6月15日はオウムインコデー!
石坂飼育係
2023年6月1日
皆さん、こんにちは。ついに6月!暑い日が増えてきましたね。体調を崩さないように気を付けて下さいね!
もうすぐ6月ということで、今回は6月15日の「オウムインコデー」について書かせていただきます。オウムインコデーは2006年に日本動物園水族館協会が06(オウム)15(インコ)の語呂合わせで、絶滅の危機に直面しているオウムやインコの仲間について多くの方に知っていただくために定めた日です。
世界には398種類のオウムインコの仲間がいるといわれています。
野生のオウムインコの仲間の多くは中南米やアフリカなどの密林がある地域に集中しており、中にはその島にしか生息していないような種類もいるんですよ。
(ちなみに、日本原産のオウムインコの仲間はいません。)
当園で見ることのできるオウムインコの仲間を一部ご紹介
いろいろな魅力を持つオウムインコの仲間ですが、多くの種類が絶滅の危機に瀕しています。ワシントン条約では398種類のうち、セキセイインコ・オカメインコ・コザクラインコ・ホンセイインコの4種以外のすべての種で取引の制限をかけています。また、398種のうち111種が絶滅危惧種に分類されています。
そして、悲しいことに多くのオウムインコの仲間を絶滅の危機に追いやっているのは私たち人間の影響がとても大きいのです。しかし、絶滅の危機にあるオウムインコの仲間や動物達を救うことができるのも私たち人間です。
どんな活動がオウムインコの仲間や動物達を絶滅に追いやってしまうのか。救うためにはどんな活動ができるのか。そんなことを考えていただくきっかけにしていただきたい日が「オウムインコデー」です。
去年のオウムインコデーでは、コロナ対策を考慮しての開催となり、野外ステージでクイズ形式のキーパーガイドを行いました。クイズ形式でオウムインコの現状について考えていただき、キーパーガイドの最後には、ルリコンゴウインコのラズのフライトをお見せしてオウムインコの魅力をお伝えしました。
今年も6月11日(日曜)にオウムインコデーのイベントを開催します。
今年はオウムインコデーのお話とオウムインコのためのおもちゃ作りを実施予定です。
今回は6月15日のオウムインコデーについてお話させていただきましたが、オウムインコデーのような動物の日はたくさんあります。もしかすると、皆さんの好きな動物の日もあるかもしれません。興味のある方はぜひ調べてみてくださいね!そして、その日をきっかけとして野生で暮らしている動物たちが晒されている環境や動物達のためにできることを考えてみてもらえると嬉しいです。
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