埼玉県こども動物自然公園

動物たちの検疫について

2026年2月25日

皆さんは「検疫(けんえき)」という言葉を聞いたことはありますか。

検疫とは、他の施設から新たに来園する動物たちを所定の隔離施設に入れ、健康状態を把握しながら必要な検査を行う一定の隔離期間のことを言います。この期間に万が一他の動物たちに感染を広めてしまうような病気を持っていたり、健康上の問題があったり、けがを負っていることが判明すればすぐに治療を開始します。検疫は動物同士だけでなく、飼育係そして来園される皆さんの健康を守るためにも重要です。

検疫中に行う検査の一つに糞便検査があります。新鮮なうんちを採ってきて病気の原因となるような有害な微生物(寄生虫や細菌など)がいないか確認をします。他にも必要に応じて血液検査、触診、聴診などを追加で行います。

顕微鏡を使って糞便検査を行う様子

検疫は健康観察や新しい環境へ慣れてもらうための大切な期間でもあります。毎日餌をどれくらい食べたか、うんちやおしっこに問題がないかを確認します。うんちは色、におい、量、形、かたさに注目します。
検疫をはじめたばかりの動物たちは警戒して隠れたり距離をとることが多いのですが、日数を経ると徐々に人前でも姿を見せるようになります。新しい環境や餌に慣れるよう必要以上の介入はせず速やかに掃除や健康チェックを行うよういつも心がけています。

左:検疫初期 右:検疫終了前のスナネコの様子。

診療係が行う検疫中の仕事について知っていただけましたでしょうか。
寒い日が続きますが、皆さん暖かくしてぜひ元気な動物たちに会いに来てください。

S獣医より

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