大宮公園小動物園

猛暑続きの2022年、夏

佐々木飼育係

2022年8月15日

今年の夏は7月から猛暑日が多く、東京都心では歴代最多の猛暑日日数を更新したそうです。
歩いているだけでも汗をかくほどですから、動物園に遊びに来るのもこの時期は大変ですよね。

ヒトの場合、暑さ対策として、エアコンや扇風機を点ける・日傘を利用するなどがありますが動物の場合はどうでしょうか? 

動物園では様々な工夫をしているので、いくつかご紹介したいと思います。

 

[1]水に入って身体を冷やそう!

ツキノワグマやカピバラなど、元々展示場に池があるところでは動物が水の中に入る姿がよく見られます。

展示場に池がないところはどうするかと言うと、トロ舟に水をためて仮設プールを作ります。

ミニブタのプール
「ミニブタ」プールに入って気持ち良さそうな表情
シシオザルのプール
「シシオザル」いたずら好きな彼らはすぐにトロ舟をひっくり返そうとするので重しを入れる必要があります

[2]氷でヒンヤリクールダウン!

暑い日のアイスは最高ですよね。

サルたちのおやつには特製アイスキューブ(エサを細かく切りブロック状に凍らせたもの)をあげています。
すぐにガリガリ食べる個体がいれば、しばらく手に持ってから時間を掛けて食べる個体もいます。

 

手作りアイスキューブ
特製アイスキューブ
「シシオザル」取り合いになることがあるほど大人気
「ニホンザル」取られないように高いところまで逃げてからカジカジ

テンジクネズミ(モルモット)の場合は氷枕代わりに凍らせたペットボトルを入れています。暑い日はピタッと身体を寄せる姿が見られます。

 

モルモット用氷枕
「テンジクネズミ」夏はこれが必須!

その他にも寒冷紗を設置して日陰を増やしたり、ミストを点けてみたり・・、

この動物にはどんな暑さ対策がしてあるのかな?と意識して動物を見ると新しい発見があるかもしれませんよ!

まだ自由研究のテーマが決まっていない人は「動物の暑さ対策」を調べてみると面白いかも!?

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さいたま市大宮区高鼻町4

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