クビワペッカリー家族物語
山本飼育係
2021年6月30日
その[1]クビワペッカリーについてと家族紹介
大宮公園小動物園のクビワペッカリーはいつもたくさんの方が見に来てくれます。
けれど、クビワペッカリーとはそもそもどんな動物なのかご存じですか?
クビワペッカリーはペッカリー科に属している動物です。
イノシシと間違えられてしまうことがよくありますが、大きさはイノシシに比べて小さく、大人でも30キログラムぐらいでイノシシの3分の1くらいの大きさです。
大きな特徴は背中にへそのような臭腺があることです。においを出してこすり付けあうことによって仲間同士コミュニケーションをとります。
野生では数頭の群れで暮らしていて、ここの動物園でも群れで飼育をしています。
父親と母親、子どもが5頭、合わせて7頭の家族で暮らしています。
その内の2頭は今年の4月22日に生まれました。
この日は「地球の日」ということでそれにちなんで、オスはダイチ(大地)、メスはタマミ(球美)と名付けました。
実はこの動物園のペッカリーの名前にはみんな数字が入っています。
なので、生まれた2頭にも数字を入れました。ダイチは「1」、タマミは「9」(漢字の球をキュウと読むことから)となります。
さらにダイチの「1」、タマミの「9」は「1+9」でお父さんのテン「10」になります。
他の個体にも数字が隠れているので、動物園に来たら個体紹介ラベルを読んで探してみてください。
次回はクビワペッカリーの家族について詳しくお話しをします。
楽しみにお待ちください。