埼玉県こども動物自然公園

ポニーだって服を着る

岡田飼育係

2021年2月25日

暖かい日が増えてきましたが、まだまだ夜は冷え込む日が多い時期です。季節の変わり目は動物も体調を崩しやすいので体調管理にはとても気を付けています。

今回は冬の間ポニー防寒についてお話しします。といっても、ポニーは寒さに強い動物で、冬の間は長くてもふもふな冬毛に生え変わり寒さをしのぎます。ですが、高齢になるとなかなかそうはいきません。

ポニーコーナーには玄徳と楓という2頭のポニーがいます。玄徳は今年の3月で32歳、楓は4月で29歳になります。高齢のため、この2頭は毛の生え変わりがうまくいかず、あまり動くこともないので寒さをしのぐことが難しくなってきました。そこで馬服という文字通り馬用の服を着せて防寒をしています。家畜であるウマはいろいろな地域で飼育されていますのでそれに合わせて専用の馬服があります。機能や形、大きさも豊富で、玄徳の馬服はダウンジャケットのように中に綿が入っています。楓の馬服は裏地が毛布のようになっているんです。それぞれデザインも違っていてなんだかおしゃれに見えますよね。

馬着をつける玄徳
中綿の入った馬着を着る玄徳
馬着を着る楓
馬着を着たままくつろぐ楓
馬着の裏地
楓の馬着、裏地は毛布状

日中は暖かいので脱がせますが、夕方部屋に帰る時には馬服を着せます。朝から冷え込む日は1日中着せている時もあります。とても寒い日もあるので、それだけでは心配なため、2頭の部屋には暖房も付けました。これならとても暖かそうですよね。

馬房内の暖房
部屋の上から暖房を付けます
ヒーターのアップ
赤外線ヒーターでポカポカ

このような工夫のおかげもあるのか、ウマの寿命は20~30年と言われていますがまだまだ元気です。

彼らに会いにポニーコーナーへ足を運んでみてください。

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