頭上ちゅーい!
ポニーコーナー(芦澤飼育係♀)
2020年10月15日
秋になり、涼しい日が増えてきました。
新型コロナウイルスの影響でバタバタしていたせいか、あっという間に月日が過ぎた気がします。2020年も残り2か月、というところで今年が子年ということを思い出したので、今回はハツカネズミについてのお話です
とても広いこども動物自然公園、どこにハツカネズミがいるかご存じでしょうか。
なかよしコーナー?ネズミだからecoハウチューかな?
実はポニー舎にいるんです。
野生のハツカネズミは、草地や河原、荒れ地など様々な環境に生息していますが、人家や商業施設など人間の近くにも生息しています。雑食性で穀物や果実なども食べるため、農家やポニー舎のような家畜がいるところへも餌を求めてやってきます。そのような野生の姿を再現するためにポニー舎で展示をしています。ネズミというと白い体に赤い目を想像する方が多いと思いますが、野生のハツカネズミの多くは茶色い体をしています。
ネズミは汚いというイメージがあるためか苦手な方も多いと思います。確かに野生のハツカネズミはドブネズミやクマネズミほどではないにしても、人家に住み着き、害を及ぼしたり病気を媒介したりします。
ですが、薬や医療技術の発展、化粧品、食品添加物のなどの安全性の検査など、人間のために貢献してくれているのもハツカネズミなのです。
身近に存在を感じながらも姿をじっくり見ることは中々ないハツカネズミ。最近はecoハウチューのネズミたちが注目されがちですが、ポニー舎に来た際はぜひハツカネズミも観察してみてください。