埼玉県こども動物自然公園

夏至×げっ歯

2025年6月21日

今年の夏至は本日621日です。
公式のSNSでは世界キリンの日について発信していますが、こちらのブログでは「夏至」と「げっ歯」をかけて、げっ歯目について書いていきたいと思います。

げっ歯目はネズミ目とも呼ばれており、ネズミの仲間のことです。ですが大体の人が想像するネズミかと言うと、必ずしもそうではありません。
げっ歯目は30ほどの科があり、よく言う「ネズミ」は「ネズミ科」に分類されます。少し難しくなりましたが、当園ではハツカネズミ、コビトハツカネズミ、ウスイロホソオクモネズミなどがネズミ科です。

コビトハツカネズミ
コビトハツカネズミは世界最小のネズミ

さて、ここからはげっ歯目か迷ってしまう動物を紹介していきます。

まずはecoハウチューにいるホンシュウモモンガです。こちらはげっ歯目リス科モモンガ属です。「リスだ!」と言われることもありますが、分類上はリスも同じ仲間なので、間違いとは言い切れませんね。

1頭のホンシュウモモンガ
ホンシュウモモンガ

ちなみに姿が似ているフクロモモンガはお腹に袋(育児のう)を持つカンガルー目なので、分類上は意外にも離れています。

フクロモモンガ
フクロモモンガの親子

次に乳牛コーナーのマーラです。

マーラ
マーラの親子

ウサギのような耳と長い脚が特徴的ですね。初めて見る人には不思議な動物ですが、マーラはげっ歯目テンジクネズミ科です。意外にもテンジクネズミ(モルモット)の仲間なのです。そして、げっ歯目最大のカピバラも同じテンジクネズミ科ですから驚きです。

続いてはウサギです。

イエウサギ
ぴょんぴょん村のイエウサギ

「ウサギとネズミは同じ仲間ですか?」なんて聞かれることがありますが、違います。でも良い質問!
もともとウサギもげっ歯目とされていましたが、骨格の違いや遺伝子分析などによりウサギ目と分類されました。特に違うのが、歯です。げっ歯目の前歯は上と下に2本ずつですが、ウサギは上の前歯の裏側に2本の歯が生えており、前歯は上が4本、下が2本です。

ウサギの歯
ウサギの前歯

キリンテラスにいるキボシイワハイラックスは、げっ歯目と思われていたものがハイラックス目に分類されました。分類上はゾウに近縁で、ゾウの牙同じように一生伸び続ける鋭い切歯があります。かわいらしい顔をしていますが、鋭い切歯は強い武器ですね。

1頭のキボシイワハイラックス
キボシイワハイラックス
キボシイワハイラックスの歯
よく見ると牙のような歯が見える

ecoハウチューのビスカチャは、国内では当園のみで展示しているあまり知られていない動物です。
げっ歯目には見えるようですが、
「チンチラ、でかくない?」の声がよく聞こえます。確かにげっ歯目チンチラ科の動物ですが、"あの"チンチラではありません!チンチラに比べて体重は約10倍!いつか、「ビスカチャだ!」と言われるように、知名度を上げていきたいです。

ビスカチャ
ビスカチャのルイ

最後はフサオネズミカンガルー。

フサオネズミカンガルー
現在展示している個体が子供のころ(右)

こちらはあまり間違えなさそうですが、カンガルー目です。名前には「ネズミ」と入っていますが、これは見た目がネズミに似ているから。
他にもげっ歯目でないのに名前に「ネズミ」が入っている動物は多く、植物でも耳にします。姿がネズミに似ていたり、大きさが小さかったりすると「ネズミ」が使われることが多いですが、植物のネズミモチは実がネズミの糞に似ているからなんだとか…。

どうでしたか?
げっ歯目は哺乳類で一番多くの種類をもち、見た目もさまざまです。ネズミだと思っていたもの、ネズミじゃないと思っていたもの、本当は何の仲間なのか考えて観察すると、新たな発見があるかもしれませんね。

 内野飼育係より

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〒355-0065 
東松山市岩殿554

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