埼玉県こども動物自然公園

ステージデビュー!!

2023年10月2日

暑い日も少なくなり、だんだんと過ごしやすい気候になってきましたね。
さあ、今年の秋もアニマルステージ開催中です!9月30日~11月12日の毎週土曜日と日曜日に午後2時20分~野外ステージにて行います。今年もヤギをはじめとした、なかよしコーナーの動物たちがさまざまな能力や特技を披露します!

今回のアニマルステージ、実は初めて登場するヤギがいるのです!それが今年の3月5日うまれのミコと3月9日うまれのミク。2頭の名前はそれぞれのお誕生日の語呂合わせが由来です。ミコとミクは生後3ヶ月頃からターゲットトレーニング をはじめました。

ヤギの写真
ミコ
ヤギの写真
ミク

ターゲットトレーニングとはこちらの棒を使って行うトレーニングのこと。棒の先にある黄色い丸がヤギにとってのターゲット(目標)です。この黄色い丸にヤギが触ると、真ん中のクリッカーの部分を押して「カチッ」と音を鳴らしてごほうびにエサを与えています。そうすることでヤギはこの棒についてきてくれるようになるのです。

ターゲット棒
ターゲットトレーニングで使う棒

このターゲットトレーニング、最初からヤギたちができるわけではありません。ターゲットトレーニングをしたことのないヤギにこの棒を見せても無反応。ではどうしたらこの棒についてきてくれるようになるのか…
実は私は今まで、もうすでにターゲットトレーニングをしたことのあるヤギのトレーニングしかしたことがなかったのですが、今回ミクにターゲットトレーニングをゼロから行うことを任されました!どうやってやるのかというと…

まずはじめにクリッカーの「カチッ」という音をエサと結びつけることからはじめます。やり方は、クリッカーを「カチッ」と鳴らしてエサをあげる…「カチッ」➡「エサ」…を繰り返し行います。そうすると元々は何の意味ももたなかったこの「カチッ」という音が、ヤギにとって「エサ」という認識に変わります。そうしたら次は、先端の黄色い丸に触ったら「カチッ」と音を鳴らしてエサとあげる。これをまた繰り返し行います。そうすると「黄色い丸に触る」➡「カチッ」➡「エサ」だということをヤギが理解するようになるのです。ですが「エサだけ」あればトレーニングがうまくいくわけではありません。声をかけたり、撫でたり、たくさん褒めてあげることもとても大切です。そしてヤギたちをよく観察して、無理をさせずに行うこともとても大切なのです。

このようにしてミクはたくさん練習を重ねていき、こんな風に高い橋を渡ったりハードルを跳ぶとこができるようになりました。

橋わたり
橋渡り中のミク
ハードルジャンプ
ハードルを跳ぶミク

そしてヤギ以外にもアニマルステージ練習中のある動物が!今年の3月にうまれ、当園にやってきたデグーのチーズです。ヤギたちと同じく生後3ヶ月頃からターゲットトレーニングをはじめました。実はチーズも私がゼロからターゲットトレーニングを行いました。チーズはバックヤードにいる個体なので、みなさんが見ることができるのはアニマルステージのみになりますね。

デグーのチーズ
練習中のチーズ
デグーのチーズ
普段のチーズ

このように今回のアニマルステージは新しい顔がたくさん!まだステージに慣れていない3頭なので、暖かく見守っていただけると嬉しいです。ミコ・ミク・チーズは毎回出るわけではありませんのが、登場したらぜひ応援してくださいね。どの動物がいつ出るのかは当日のお楽しみ!ぜひ楽しみにしていてくださいね。(注)動物の体調管理などによりイベントの内容が変わる場合があります。

塚越飼育係より

お問合せ先

〒355-0065 
東松山市岩殿554

こども動物自然公園管理事務所

電話:0493-35-1234

FAX:0493-35-0248

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