動物園に勉強にきた学生が
作った製作物や学んだことを報告します。


将来動物園や動物の仕事をしたいと考えている学生を実習生として受け入れています。
動物の飼育作業のほかにも、みなさんに動物のことを伝える仕事なども体験してもらっています。

2013年までの報告はこちら

2009年までの報告はこちら



顔出し看板
(2017年3月30日)
 


日本獣医生命科学大学
村上 雄大
中原 和樹

☆実習生のコメント☆
多くの動物園で、顔出し看板が設置され、人気があるという事と、この動物園に来た来園者に思い出に残るような写真を撮ってもらいたいと考えたため、作成しました。日本に生息しているツキノワグマとニホンザルを用いたのがポイントです。
多くの方に利用してもらい、良い記念になれば嬉しいです。


最近では、観光地や多くの施設にある顔出し看板。以前は、当園にもクジャクの顔出し看板があり、人気がありましたが、老朽化により撤去してしまいました。そのため、大宮公園小動物園に来園したと一目で分かる記念写真が撮れる所がなかったところ、今回村上君と中原君が看板を作製してくれました。クマになりきって、ぜひ記念写真を撮影して行ってくださいね。


(HP担当者)




 ニワトリの卵についての解説看板
(2017年3月15日)
 



日本獣医生命科学大学
小峰 奈緒

☆実習生のコメント☆
この動物園には「アロウカナ」というニワトリがいますが、この品種が青い卵を産むという事はあまり知られていません。
私は、アロウカナが産む青い卵に惹かれ、さらに卵の色というものに対して強い関心を持ったので、製作物のテーマにしました。
作品を作るにあたって工夫した点は、書きたい事をまとめ、いかに分かりやすく伝える事が出来るかと言う事です。レイアウトを考え、使える写真を探し、多くの方に分かりやすいように説明文を付けるという事の難しさを実感しました。

この製作物を通して、アロウカナをはじめとした個性豊かなニワトリ達やその卵に、少しでも興味を持って頂けたなら幸いです。


小峰さんは、ニワトリの卵の殻の色に注目し、スーパーなどで売られている卵に白い物と赤い物がありますが、どうして色が違うのか。と言う事を分かりやすくまとめてくれました。皆さんはニワトリと言うと、白くてトサカが赤い鳥を想像するのではないでしょうか?しかし、ニワトリと一言で言っても、その種類は200種とも300種とも言われています。この解説看板をみると、ニワトリやその卵について今までと違った見方ができるかもしれませんよ。


(HP担当者)




 クビワペッカリーの解説看板
(2016年11月30日)
 

 
東京動物専門学校
栗島 由美子

☆実習生のコメント☆
ペッカリーは一般的に認知度の低い動物のため、ブタやイノシシと間違える来園者が多い事に気が付きました。そのため、少しでもペッカリーの変わった一面を知ってもらい、一つの動物の種類として覚えてもらいたいと考え、この看板を製作しました。製作では、同じ意味の言葉でも表現の違いによって、捉え方が異なるため、表現や言葉遣いを意識し、自分らしさが出るように考えながら製作しました。


栗島さんは、新しく仲間入りしたクビワペッカリーについて看板を製作して貰いました。クビワペッカリーを見た来園者は必ずと言っていいほど「イノシシ」とか、「ブタ?」との声が上がります。見た目は、似ていますが分類学上、イノシシやブタはイノシシ目の動物で、ペッカリーはペッカリー目の動物なのです。そんなクビワペッカリーの特徴の1つを分かりやすくまとめて、看板にしてくれました。この看板をみて、ペッカリーの事を学んでみて下さいネ!


(HP担当者)




 展示場所のリニューアル
(2016年10月14日)
 


日本獣医生命科学大学
藤本 正紀

☆実習生のコメント☆
今回、動物園の定番ともいえるウサギやテンジクネズミを展示するためのスペースを作製しました。ウサギやテンジクネズミは、日曜、祝日に行うふれあいタイムでしか見る事ができなかったので、この展示スペースによって小さな子供たちが動物に興味を持つきっかけとなれば幸いです。


今回、藤本君には「インコの家」をリニューアルして貰いました。当園では、ウサギやテンジクネズミはふれあいタイムの時にしか、来園者の前に出してませんでした。平日に「ウサギはいないんですか?」と聞かれる事が多々ありましたが、展示スペースがなく普段はバックヤードで飼育していました。しかし、インコの家をウサギやテンジクネズミを展示できるように改造してもらい、普段も展示し、皆さんに観察してもらえるようになりました。まだ慣れておらず隠れてしまう事もありますが、静かに優しく観察してくださいね!(動物の体調や天候により展示を行わない事もあります。ご了承ください。)


(HP担当者)




 ハトの解説看板
(2016年9月16日)
 

 
帝京大学
麦島 愛実

☆実習生のコメント☆
私は珍しい動物だけでなく、普段から見かける様な動物も凄い能力を持っている事を知ってもらいたいと思い、ハトを選びました。子育ての写真があまり無く、数少ない中から見やすいものを探すのが大変でした。
この看板をきっかけに、ハトに興味を持ってもらえたら嬉しいです。


公園や神社、駅など、とても身近に生息しているハト。しかし、ハトと一言で言っても、様々な種類がいる事をご存じでしょうか?当園でも、シラコバト、ジュズカケバト、イエバト、ウスユキバトを飼育しており、ドバトをよく見かけます。身近な動物だからあまり気にせずに過ごしていますが、身近だからこそ、注目する点はたくさんあります。麦島さんは、身近なハトに注目し、看板を作ってくれました。この看板を見たら目からうろこが落ちるかも?!


(HP担当者)




 アカハナグマの解説看板
(2016年9月16日)

 
 
日本獣医生命科学大学
蓮見 香帆

☆実習生のコメント☆
私はアカハナグマは「赤いハナグマ」で、クマではないという事を知ってもらおうと思い、今回アカハナグマの解説看板を作りました。
作ろうと思ったきっかけは、来園者がアカハナグマを見て、「クマ可愛い。」と言っていたからです。作っていく上で、クマとハナグマの違いを説明しようとすると、どうしても難しくなってしまったり、言いたい内容が多かったりして短く、分かりやすくまとめるのがとても大変でした。
この解説看板を見て「ハナグマはクマじゃない。という事を多くの人に知ってもらいたいです。


アカハナグマの前で良く「クマだー!」っと言う声を聞きます。蓮見さんはその声を聞き、アカハナグマの解説看板を作ってくれました。分かりやすくアカハナグマとクマの違いをまとめてくれました。どんな違いがあるのか、看板と動物たちを見比べてみて下さいネ。


(HP担当者)




 ブチハイエナのパネル
(2016年8月30日)
 

 
日本獣医生命科学大学
吉田 美波

☆実習生のコメント☆
「ハイエナのような」という形容詞があるように、ハイエナは悪いイメージを持たれてしまいがちです。そこで今回「なぜハイエナは悪者のイメージになってしまったのか」を文化的な視点から考えるパネルを作りました。
先入観に捕らわれることなく、動物を見てもらえればいいなと思います。来園者の方々に少しでも興味をもって頂ければ嬉しいです。


ガリガリタイムでもお話していますが、ハイエナはとっても優秀なハンターです。しかし、TVでは獲物を捕らえたライオンなどの周りをウロウロと徘徊し、あわよくば獲物を横取りしたり、死肉をあさるシーンが印象深いようで、姑息、ずる賢いなど、良い印象をもたれない動物です。吉田さんは、何故良い印象がもたれないのかを分かりやすくまとめてくれました。このパネルを見て、どうして悪い印象が強いのか、学んでみてくださいね!
(HP担当者)




 カピバラの看板
(2016年8月15日)
 

 
東京海洋大学
千葉 奈津子

☆実習生のコメント☆
カピバラたちは小屋で休んでいる事が多いですが、泳ぎが得意で水辺での生活に合わせた体の特徴をたくさん持っています。このようなカピバラの一面を知ってほしいと考え、看板を作成しました。看板を作る上で、池を泳ぐカピバラの写真を撮りたかったのですが、なかなかうまくいかず大変でした。カピバラはお昼過ぎに泳いでいることが多いので、来園した際には、ぜひ観察してみて下さい。


人気者のカピバラ。最近では知らない人の方が少ないのではないかと思います。しかし、名前は知っていても、どんな所に生息していてどんな物を食べているのかなど、知らない方も多いのではないでしょうか?千葉さんは、カピバラの特徴に注目して、看板を作成してくれました。どんな特徴を持っている動物なのか、看板を見て学んで、実際のカピバラで確認してみて下さいネ!
(HP担当者)




 アネハヅルの本と看板
(2016年6月16日)
 

 
帝京科学大学
矢崎 明日香

☆実習生のコメント☆
今回、私がアネハヅルをテーマにした理由は「タンチョウと比べ、ほとんど知られていないアネハヅルについて、皆さんに少しでも知ってもらいたい」と考えたからです。アネハヅルは小さいだけでなく、その美しい見た目の中に凄い能力を秘めています。それらがほとんど知られていないのは非常に勿体ない事ではないでしょうか。
作成していて大変だった事は「いかに分かりやすく、尚且つ詳しく文章を書く事」でした。展示物を見てくださる方々の中には動物に関する知識があまりない方もいます。すべての人に読んでもらう事を考え、少しでも疑問が解決できるように工夫して文章を書きました。たくさんの方々に見て頂けると嬉しいです。


矢崎さんは、アネハヅルについて展示物を作って貰いました。タンチョウと比べると馴染がなく、小さなアネハヅルですが、世界最高峰と言われているエベレストを超える事のできる渡り鳥です。そんな能力の事をうまくまとめ、本にしてくれました。これを読んで、アネハヅルのすごい所を学んでみて下さいネ!
(HP担当者)




 テンジクネズミのキーパーズトーク
(2016年3月15日)
 
        
 
日本獣医生命科学大学
深澤 彩夏

☆実習生のコメント☆
大勢の人の前に立ってお話するという事は、なかなか無い機会なので、とても緊張しました。今回はテンジクネズミについてキーパーズトークを行いました。テンジクネズミは「モルモット」として馴染みのある動物ですが、知っているようで、知らない事の方が多い動物だと思います。一般的に知られていない事をわかりやすく伝えるためには、どうしたら良いかを考えながら資料を作成しました。キーパーズトークをしてみて本物のテンジクネズミが目の前にいたので、もっと動物を活用して説明出来たら良かったかなと思います。自分が今まで来園者として見て来たキーパーズトークのようには行きませんでしたが、良い経験になりました。


今回、深澤さんはテンジクネズミのキーパーズトークに取り組んでくれました。どんなに練習しても、何度やっても難しいキーパーズトーク。彼女は自分なりにテンジクネズミの事をまとめ、作成した資料を使いながら、緊張しながらも、頑張ってわかりやすく来園者の前でお話してくれました。
彼女の作成した資料はせっかくなので、日曜祝日の「テンジクネズミのふれあいタイム」で皆さんに見てもらえるようにしたいと思います。
(HP担当者)




 サルの行動看板
(2015年11月27日)
 

 
東京動物専門学校
半田 希

☆実習生のコメント☆
サルの何気ない行動の一つに、まるでノミ取りをしているかのような仕草をしている場面を頻繁に見かけました。
この仕草には‘相手とコミュニケーションをとる‘という意味があり、単なるお手入れではないと知り、ぜひ多くの方にこの仕草の意味を知って欲しいと思い、この看板を製作しました。行動一つ一つに意味があり、これらを知る事で、観察がより楽しくなると思います。少しでも多くの方に、サルの行動の面白さに気付い貰えればと思います。


ニホンザルに限らず、人間から見たら何気ない仕草のうち一つでも、動物たちにとっては、意味のある行為だったりする事があります。半田さんはニホンザルのそんな行動に目を付け、看板を作製してくれました。看板には1つの行動しかありませんが、他にも様々な意味のある仕草や行動があります。動物たちを観察する1つのポイントにしてみてはいかがでしょうか?!
(HP担当者)




 仔カピバラの識別ラベル
(2015年11月11日)
 


大宮国際動物専門学校
齋藤 舞衣

☆実習生のコメント☆
カピバラ舎の前で、来園者が「どっちがどっちだか分からないね。」と言っているのを聞き、ラ・メールとピースの個体識別をしてみようと思いました。
よく見れば細かな違いがたくさんある2頭だと思うので、立ち止まり2頭の違いを観察して頂くきっかけになったらいいなと思います。


以前は、カピバラの仔たちも体の大きさが違い、すぐに見分ける事ができていましたが、成長するにつれ体の大きさも変わらなくなってきて、見分けも付きにくくなってきました。そこで、齋藤さんが見分けるポイントを作製してくれました。彼女自身も毎日、2頭のカピバラを観察して見つけた違いですが、他にも2頭の違う所はたくさんあります。ラベルを見て、どっちがラ・メールで、どっちがピースか確認ができたら、じっくり観察して2頭の違いを探してみて下さいネ!
(HP担当者)




 ミニブタの砂場
(2015年9月29日)

 
 
日本獣医生命科学大学
丹羽 菜々子

☆実習生のコメント☆
私は、ブタが砂を掘って遊んだり、嗅覚が優れている事を来園者に見てもらうために埋めて隠したエサを探す事が出来る砂場を作りました。作ろうと思ったきっかけは、ミニブタの展示場にあるデッドスペースを有効活用できないかと思った事です。大きな石だらけの土を掘る事や湿った砂を運ぶことは大変でしたが、無事完成して良かったです。しかし、まだ警戒しており、中に入らないので残念です。これから徐々に慣れていってほしいと思います。


ミニブタはイノシシを家畜化して人間が扱いやすいように品種改良した動物です。家畜化したと言っても、野生の本能で土を掘ったりするのが大好き。丹羽さんはそんなところに着目し、「掘る」という欲求を満たす場所を作ってくれました。彼女が実習をしている時は、まだ慣れず、足を踏み入れる事もためらっていましたが、実習終了の翌日には、なんと、このスペースで昼寝をする程リラックスしていました。エサを隠して探す姿を観察できる様に、只今、特訓中です。
(HP担当者)




 シラコバトのガイドブック
(2015年9月16日)
 

 
日本獣医生命科学大学
田中 友子

☆実習生のコメント☆
私は今回、シラコバトのガイドブックを作りました。コバトンは知っているけど、そのモデルとなったシラコバトの事を知らないという人も多いと思います。ぜひ、この機会にシラコバトについて知ってもらえたら嬉しいです。


埼玉県のご当地ゆるキャラコバトンは知っている方は多いかと思いますが、実際にそのモデルとなった埼玉県の県鳥であるシラコバトを見た事が無い方もいるかもしれません。今回、田中さんは、シラコバトの歴史や現状などをうまくまとめて、本を作ってくれました。この本を読んで、埼玉県の鳥であるシラコバトのことをもっと知って下さいネ!
(HP担当者)




シロフクロウの本
(2015年9月16日)
 
 

 
日本獣医生命科学大学
本田 瑞季

☆実習生のコメント☆
私は、シロフクロウがいつも獣舎の奥の方にいて、少し見づらいように感じ、来園者にもっとシロフクロウの魅力を知ってほしいと思い製作しました。この本をたくさんの方に読んでもらい、次の興味のきっかけにしていただけたらうれしいです。
大宮公園小動物園に遊びにきた際には、是非読んでみて下さい。


本田さんは、分かりやすくシロフクロウの特徴をまとめて絵本にしてくれました。
当園ではオスしか展示していませんが、写真を使ってメスの特徴も書いてくれました。シロフクロウの獣舎前に置くので、読んでみて下さいネ。
(HP担当者)



 タンチョウの看板
(2015年8月29日)
 

 
日本獣医生命科学大学
田中 麻衣

☆実習生のコメント☆
私は今回、タンチョウの観察ポイントを4つあげて紹介しました。思い込みではなく、目の前のタンチョウをよく見て、新しい発見ができたらと思い作りました。看板をみてからタンチョウをじっくり観察して下さい。


日本で1番大きな鳥「タンチョウ」。田中さんは、タンチョウの特徴を観察しながらクイズができるように看板を作製してくれました。このクイズには、観察難易度も付いています。全てのクイズに正解し、観察出来るか、挑戦してみて下さい。
(HP担当者)




 ニホンアナグマのフィーダー
(2015年8月29日)
 

 
日本獣医生命科学大学
中村 隆紀

☆実習生のコメント☆
「動物たちのおもちゃを作りたい」そんな気持ちから、このニホンアナグマのおもちゃを製作しました。炎天下の作業で苦労も多くありましたが、自分でも満足のいくものを作る事ができました。
開園直後の30分程しか見る事が出来ませんが、エサを捕り出そうとする姿は、両隣のヤマネコにも引けを取らない可愛さです!


サル用のフィーダーはありましたが、他の動物のフィーダーはありませんでした。今回、中村君はそこに着目して、ニホンアナグマ用のフィーダーを製作してくれました。どの様にフィーダーを使って、どんな様子で餌を食べるのか。ぜひ観察してみて下さいネ!
(HP担当者)




 ヤマネコクイズ
(2015年8月29日)
 

 
日本獣医生命科学大学
深澤 祐実佳

☆実習生のコメント☆
写真をできるだけ多く使って、ひと目でイエネコとヤマネコの違いが分かるように工夫しました。とても簡単なクイズ形式になっているので、ぜひ挑戦してみて下さい。


ヤマネコをみて、「うちのネコに良く似てる。」とか、「普通のネコが檻の中にいる!」という声を聴いたことがあります。見た目は、ペットのネコと変わらない様に見えますが、そんなヤマネコの特徴を深澤さんは、写真を使ったクイズとして分かりやすく作製してくれました。どんな特徴があるのか、目の前にいる実物で確認しながら、クイズを楽しんでみて下さいネ!
(HP担当者)




 ニホンリスの解説看板
(2015年6月30日)

 
 
国際動物専門学校
鈴木 麻衣

☆実習生のコメント☆
リスはとても可愛らしい動物だという事は、皆さんご存知だと思います。しかし、来園者の会話を聞いて、実際、生態について詳しく知られていない事がわかりました。そこで、もっとよく知ってもらおうと思い、ニホンリスの紹介看板を作りました。作っていく中で、動物についてよく知らない人に分かりやすく伝える事の難しさを実感しました。遊びに来た時には、ぜひ活用してみてください。


可愛らしい動物。という印象のリス。日本に生息しているニホンリスですが、実際どんな動物かを知る方は多くないと思います。鈴木さんは、ニホンリスの体の特徴に目をつけ、冬毛の時と夏毛の時の違いや歯や尾の事を分かり易くまとめた説明看板を作製してくれました。巣箱の中からなかなか出てこない事もあるニホンリスですが、この看板で彼らの事を学んでみて下さい!
(HP担当者)




 フライングケージの鳥たちの鳴き声の解説
(2015年6月15日)
 

 
日本ペット&アニマル専門学校
熊坂 美紗

☆実習生のコメント☆
来園者が「この声はどの鳥さんの声だろうね」と話しているのを聞き、鳥のいろんな声をお客様に知ってほしいと思い作りました。鳥の声を調査していくかなで声を文字にする難しさを知りました。フライングケージに入る際はぜひ鳥たちの姿だけではなく声にも注目してみてください。


フライングケージには現在、たくさんの鳥たちがいます。しかし、木々の中に隠れていて声は聞こえても姿が見えなかったり、どの鳥の鳴き声か、一致しなかった方もいたのではないでしょうか?
そんな声に耳を傾け熊坂さんは、鳥の鳴き声の解説を作製してくれました。鳥の鳴き声を聞き取るために、長い時間をかけフライングケージで観察を頑張ってくれました。この解説はフライングケージの扉の所に置いてあるので、手に取りフライングケージへ入って下さい。また、写真が載っていますので、鳴き声は聞けなくても鳥の種類が判別できる物となっています。使い終わったら、専用のケースに戻しておいて下さいネ!
(HP担当者)




 クジャクの解説看板
(2015年4月15日)

 

日本獣医生命科学大学
渡邉 千明

 ☆実習生のコメント☆
クジャクの羽を広げた姿を見る事ができず、残念がる来園者がたくさんいたので、クジャクの看板を作ろうと思いました。
興味を持ってもらえるように、正確に分かりやすく解説を考え、同時に伝える事の難しさを実感しました。この看板をみて、1つでも新しい知識を持ち帰ってもらえれば、嬉しいです。


クジャクの羽を広げた姿は皆さんご覧になりたいのか、クジャクに向かって「羽広げて〜!!」なんて声が聞こえてきたりします。彼らの美しい羽は、繁殖期にメスにアピールするために、広げます。繁殖期が終われば、徐々に抜け落ちて行きます。
渡邉さんはクジャクの飾り羽を1つ1つとても丁寧に、描いてくれました。実物の羽を広げた姿がみられなかった時は、この看板を見て下さいね!(もちろん、見られた場合も看板をめくってみてください。)
(HP担当者)




 きび団子クイズ
(2015年4月15日)
 

 
日本獣医生命科学大学
丸茂 志保

☆実習生のコメント☆
私は初めてこの動物園に来た時、キジ舎の前にあまり来園者がいない事に気づきました。サルやインコに目が行ってしまって、キジ舎は素通りしてしまうようでした。
ニホンキジはとても美しい日本の国鳥であり、昔話にも登場するなど、日本人になじみ深い鳥です。そんなニホンキジの事をもっと見てほしいと思い、この『きび団子クイズ』を製作しました。
小さなお子さんにも興味をもってもらえるように、桃太郎のイラストを入れ、きび団子をめくれるようにしました。中の解説はしっかりと書いたので、お父さん、お母さんも一緒に楽しんで頂けたらと思います。
大宮公園小動物園に遊びに来た際はぜひ、『きび団子クイズ』に挑戦してみて下さい。


入口すぐの所にあるキジ舎。しかし、地味なのか来園者が気づかない事もあります。しかし、ニホンキジをはじめ、ハトやニワトリ、リスがいます。
一番入口に近い所にいるニホンキジ。某CMでも出ていて、以前よりはちょっと有名になりました。丸茂さんはニホンキジの事を取り上げ、興味を持ちやすくするために、クイズにして看板を製作してくれました。きび団子クイズで、ニホンキジがどんな鳥なのか詳しく知って下さいネ!
(HP担当者)




 リスザルのフィーダー
(2014年11月30日)
 


 
大宮国際動物専門学校
吉田 敦

☆実習生のコメント☆
ニホンザルなど、他のサルの所にフィーダーは設置してありましたが、リスザルの所にはなかったので、作りました。
リスザルは手先が器用なので、下から指を入れて餌をとれるように餌の出口を少し大きめに作る工夫をしました。リスザルが餌を取る所を見てもらえれば嬉しいです。


フィーダーを設置するには、使う動物によって、その大きさや重さ、どのくらいの高さに吊るすか、吊るすには何を使用するか?など、色々な事を考えなければなりません。今回、吉田君はリスザル用に竹筒で作製してくれました。時々餌を入れてリスザルがどんな風に餌をフィーダーから取るのか観察してもらおうと思っています。
(HP担当者)




 アネハヅルの看板
(2014年11月30日)
 


 
日本ペット&アニマル専門学校
杉山 愛果

☆実習生のコメント☆
ツルといえば背が高く、頭頂部が赤いタンチョウうをイメージすると思いますが、背が低く鮮やかな色を持たないアネハヅルというツルがいる事を知ってもらいたくてこの看板を作りました。
アネハヅルはツルの中で最小ですが、世界一たかいヒマラヤ山脈を越えることができる鳥です。大きめの看板にしたのでペンキを塗る作業が大変でしたが、やりがいがあり、完成した時は達成感がありました。看板の端にものさしがあるので、背比べをしてアネハヅルを身近に感じ、ぜひ興味を持って観察してもらいたいと思います。


日本人なら、ツルと聞くとタンチョウを思い浮かべる方が多いと思いますが、世界には色々なツルがいるのをご存知ですか??アネハヅルはタンチョウに比べると小柄で、一見、地味な鳥ではありますが、杉山さんはそこに着目し、原寸大の看板を作製してくれました。檻の中にいるアネハヅルだと、実際の大きさが分かりにくいですが、この看板でその大きさを確認してみて下さいね!
(HP担当者)




 ハンズオン 〜動物たちの落し物〜
(2014年11月30日)
 


 
明治大学
和田 のどか

☆実習生のコメント☆

動物園の飼育実習にきて、ただ動物を柵越しに見るだけでは伝わらないものがあると改めて感じました。やはり、お客さんには何か「本物」に触れて帰ってもらいたい。そこで、その時々にある動物の“落し物”を使って、展示物としてみました。この箱によって少しでも本物と触れ合えたような気持ちになれたら幸いです。


ふれあいコーナーへ行けば、必ず何か触れる動物園とは違い、大宮公園小動物園では日曜、祝祭日の「ふれあいタイム」と「どきどきコンタクト」の時にしか、動物を触る事が出来ません。そこで、和田さんがこの展示物を作製してくれました。この展示物によって、いつでも動物の何か一部に触れる事が出来ます。また、“落し物”を数種類考えてくれたので、不定期に変更していく予定です。皆さん。遊びに来た時には、毎回、この展示物に手を入れてみてくださいね!
(HP担当者)




 ヤギのキーパーズトーク
(2014年11月30日)
 


 
日本獣医生命科学大学
柿沼 大地

☆実習生のコメント☆
後半がグダグダになってしまったので、今度、この様な機会があった時には、勢いを持続できるように頑張りたいと思います。


キーパーズトークを行うには、まず動物の生態や個体の情報など、色々な事を調べる事から始めます。そして、どんな話をするのか、テーマを決め、それに沿って話す内容を決め必要なら写真などの道具の用意もします。
今回、柿沼君はヤギの体についてお話してくれました。角や歯、野生のヤギの生息している環境、ヤギとヒツジの違いなどを写真や歌や鳴き声などを使用して話てくれました。どんなに練習しても、人前で話をするのは緊張したりしてなかなか難しいのですが、彼は来園者がたくさんいる中、頑張ってやってくれました。
(HP担当者)




 テンジクネズミの個体識別
(2014年11月30日)
 


 
日本獣医生命科学大学
笹川 絵理

☆実習生のコメント☆

ふれあい中、テンジクネズミを見て「ウサギの赤ちゃんかな?」という声が聞こえ、一般的にテンジクネズミは知られていないのかなと思いました。そこで大宮公園小動物園にいるテンジクネズミ一頭一頭について知ってほしいと思い、テンジクネズミの個体識別パネルを作製しました。“自分で考える”ことをしてほしかったため、マグネットを使い間違い探し感覚で楽しく学べるパネルにしました。各々が自分らしい観点から動物を見分けてほしいなと思います。様々な色や模様、毛のタイプがあるけれど、皆同じテンジクネズミだということが伝われば嬉しいです。


動物園の飼育係は、同じ種類の動物が多頭数いる場合、全く同じように見えても、模様の違いや耳の形、などそれぞれ体の特徴を見つけて、どの個体かわかるようにしています。このことを個体識別と言います。
今回、笹川さんにはテンジクネズミの個体識別ノートを作製してもらいました。全く同じに見えても少し違う。という所を見つける事は大変だったとは思いますが、わかりやすく、見やすくまとめてくれました。ふれあいタイムの時には見れるようにしていますから、自分が触ったテンジクネズミはどれだったか、これを見て調べてみてくださいね!!
(HP担当者)




 ブチハイエナのポスター
(2014年11月30日)
 



東京コミュニケーションアート専門学校
伏見 香斗子

☆実習生のコメント☆

ブチハイエナの前を通る来園者の方の多くが素通り、立ち止まっても「ライオンの獲物横取りする奴でしょ」と言われる事が珍しくありませんでした。広く定着している彼らのマイナスイメージを払拭する為にどうしたら興味を持って貰えるかを考え、自分に一番出来ると思ったのが得意な絵を活かす事でした。

見やすいポスターなら目を引くと思い、初めてパソコンでのイラスト作成に挑戦しました。慣れない作業に四苦八苦しましたが、ブチハイエナの魅力を知って欲しいという思いから満足の行く結果まで辿り着けたと思います。
彼らの魅力のほんの一部しか伝えられていませんが、これを見て少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです。


ライオンの餌を横取りしたり、死肉を食べるイメージの強いブチハイエナ。実はとても優秀なハンターだということはあまり知られていません。そこで、土日、祝祭日にガリガリタイムを行って、ブチハイエナの生態を伝えています。しかし、平日にはなかなかそのことができないので、伏見さんがポスターを作製してくれました。初めてパソコンで作ったとは思えない絵が、ブチハイエナの事をわかりやすく解説しています。このポスターをみて、皆さんもブチハイエナへの偏見をなくし、詳しくその生態を知って下さいネ!
(HP担当者)




 フクロウ看板
(2014年6月16日)
 


 
日本ペット&アニマル専門学校
島津 真理恵

☆実習生のコメント☆
私はシロフクロウを見ていて、頭がグルグル回る仕組みに興味をもち、どのくらい首が回るのか調べてみたいと思いました。それをふまえて、人と比較をしてどのように違うのかについて看板を製作しました。実際に首が回るを体感できるような看板として形にするのは難しかったです。また、看板作りにおいて、道具の使い方、ペンキの塗り方など、どのようにすればうまくできるのか毎回、作業を通じて多くの事を学びました。
たくさんの来園者の方に見て、触れて、動かして、フクロウについてもっと知って興味を持って頂けたらいいなと思っています。


フクロウは目玉(眼球)を動かす筋肉がないため、人のように目をキョロキョロと上下左右に動かすことができません。その代りに首を動かすことでその動きを補っています。
島津さんはそこに着目して、この看板を製作してくれました。ただその事を看板として伝えるだけでなく、首の動く範囲が分かりやすいように、看板のフクロウや人の頭を動くように工夫をして製作してくれました。この看板でどのくらい首を回すことができるのか、体感してみて下さいネ!
(HP担当者)




リスの食痕看板
(2014年3月28日)

 

国際ペット総合専門学校
岡本 美沙季

☆実習生のコメント☆
ニホンリスは開園中に姿を見せることが少なく、夜行性ですか?という質問を受け、実はあまり知られていないのではないかと思い、もっと知ってもらうきっかけになればいいと思って作りました。実物を展示するために動物たちにも協力してもらいました。リスがクルミを隠してしまってどうなるのかハラハラする時もありましたが、本物を展示することができてよかったです。また、動物園のリスと野生のリスの松ぼっくりの食痕の違いを見ることができて面白かったです。動物園でリスだけではなく、食痕を探したりしてリス舎を楽しんでもらいたいです。


日本に生息しているのに、山や森で野生のニホンリスを見た事が無い人が多いと思います。岡本さんが作製した看板にある食痕を見つける事によって、姿こそ見れなくても、そこにリスが生息している事がわかるんですよ!
この看板を観てから、山や森に出掛けリスの食痕を探すなんて事をすると、リスや自然を身近に感じる事ができるかもしれませんよ!!
(HP担当者)




タンチョウ看板
(2014年3月28日)

 

大宮国際動物専門学校
吉田 菫

☆実習生のコメント☆
来園者の中では、タンチョウの色の美しさを観る方がほとんどだと思い、頭の赤い部分は何なのか知らない方がいると思ったのでこの看板を作りました。
ペンキを塗るのが特に苦労しました。最初に厚く塗りすぎてしまったので、少し失敗してしまいましたが、何度か重ね塗りをしてきれいに仕上げる事が出来ました。
タンチョウの絵は頭の赤い部分が広がって興奮している時の状態を描いたので、展示場のタンチョウは興奮しているのか、普通の状態なのか比べて観て下さい。


知らない方が多いと思いますが、タンチョウの名前の由来にもなっている頭の赤い部分。今回、吉田さんはこの部分に着目して看板を作ってくれました。
多くの方は、この赤い部分が何か知らないと思います。知らない方は、どうぞこの看板を見に来て学んで、本物のタンチョウを観察してみて下さい!
(HP担当者)



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