エミューの「ミュウ」
市川飼育係
2022年3月7日
去年の4月から新人としてなかよしコーナーに配属され、エミューの担当になりました。
皆さんは、エミューを知っていますか?
エミューは、オーストラリアにしかいない固有種で国鳥に指定されています。走鳥類という鳥の仲間で、空を飛ぶことができません。
なぜ飛べないのかというと、1つは翼がとても小さいことです。エミューでは見た目ではわかりにくいほど小さい翼の為、体を浮かせる力を持っていないのです。
この走鳥類の仲間には、エミューの他にもダチョウなどがいます。
エミューを見て、ダチョウと間違われてしまうことが多いですが、どこが違うか知っていますか?
見た目の違いは、エミューはダチョウに比べて体の大きさが小さいです。他にも、羽の生え方や指の本数、生息地も違うんですよ!
そんなエミューですが、なかよしコーナーで見ることができます。名前は「ミュウ」です。
ミュウは2015年3月5日に狭山市立智光山公園こども動物園で、飼育係に卵から育てられました。そして、2016年2月8日に当園のなかよしコーナーに来ました。
そんなミュウのなかよしコーナーでの暮らしぶりを紹介します。エミューは雑食性で、野生では草や昆虫などさまざまなものを食べています。動物園では、野生の食性に近づけるために、白菜や小松菜、ペレット(固形の餌)などをあげています。
寝床の小屋の中には、足に負担がかからないように乾草や落ち葉を敷いています。寒さに弱いので、冬の時期には防寒のため多く敷いています。
夏の時期には、暑さ対策のためホースで水をかけてあげると、寝転んで豪快に水浴びをしています。
ミュウも今年の3月5日で7歳になりました!来園した時には、ぜひ会いに来てくださいね。