埼玉県こども動物自然公園

ギンガオサイチョウの逸走について

掲載日:2024年2月28日

令和5年12月4日(月曜日)、当園で飼育しているギンガオサイチョウを逸走させてしまった件についてご報告いたします。
本来、サイチョウをはじめとする動物を保全するべき動物園でこのような事故を発生させ、大切な動物を逸走させたことを深く反省しております。また、ご来園の皆さま、近隣の皆様、多くの方へご心配ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
職員一同、二度とこのような事故を起こさないよう再発防止の徹底に取り組んで参ります。

発生場所
なかよしコーナー

発生日時
令和5年12月4日(月曜日)午前10時頃

逸走の原因
令和5年12年4日(月曜日)午前9時、高病原性鳥インフルエンザ対策のため、園内のサイチョウ舎からなかよしコーナーの旧シナガチョウ舎へギンガオサイチョウ2羽を移動する。
午前10時頃、給餌のためスタッフが舎内に入ったところ、メス1羽がばたついて仕切りをかいくぐりセカンドキャッチ(職員用通路)に脱出、さらにセカンドキャッチから逸走した。

対応
(1)動物舎の再点検
・逸走後、動物舎のチェックを厳重に行った。
・逸走等の事故を二度と起こさないため、管理体制を見直し、再発防止の徹底を進めた。
・他のすべての動物舎についても再度点検を実施した。

(2)脱出個体の追跡・捕獲対応
・園内の樹木を移動する脱出個体の追跡・捕獲を試みる。
・サイチョウ舎を開放し、スピーカーで同種の鳴き声の音声をながす。
・個体は園内と園外とを移動する他、スピーカーに反応しており、帰る場所を探しているようだった。
・鎮静剤入りエサ台とデコイを設置。
・ギンガオサイチョウは昼行性のため、日没後は居場所を確認後、夜間は捕獲作業をせず翌朝再開。
・樹冠を飛翔する種であることから捕獲は困難と考えられ、目視での追跡を継続し、衰弱して飛翔力が落ちたタイミングでの捕獲を計画。
・12月6日(水曜日)、サイチョウ舎そばのペンギンヒルズ付近まで戻すことに成功したが、再び園外へ広範囲に飛翔し見失い、鳴き声の確認もできなくなった。
・各職員スピーカーを持ってサイチョウが飛翔したと思われる箇所の捜索を継続して実施する。
・近隣に協力を仰ぐとともに、県内の目撃情報(令和6年2月24日現在で33件。そのうち出動は12件。ギンガオサイチョウの飛翔能力から、該当する地域ではない情報、または他種の鳥の可能性が高い情報には出動せず。)をもとに捜索を継続する。
・令和6年2月25日(日曜日)捜索体制を終了する。

ギンガオサイチョウ

ギンガオサイチョウについて

分類:サイチョウ目 サイチョウ科
学名:Bycanistes brevis
英名:Silvery-cheeked Hornbill
分布:東アフリカ
生息環境:熱帯林やサバンナ
体重:1~1.5kg
体長:約70cm

お問合せ先

〒355-0065 
東松山市岩殿554

こども動物自然公園管理事務所

電話:0493-35-1234

FAX:0493-35-0248

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