ヤギのアスレチック
内野飼育係♀
2020年12月4日
12月になり寒さがより冬らしくなってきましたね。寒いとなかなか外に出なくなり運動不足で体重が増えてくることも…。ポニーコーナーのヤギたちも体重が増えてきてお客さんから「妊娠していますか?」と言われますが、妊娠はしていません…。寒いからでもないのですが運動不足が原因と思い運動できるように放飼場を作りかえようとアスレチックを作ってみました。
もともと野生だったヤギは山岳地帯の崖などに生息していて足場の悪い高いところでも登ることができます。家畜化したヤギもそのなごりで高いところが好きなので、ヤギが登れる高い橋を作ってみることにしました。
材料は園内で伐採された木を再利用しました。高さ2メートルの木を使ったのですが、ものすごく重いです…。なんとか放飼場まで運びましたが、次は木を固定するために穴を掘りそこに木を立てました。それだけだとまだ不安定なため、鉄の棒を三か所打ち込み固定しました。柱は三本設置して完成。次はヤギが渡るための橋です。この材料も園内で伐採されたものを再利用しました。少し細い木を二本使い、柱に固定。細くても意外と重いです…。ヤギの体重が減る前に制作したスタッフの体重がだんだん減ってきてしまいました…。
これで柱は完成!だったのですが…、橋を渡ってくれたのがクルミだけでした。
一頭だけでは作った意味がないので少し改善してみました。
エサの位置を変え、橋をはしごのようにしたらミライとカリンも渡るようになりました。
現在は三頭だけ渡っていますが全頭渡れるように今後も改善していく予定です。ヤギのイキイキとした姿を見てもらうために今後も新しいアスレチックを作っていこうと思います。
来園した際にはぜひポニーコーナーのヤギに注目してみてください!