大宮公園小動物園

夏の動物園

佐々木飼育係

2024年7月15日

梅雨が明ける前から猛暑日を記録する今年の夏。
動物園では暑さに弱い動物もいるため、日よけを張ったり、扇風機やエアコンを点けたり、ミストを設置したり、暑さ対策は欠かせません。

そんな暑さ対策をご紹介しようかと思いましたが、2年前の記事でそれは紹介したことがあったので、
今回は夏だからこそ見られる動物の様子をいくつか紹介したいと思います。 

「ニホンツキノワグマ」
展示場の中央には池があり、主に飲水用として使われるのですが気温が高い日は必ずと言っていい頻度で池に入ります。
池に入って涼む、池から上がったばかりのずぶ濡れ状態、身体を震わせて水を切る動き、これらを観察できるのは夏ならではです。

ニホンツキノワグマ
夏は池によく入ります

 「ニホンリス」
普段はちょこまか活発に動き回るニホンリス。
夏でも気温がそこまで高くない朝夕の時間帯ならそこそこ動きますが、日中は枝や巣箱の上で休むことがほとんどです。
通常、休むときはちょこんと座る姿勢ですが、夏はだらんと四肢を広げて腹ばいの姿勢をとります。
この方が身体の熱を放散しやすいのでしょうね。
ちなみに中には地面を少し掘り、ひんやりした土を露出させ、その上で休むという技巧派もいます。

ぐだるリス1
枝の上でだらーん
ぐだるリス2
巣箱の上でだらーん

 「カピバラ」
こちらの記事でお知らせしたように、ホテイアオイを浮かべた池で泳ぐ様子はもはや風物詩と言って良いかもしれません。
78()にはホテイアオイ第2弾を投入しましたので、まだご覧になったことがない方はぜひご来園いただき、夏を感じてみてくださいね。
冬は打たせ湯を浴びる様子が見られたり、秋にはイチョウが立派に紅葉したり…
考えてみるとカピバラを通して季節を感じられることが多いです。 

池に入るカピバラ
ホテイアオイ第2弾入りました!

いかがでしょうか?
夏の動物園は暑くて行く気が起きないかもしれませんが、夏ならではの魅力が伝わり、
少しでも「行ってみようかなー?」という気持ちになっていただければ嬉しいです。
日焼け止めに日傘にハンディファンなど、ご来園の際は暑さ対策を万全に備えてくださいね!

お問合せ先

〒330-0803 
さいたま市大宮区高鼻町4

大宮公園小動物園管理事務所

電話:048-641-6391(大宮公園事務所)

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