埼玉県こども動物自然公園

ウシたちを紹介します!

大西飼育係

2023年3月3日

暖かい日が増え、春を感じる陽気になってきました。皆様はどうお過ごしでしょうか?

現在、私が担当している乳牛コーナーでは、様々な種類のウシたちを飼育しています。
皆さんは、ウシにはどんな種類がいるのかご存じでしょうか?
今回は、乳牛コーナーで飼育しているウシたちを紹介したいと思います。

ホルスタイン種の写真

ホルスタイン種

原産はオランダ〜スイスのホルスタイン地方。主に白と黒のまだら模様をした種で、日本の乳牛の99パーセントがこの種と言われています。牛乳の量は多い時で一日30〜40Lほど搾られ、乳牛の中で最も乳量が多いのがこの種類です。4本の足首、尻尾の先、お腹が白いとホルスタイン種の証とされています。

ジャージー種の写真

ジャージー種

原産はイギリス海峡、ジャージー島です。世界中に広く普及している種で、日本では約1万頭が飼育されています。ジャージー種から取れるジャージー乳は、とても濃厚でコクがあり、脂肪球が大きいためバターを作りやすいという特徴があります。

ブラウンスイス種の写真

ブラウンスイス種

原産はスイスです。日本では約1000頭が飼育されています。名前の通り、茶色の個体もいますが、黒褐色、灰色など様々です。ブラウンスイスの牛乳は、乳脂肪が多いので、チーズなどに使用されます。

ガンジー種の写真

ガンジー種

原産はイギリス海峡のガンジー島です。日本で約200頭しか飼育していない希少な乳牛です。ホルスタイン種から取れる牛乳が30〜40Lなのに対して、ガンジー種は15〜20Lしか取れません。ホルスタイン種の牛乳に比べ、脂質、タンパク質、灰分が豊富でバランスがいいことから、貴族の牛乳(ゴールデンミルク)とも呼ばれています。

口之島牛の写真

口之島(クチノシマウシ)

乳牛ではありませんが、日本で唯一の野生化のウシです。鹿児島県の口之島に棲息しています。口之島で放牧していたウシが明治以前に野生化しました。家畜だったウシが野生化した例は世界的にも珍しいと言われています。日本の在来種のひとつで、平安時代の絵巻に登場する牛車を引くウシと共通しており、日本古来のウシの形質を現在まで保持していると考えられています。

いかがでしたか?
埼玉県こども動物自然公園で飼育しているウシたちについて紹介しました。
皆さんも当園に訪れた際はウシたちに会いに来てくださいね!

お問合せ先

〒355-0065 
東松山市岩殿554

こども動物自然公園管理事務所

電話:0493-35-1234

FAX:0493-35-0248

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