埼玉県こども動物自然公園

ドキドキ体重測定

2024年10月6日

皆さんこんにちは。私事ですが、10月6日で勤めて1年になります。ヤギを1年間担当してきた私が今回お話したいのは、体調管理のひとつ体重測定です。ヤギたちも月に1回体重測定をして給餌量を見直しています。
まず、使う道具はこちら。

体重計

体重計にヤギが乗りやすいように板を乗せます。

 

体重計



そして、体重計が壊れていないか自分が乗って確認します。なので私も月に1回体重測定しています。
あとは、ヤギを連れてきて測るだけ。ですが、なかなかつかまらないヤギもいるので(特にミライ)餌で誘導してつかまえます。

 

ベル
キララ

 

測り終わったら先月からの増減を見ます。
ポニーコーナーのヤギは主に乾草を食べているので、体重から乾草の給餌量を考えます。私は1日の給餌量をヤギの体重の3%に設定しています。個々の部屋があるわけではないので、6頭の体重の合計で考えています。9月30日に測った体重の合計が291キロだったので、10月は1日約9キロ乾草を与えるようにしました。
また、急激に体重が落ちたり、食い負けていて他の個体よりも痩せているヤギ(今はベル、クルミ、カリン)は朝の掃除の時間に隔離して先に乾草を食べさせたり、ビートパルプやバルキーなどを別で与えたりと工夫しています。
体重を測るだけではなく、今後の給餌量、対策を考えるまでが体重測定なのです。

おまけに・・・ 私は体重測定と一緒に削蹄もしています。剪定バサミを使って伸びた蹄を切っていきます。
ベルの左前肢は私が担当になった時から少し曲がっているので、月に1回ではなく気づいた時に少しずつメンテナンスしてあげています。

カーヤのビフォアー
カーヤのアフター

 

ベルの左前肢

これからもヤギたちが健康に過ごせるよう管理に気をつけていきますね。

加藤飼育係より

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