埼玉県こども動物自然公園

どんな顔をしているかな?

2024年9月5日

みなさん、こんにちは!ecoハウチューで小動物を担当している若原です。

今回は「国際コウモリ週間〜International Bat night〜」に合わせて作成した、コウモリの模型のお話をします。

 

夜の世界入口
夜の世界入口前に展示しています

その前にまずはちょっとだけ、コウモリの生態のお話をします。

コウモリは私たちと同じ「哺乳類」に属しています。哺乳類の中で2番目に種類が多いのがコウモリ!なんと約1200種類もいます。しかし、こんなに沢山種類がいるコウモリですが、血液を主食にしているのはたった3種類しかいないのです!ほかのコウモリは「昆虫」や「果実や花の蜜」を主食にしています。コウモリを代表して当園で飼育している「セバタンビヘラコウモリ」を少しご紹介!

セバタンビヘラコウモリ
飼育しているセバタンビヘラコウモリ

セバタンビヘラコウモリはメキシコ南部からブラジル南部に生息しています。主食は果実です。
エサを与えると真っ先にバナナの付いているフックに群がります。一生懸命しがみつき食べています。

給餌内容
当園ではバナナ、リンゴ、オレンジ、ペレットを与えています
エサにしがみつくコウモリ
フックにひっかけた果物にしがみつき食べています

ではでは本題へ!
たくさん種類がいるコウモリ、実は日本にも生息しているの知っていますか?日本には約30種類のコウモリが生息しています。昆虫を主食にしているコウモリが33種類。果実や花の蜜を主食にしているコウモリが2種類です。

この日本に生息しているコウモリのうち、18種類のコウモリの模型を作成しました!
コウモリの顔は種類によって様々で、鼻が特徴的な「キクガシラコウモリ」、耳がとっても大きい「ニホンウサギコウモリ」などなど、作成していてとっても楽しかったです!

キクガシラコウモリ
キクガシラコウモリ(鼻が特徴的)
ニホンウサギコウモリ
ニホンウサギコウモリ(大きな耳が特徴的)
イエコウモリ
イエコウモリ(住宅地などにも生息している)

しかし、顔のパーツが似ている種類も多く、どうしたら顔で種類の違いが分かるだろうと、沢山の本や写真を見ながらの作成でした。コウモリの正面からの写真は種類によってはとても少なく、参考にできる写真がほとんどなかったのでとても苦戦しました。種類の違いをだす為に、一度下書きをして「こうしたら違う種類だってわかるかな?」と一つ一つ確認しながら作成しました。

私自身、コウモリに沢山の種類があり、日本にも生息していることを、調べ始めてから知りました。コウモリの担当にならなければ知ることが出来なかった事を皆さんにもおすそ分けしたいなと思い、模型を作成しました。まだ日本に生息しているコウモリは沢山いますので、これからも少しずつ作成していきます。

コウモリの模型はecoハウチュー「夜の世界」入口の自動扉前に展示しています。

看板
たくさんの模型のどこかにセバタンビヘラコウモリがいます。見つけてみよう!

ぜひecoハウチューにお越しいただき、日本のコウモリの模型を見ていただけたらと思います。また、実際に飼育しているセバタンビヘラコウモリの顔はどんな顔なんだろう?と皆さんの目で確認していってください!ecoハウチューにてお待ちしております!

若原飼育係より

お問合せ先

〒355-0065 
東松山市岩殿554

こども動物自然公園管理事務所

電話:0493-35-1234

FAX:0493-35-0248

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