いきもの探検隊いざ出動!
山本隊員
2022年8月16日
ミーンミンミンミーン…ミーンミンミン…!
この鳴き声を聞くと、今年も元気な夏がやってきたことを実感します。皆さんは、この夏休みをいかがお過ごしでしょうか?夏休みといえば、海、花火、プール、お祭り、バーベキューにスイカ…そしてたくさんの宿題!僕も小学生の頃は、自由研究や絵日記など、夏休みの宿題には悩まされた思い出があります。
ですが、そんな悩みを解決する夏の恒例イベントが今年も開催されました。その名も「なつやすみ宿題おたすけ隊2022」です。中でも今回は7月26日と8月7日の二日間で開催した「いきもの探検隊」の様子をご紹介していきます。「いきもの探検隊」は園内に生息する昆虫や爬虫類など様々な生き物を見つけて、種類を調べたり観察することで、楽しみながら自然について勉強してもらおうと考えられたイベントです。
さて、当日朝からイベントの準備開始です。テントを設営し、虫メガネや昆虫図鑑などを並べた観察コーナーを用意しました。人数分の虫取り網と虫取りかごを並べて、暑さ対策の氷と飲み物、扇風機などを用意していたら、あっという間に集合時間になっていました。
参加者の皆さんには隊員の証として、バッジと名札を身に着けてもらいます。そして開会式を行いました。まず始めにスタッフの紹介、次にハチやヘビなどの身近にいる危険ないきものを紹介して、いよいよ探検場所の原っぱに移動です。
さあ、生き物調査の始まりです。慣れない虫取り網の使い方を教わりながら、どんどん生き物を捕まえていきます。バッタ、トンボ、セミ、チョウ、トカゲ、見つけた生き物はテントの下で観察して、詳しい種類や生態を調べます。実は、イベント開催日の数日前に大雨が降ったことで、原っぱの生き物たちが少なくなっているのではないかとスタッフ一同心配をしていました。しかし、当日は多くの生き物が原っぱに戻って姿を見せてくれたので、様々な種類の虫やトカゲなどを観察することができました。
たくさん見つけて、たくさん観察したら、最後は虫かごの中から原っぱへ、皆で一斉に帰していきます。生き物たちは自分が好きな環境を自ら選んで生活しています。人間には同じ原っぱに見えても、生き物たちにとっては生えている草や地面の土は全く違ったりもします。なので今回も、最初に見つけた原っぱと同じ原っぱへ、生き物たちへありがとうの気持ちを込めて帰しました。
今年の「いきもの探検隊」の開催は終了しました。でも、また来年の開催の日までは、隊員たちそれぞれで調査に向かってくれることでしょう!宿題の自由研究や絵日記も、いきもの探検隊の調査レポートだと思えば、なんだか楽しくなってきませんか?
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