく黒に近づいています。もちろん1頭で行動することも多くなってきました。またその時間もだんだんと長くなっています。最近では母ザルのティーも付きっ切りではなくなり、母から少し離れていることもしばしば。そんな様子をみると放っておけないのが兄ザルのヴィーナです。ティーから離れているディルバをみるとすぐさま駆け寄ってきて、ディルバの近くで見守っています。上の写真はディルバが高い所にいたときに気が気でなかったヴィーナの様子です。最後は抱きかかえにいってしまうほど・・・。面倒見が良いのは良いことだと思うけど、過保護はダメだぞ!ヴィーナ!


(滝澤)




 思わずつかんだのは・・・
(2015年3月31日)
 
  

早いものでディルバが生まれてから2カ月が経ってしまいました。最近のディルバはというと・・・母ザルのティーから離れて遊んでいることが大分多くなってきました。今回は、ディルバの1頭遊び中に起きたちょっと笑えるお話です。

いつもは放飼場の床で遊んでいることが多いディルバですが、この日は止まり木の上で遊んでいました。もちろん近くには母ザルのティーもいます。そして面倒見の良い兄ザル、ヴィーナもいました。そしてディルバは、楽しくなってきたのか、止まり木の下にぶらさがって遊びだしたのです。ちょっと心配した担当者の僕ですが、

次の瞬間・・・

きっと落ちそうになったのでしょう、思わずそこにあった何かつかめるものをつかみました。

・・・!?

ねえ、ディルバ。それ、ヴィーナの尻尾だよ?

写真をみていただけるとディルバの焦った顔が分かっていただけると思います。サルでも木から落ちそうになると焦った表情をするんだな〜という発見でした。とりあえず、木から落ちもせず、ヴィーナに怒られもせず、よかったね!ディルバ!


(滝澤)
 




 心配?
(2015年3月14日)
 
  

131日に生まれたシシオザルの赤ちゃん。名前も兄ザル、ヴィーナと同じくインド(シシオザルはインドのごく限られた地域に生息しています。)の楽器から名付け、『ディルバ』と決まりました。

そんなディルバですが、最近では母ザル、ティーのもとから離れて1頭で遊ぶこともしばしば。もちろんすぐそばにはティーがいますけどね。しかし、先日のお天気の良い日は違いました。割と長い時間1頭で遊んでいたのです。ティーも天気が良くて気持ち良かったのかディルバを放置気味・・・。そんな中、颯爽と現れたのは兄ザル、ヴィーナです。わずか1歳で親の胸を取られてしまったヴィーナですが、今ではもう立派なお兄ちゃん。ディルバのことが心配だったのか駆けつけてきました。写真の後ろ姿をみると良い兄ザルにですよね?これからもディルバを優しく見守ってあげてね?ヴィーナお兄ちゃん!


(滝澤)




 うまれました
(2015年2月14日)
 
  

なんと131日にシシオザルの赤ちゃんが誕生しました。ヴィーナが生まれてからわずか1年と2週間。本来なら前の仔が23歳になってから次の仔が生まれます。もちろんスタッフ一同びっくりです。確かにティー(母ザル)のお腹が少し出てきたなと思ってはいましたが、妊娠という考えを完全に捨てていました。そして担当者が休みの日に出産。(飼育係の間では担当者が休みの日に担当動物が出産するというジンクスがあるらしい・・・)なにはともあれ無事出産し、母子ともに健康、それが1番です。4頭になったシシオザルファミリーをぜひ見に来てくださいね!


(滝澤)




 もうちょっと・・・
(2014年8月29日)
 
  


先日、シシオザルの写真を撮っていたところ面白い写真が撮れたので紹介したいと思います。

今回の主役はヴィーナ。写真を撮りながら、シシオザルを観察しているとヴィーナが岩の隙間に朝の餌の残りを見つけた模様。一生懸命、手を伸ばします。何度も挑戦しておましたが・・・最終的には写真のようにあきらめ顔。もうちょっとだったね、ヴィーナ。



(滝澤)
 


  だんだんと・・・
(2014年8月31日)
 
  

生まれてから半年が過ぎたシシオザルのヴィーナ。今では1頭で行動することも多くなり、少しずつ少しずつ大人のシシオザルへと近づいてきています。顔つきもだんだんと父ザルのシーチャンに似てきました。まだまだ立派なたてがみとは言えませんが2,3カ月前と比べるととても成長したと思います。きっとこれからあっという間に大きくなってしまうのでしょうね!大きくなる前にぜひ、愛くるしいヴィーナを見に来てください。


(滝澤)




  すくすくと成長
(2014年4月14日)
 
  

シシオザルの赤ちゃん、ヴィーナが生まれてから早いもので四か月が過ぎました。最近では、母ザルのティーのもとを離れて、一頭で遊んだり、餌を食べたりといろいろな行動がみられるようになってきました。とても可愛らしく、担当の私もヴィーナには癒される毎日です。

しかし、まだまだ子ザル。やはり、一番落ち着くのは母ザルのテイーの腕の中のようです。



(滝澤)




 ヴィーナのその後
(2014年3月28日)
 
  

ヴィーナがうまれて2ヶ月が経ち、最近では母ザルのティーから離れて遊んでいる姿をよく見かけるようになりました。その姿は、見ていて飽きないもの!来園者の足も自然と止まるようです。
しかし、まだまだ足元がおぼつかず、危なっかしく心配な時もあります。そんな時は母ザルの出番!!必ず傍で様子を見ていて、そっと抱き寄せて守ろうとする姿を目にします。

オスらしい腕白さが出て来たヴィーナと、ティーが母ザルとして成長しているのを感じる毎日です。


(関根)




 名前が決まりました!!
(2014年2月28日)
 

 
先月生まれた赤ちゃんの名前が16日に決まりました。(詳しくはイベント報告にて!)
名前は
          「ヴィーナ」です。
よろしくお願いします!!


(藪)



 赤ちゃんが生まれました!
(2014年2月4日)
 
  

大宮公園小動物園では、昨年より日本動物園水族館協会が繁殖計画優先種としているシシオザルを飼育しています。
シシオザルは生息地の破壊や食物の減少により現地での生息数が激減し(2500頭以下ともいわれています)、世界の動物園が協力して保護活動が行われている種です。日本では約20園で70頭ほどが飼育されていますが、性比が偏っていることやメスの高齢化が問題とされています。そのため飼育園を増やし、繁殖に寄与していない若年ペアの繁殖促進を行い、個体数増加を図ることが望まれています。


当園には、種別調整担当者によって、円山動物園(札幌市)の6歳の繁殖経験のないオス(シーチャン)と日本モンキーセンター(犬山市)の出産経験はありますが生育した仔を持たない9歳のメス(ティー)がコーディネイトされました。幸いにも大変相性がよく、3週間ほどのお見合いの後同居した直後の交尾が、今回の繁殖に結びつきました。飼育下での寿命は約30年といわれていますので、ここで新しい群れが作られることに期待したいと思います。

およそ半年の妊娠期間の後、114日に新しい命は誕生しました。1か月齢を過ぎると動きも活発になってくると思います。母親の胸に抱かれている時間がほとんどですが、大人と異なる白い顔と白い手がご覧いただけるでしょう。


(小)




同居生活のその後
(2013年8月14日)

 


7
13日から同居を始めて、1ヶ月。あれから、何事もなく穏やかに毎日を過ごしています。
同居を始めた
頃は、お互いに離れている事が多く、仲が悪いのか心配でしたが徐々に慣れたのか、最近ではお互いに毛づくろいをする姿を見かけるようになりました。良いペアになってもらえたらと感じます。

実は、オスのシーチャン1頭のときにあることをしていて頭を悩ませていましたが、2頭になったらしなくなったことがありました。それは・・・獣舎のボルトを緩めてしまうことです。(人の指の力では緩めることが難しいくらい硬く締めてあります。)
シシオザルは力があり手先も器用なので、とめてあるボルトを彼らは緩めて取ってしまったのです。
12つと取っていってしまったので悩まされましたが、2頭が同居してからは緩めてしまう事はなくなり、少し安心しています。

まだまだ暑い日が続きますが、手先の器用な彼らに会いに来てください。


(関根)




同居生活
(2013年7月13日)

  


いにシシオザル2頭の同居が始まりました。

同居となった2頭は、札幌市円山動物園からやってきたオスのシーチャン。と日本モンキーセンターからやってきたメスのティーの2頭です。

最初は互いに慣れてもらうため、檻越しのお見合いからスタート。
シーチャンが檻の近くに行かず、うまくいくのか心配でしたが、徐々に慣れの前でも餌を食べるようになり、ティーも檻の前で食べるようになり、檻越しですが2頭が近くで餌を食べるようになりました。

そして慣れてきたようなので、待ちに待った同居をおこないました。
距離をとって離れるものと思いきや扉を開けた瞬間、お互いに近づき顔を近づけたり、相手のにおいを嗅いだりしていました。

その後、ティーは久しぶりの外なのであっちこっち動き回り、そのうしろをシーチャンがついて回る。隣にいてもケンカをする感じは見られませんでしたが、油断はできないのしばらく見ていると、始まりましたケンカが・・・。
ケンカといっても激しいケンカはせずどちらが強いかの比べ合いの様なもので、結果は年上のティーに軍配があがり、それがわかるとお互いに少し距離を置くようになりました。


その後、距離はあるも穏やかに同居生活を送っています。隣同士にいることもあるのでいい感じに見えます。まだまだ同居生活が始まったばかりの2頭ですが、様子を見にいらしてください。


(関根)




は〜るばる来たで大宮〜♪
(2013年5月31日)

  

2月にメスのティーが新しく仲間入りしたしシオザル。新たにオスのシシオザル「シーチャン」が北海道の円山動物園からはるばる飛行機に乗って来ました!

実は、シシオザルのペアを大宮公園小動物園で飼育することは、メスの「ティー」が来る前から決まっていました。では何故別々に?
それは移動前にシシオザルを飼育していた動物園の場所が関係しているのです。

暖かい地域に生息している動物は寒さがとても苦手です。そのため、動物園では寒い季節には暖が取れるようにヒーターを設置したりします。
「ティー」は愛知県の動物園から動物輸送の車に乗ってきました。寒い時期でしたが、獣舎からすぐに車に乗せ、車の中は暖房が効いていたのでよかったのです。しかし、北海道から来るとなると、飛行機に乗らなければなりません。飛行機に乗ったことのある方なら知っていると思いますが、乗る飛行機が発つ前に荷物を預けます。(動物は荷物扱いになります。)荷物を預けてから、搭乗するまでに時間がかかるため、その間、暖房の無い外にいなければなりません。そうなると雪降る北海道では、寒さが厳しすぎて凍死してしまう事もあります。それは困るので、北海道から来るオスについては、暖かくなってから移動することになり、今回移動の運びになったのです!

無事に到着しましたが、3週間の検疫期間を取ってから、お披露目となります。オスの「シーチャン」の登場を心待ちにしていて下さいね!


(藪)



新登場
(2013年3月21日)

  

228日、大宮公園小動物園に愛知県にある「日本モンキーセンター」から、新たな仲間がやってきました。

「シシオザル」という南インドのごく限られた地域に生息するサルです。尾の先がふさふさしていて、ライオンの尾の先と似ていることからこの名前がつきました。顔の周囲にライオンのたてがみのように立派な毛が生えているのも特徴です。
現在は生息地の減少や、狩猟などによって数が減って絶滅が心配される希少なサルです。


今回来た個体はメスで、名前を「ティー」と言います。
そのティーが、325日から公開になりました。
今まで何をしていたかというと、「検疫」をしていました。検疫とは動物が病気に感染していないか検査をする事で、この際に、他の動物と接触しないように隔離をして行います。
サルの獣舎の寝室は狭いので、隔離しっぱなしだと掃除が出来ません。それに、動物にもストレスがかかってしまうため、外へ出れるように獣舎の周りも囲っていたのです。
一生懸命に隙間から何が居るのかと覗いている方もいましたが、これから公開になりますので、お花見がてら足を運んで見てください。


(関根)




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