埼玉県こども動物自然公園

ヤギの担当が見つけた面白い行動(なかよしコーナー編)

2024年2月25日

今回のブログはヤギについてです!
あれ?前回もヤギのことだったような…
そうなんです!私もヤギの担当ですがなかよしコーナーのヤギです。
今回はヤギの面白い行動についてなかよしコーナーからお送りします。

朝のルーティン?

毎朝、放飼場にヤギを出す時のこと。ヤギ舎の扉を開けるとほとんどのヤギは勢いよく飛び出していきます。でもたまに最後の方のヤギが舎内から出ずにこちらを見つめていることがあります。すると突然スッと腰を下げておしっこをするのです。12秒くらいの間をおいてからその体勢に入るのがいつも不思議でなりません。

出る前には用を足してから

雪は避けたい

今月25日、積もるほどの雪が降りました。
放飼場は全面雪で覆われていましたが、ヤギたちにはいつも通り放飼場に出てもらいました。ヤギたちは少し驚きつつも足速に奥の屋根がある(雪の積もっていない)場所へ向かいます。中には嫌がるヤギもいましたが、意外と雪は気にしていないのかなと思いましたが…

雪のない場所をたどってきました

いえいえ、そんなことはありませんでした。スタッフが雪かきして作った道をきちんと歩いていました。
ヤギも雪の上はなるべく歩きたくないようです。

何がしたいのだろう?

これはある特定のヤギの不思議な行動です。
そのヤギとはカーム。お客さんから「ヤギが引っかかってる」と言われ見に行くと…

こちらを見るカーム

片方の前肢のみ、ロープを跨いだ状態のカームがいました。初めて見た時は引っかかってしまったのかなと思い直してあげました。
しかし何日も観察していると、この状態はカームが自ら作り上げていることがわかりました。この状態で片方の前肢を上げたり下ろしたり動いてみたりして、一通り終わるとどこかへ。
たまにロープを使って体をかいているヤギもいますが、カームの場合はそんな感じには見えません。何がしたいのでしょうか。見るたびに不思議に思います。

やっぱり親子は仲が良い

 ポニー乗馬コーナーのヤギでも紹介されていましたが、なかよしコーナーのヤギ親子もとても仲良し。
親子2頭で寄り添って寝たり近くにいたりする姿をよく見かけます。

左からランとウメ

左からミアとミク

その親子の中でも今後に注目したいのがミンとピース親子です。なぜ今後に注目したいのかというと、三世代で一緒にいるところはほとんど見たことがないと他の飼育係から聞いたからです。実はピース、現在妊娠中。出産予定日は411日頃です。

左からミンとピース
妊娠中の証、コウノトリのマーク

乾草を食べる時も休む時も常に一緒にいるイメージのミンとピース。
ピースが出産したらどう変わっていくのでしょうか。それとも変わらないのでしょうか。注目したいところです。


いかがでしたでしょうか。観察していると他にも様々な行動が見られます。
ポニー乗馬コーナーのヤギとなかよしコーナーのヤギの行動などを見比べてみるのも面白いかもしれません。
皆さんも遊びに来た時にはぜひ観察して面白い行動を探してみてください!

寺師飼育係より

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〒355-0065 
東松山市岩殿554

こども動物自然公園管理事務所

電話:0493-35-1234

FAX:0493-35-0248

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