大宮公園小動物園

個性いろいろ

田村飼育係

1月記事 その1

全国各地で鳥インフルエンザが流行中のため、感染対策としてインコ、オウムの展示を現在中止しています。鳥たちはバックヤードへ収容しており、園内からほとんど見えない場所にいます。大宮公園小動物園のインコとオウムたちは愛嬌がある個体ばかりなので密かに人気があることは認識しているつもりでしたが、展示を中止してすぐにたくさんの方から反応がありました。どこに行ったのか気になる方が多いようで、その質問が多かったのですが「ポポちゃんたちはどこへ行っちゃったんですか?」「ポールはいないんですか?」「ちーちゃんとはしばらく会えないんですか?」と、「インコたち」でもなく、「オオバタンたち」でもなく、「ポポちゃん」「ポール」と名前を挙げて質問してくれました。皆さんお気に入りの個体がいるようで、ここまで親しみを持ってくれていたのだと再認識することが出来て嬉しかったです。しばらく展示することができないと伝えると皆さんがっかりした様子でしたが、姿は見えなくても大きな声(特にちーちゃんの声)はよく聞こえるので存在感はあると思います。大きな「ギャー」という声はベニコンゴウインコのちーちゃん、「キャキャキャキャ」「カッカッカッカッ」と短く高い声や「ヒューイヒューイ」と高い声はオオバタンたち。「ア”ー」という声はアオメキバタンです。ポポちゃんはあまりこういう鳴き方はしませんが、ほかの2羽がよく鳴いています。タイハクオウムのポールもあまり大きな声で鳴くことはありませんが、大きな声を出すときは「ア”ァ、ア”ァ、ア”ァ」と複数回続けて鳴きます。

ベニコンゴウインコのちーちゃん
オオバタンのキャンディとブローチ
アオメキバタンのポポちゃん
タイハクオウムのポール

なんか叫んでばかりだな、と思った人もいると思いますがどの個体もおしゃべりは得意です。移動してきてからも「オハヨ」「コンニチハ」など話してはいますが、言葉を話すときは基本声が小さく、ハスキーボイスな個体もいるので少し離れると聞こえづらいです。また、お客さんが近くに見えないせいか心なしか言葉を話す回数が減った気がします。そういった理由もあり今園内で聞こえるのは大きな鳴き声の方が多いと思います。ただポポちゃんだけは例外なようで相変わらず「ポポちゃん!」「ポポちゃん可愛いね」と絶好調ですが…。おそらくお気に入りの個体がいるという方は遊びに来た時にインコたちとのコミュニケーションを楽しんでくれているのだと思いますが、どうやらインコたちも同じでお客さんから反応が返ってくることが楽しいようです。しばらくはいつものようにコミュニケーションをとることはできませんが、叫び方にも意外と個性があるのでもし聞こえてきたらその違いも楽しんでもらえたらいいなと思います。またインコとオウムたちが元気な姿で皆さんと会えるように日々業務に励んでいきますので、その日まで楽しみに待っていてください。

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