アマミトゲネズミの一般公開を開始します(4/5)
掲載日:2024年3月28日
4月5日からアマミトゲネズミの一般公開を開始します。
環境省と公益社団法人日本動物園水族館協会は、平成26年5月に「生物多様性保全の推進に関する基本協定書」を締結し、日本国内の希少野生動物の生息域外保全を進めていくこととしております。
南西諸島の固有種であり、絶滅のおそれのあるトゲネズミ類は、生息域外保全の対象動物として選定され、こども動物自然公園を含めた日動水加盟園館7園館は、平成29年からアマミトゲネズミの飼育繁殖に取り組んできましたが、飼育技術の開発に一定の目途が立ち、一般公開が可能となりました。
多くの方々に奄美大島の生物の多様性やその魅力を知っていただくきっかけとするため、エコハウチュー内の「よるのせかい」で展示しますので、皆様のご来園を心よりお待ちしております。
アマミトゲネズミ(天然記念物)
- 英名
- Amami Spiny Rat
- 学名
- Tokudaia osimensis
- 分類
- 齧歯目ネズミ科
- 分布
- 鹿児島県 奄美大島のみ生息
- サイズ
- 8.9 - 16センチメートル。尾長6.1 - 13.5センチメートル
- 生態
- 夜行性で、常緑広葉樹林に生息し、スダジイの実などの植物だけでな
く昆虫なども食べる雑食性。外敵であるハブに襲われるとジャンプして
逃げる等の習性がある。