埼玉県こども動物自然公園

牛乳をありがとう

滝澤飼育係

2021年6月15日

あっという間に2021年になってから半年が経とうとしています。
夏ももうすぐと感じるほど暑い日も増えてきました。皆さんも体調にはくれぐれもお気をつけください。

 さて、2021年は丑年。そして毎年61日は世界牛乳の日(World Milk Day)ということはご存知でしたか?ちなみに6月は牛乳月間です。
担当動物メインの歳ということで今回はウシや牛乳についてお話をしていきたいと思います。 

World Milk Dayの紹介

世界牛乳の日(World Milk Day)は、2001年に国連食糧農業機関(FAO:Food and Agriculture Organization of the United Nations)が牛乳への関心を高めることや酪農、乳業の仕事を多くの方に知ってもらうことを目的に定めました。この日が近づくと牛乳や乳製品のメリットが世界中で宣伝され、世界各地で牛乳に関する様々な活動が行われます。ちなみに日本では2007年から61日を牛乳の日とし、6月を牛乳月間としています。

世界中で行われている牛乳の日のイベントを紹介
世界中で行われている牛乳の日のイベント

普段何気なく飲んでいる牛乳は皆さんにとってどんな存在でしょうか?

牛乳が皆さんの食卓に並ぶまでにはたくさんのウシや人間が関わっています。そして牛乳からたくさんの乳製品もつくられています。
日常で牛乳を感じない日はないくらいに我々人間の生活には欠かせない存在となっているのです。 

牛乳はこどもを出産したお母さんウシでないとでません。本来、赤ちゃんのためにだしているものを我々人間は分けていただいているのです。いつも飲んでいる牛乳パック1本分(1リットル)の牛乳をだすのにも血液が400リットル必要といわれています。たくさんの栄養を蓄え、たくさんの水を飲みウシは牛乳をだしているのです。この事を知ると大切に飲まなきゃいけないなって思いますよね? 

当園は、動物園ではめずらしくウシを飼育している園です。現在は新型コロナウイルスのため中止していますが、乳しぼり体験も行っていました。それは人間にとって身近であるウシを知っていただきたい、牛乳がどうやってでているのか感じていただきたいという想いからです。
身近で人間のために役立っているウシをたくさんの方に伝えるということは動物園が取り組む【教育】という役割を大きく果たせるのではないかと思います。またウシをみて、牛乳や乳製品をみて【ありがとう】と感謝出来るこども達をたくさん増やしたい。そんな想いでウシの飼育展示を行っているのです。

乳しぼりの様子
しぼりたてはあったかい

最近では、丑年ということもあるのかウシを観察したり、写真を撮ったりする方がすごく増えたなと感じています。ウシの前でわたぼく牛乳を飲みながら、こども達が「牛乳だしてくれてありがとう。」という姿も良く見かけるようになりました。少しずつ当園の想いが浸透しているのかなと感じています。

最後になりますが動物園でウシの飼育をしているということを強みに、これからも多くの方にウシの魅力を牛乳の大切さを伝えていきたいと思います。皆さんも動物園を訪れた際は、ぜひ乳牛コーナーにも足をお運びください。ウシの魅力にきっと引き込まれますから。 

ウシ
牛乳をありがとう

World Milk Day
https://worldmilkday.org/(外部リンク)

【世界牛乳の日】 一般社団法人 Jミルク
https://www.j-milk.jp/worldmilkday/(外部リンク)

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東松山市岩殿554

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