展示場をリフォーム!
鈴木飼育係
2024年6月15日
今回は、先日行ったニホンアナグマの展示場のリフォームについてお話しましょう!
小動物園には2頭のアナグマがいますが、今回はメスの「あんみつ」の展示場をご紹介します。
リフォーム前の展示場は、もともと入れていた落ち葉や木が朽ちて、少量の土といくつかの木片だけになっていました。
また、設置してあった巣箱の一つは古くなったことで屋根が壊れていました。
そこで、今回はそれらをすべて回収し、床材として新たにチップを敷いてみました!
チップは落ち葉よりも、水はけが良い点と朽ちて土になりやすい点を加味して採用しました。
土の中に虫が住み着いてくれれば、雑食性のアナグマにとってのおやつになるかもしれませんよね!
そしてチップの上には以前からアナグマがいじっていた木片やレイアウトの枝を戻しました。
アナグマは基本的に地上で生活する動物なので、枝に登ることはほとんど無いかもしれませんが、
歩き回っているときに体が当たったり、避けるための動作が増えたりすることで少しでも刺激になればと思い設置したままにしました。
リフォーム後初日のアナグマは、早速丸太をずらしたりチップを崩したり、たくさん動き回る姿を確認することができました。
リフォームはこれで終了ではなく、今後もいろいろと手を加えていく予定です!
これからどのように変化していくのか、楽しみにしていただければと思います。