ヤブイヌ「ミコト」のリハビリ日記②
齋藤飼育係
2022年11月30日
こんにちは!前回ヤブイヌのミコトについて手術~リハビリまでの経過を書かせていただきました。今回は、その後のミコトをお知らせしたいと思います。
10月半ば、レントゲンを撮ったところ、膝のお皿がずれてしまっていることが判明しました。ミコトの精神状態や将来のことを考え、とても悩みましたが、総合的に考えた結果、しっかりと展示場で走れるように再手術の選択を取りました。
11月前半、ミコトの再手術が行われました。今回は少しの衝撃では脱臼しないよう、脚の内部はボルトで固定されています。手術は無事終わり、元気に帰ってきました!
今回は一度手術をした経験を活かして、万全な体制がとれるよう準備を徹底しました。まず、しばらくはエリザベスカラーを付けたままの生活になるため、エリザベスカラーを付けていても通れるサイズの巣箱を作りました。
以下の写真は手術後に安心してもらうため、手術前にミコトに入ってもらい、におい付けをしてもらった時のものです。さらに、巣箱の外に出た時の段差をなくすため、すのこも作りました。
これで準備は万全!!のはずでした、、。しかし、ミコトは私たちの予想を超えてきたのです(笑)
今回のミコトは、前回の手術よりもとっても元気で常にフルパワー、正直なところ「お願いだからじっとして!」と願う日々でした。大好きな餌もガツガツ食べ、水皿もどこかへ運んでしまいます。
困ったことは前回から引き続き、排せつに関することでした。ミコトはとてもきれい好きで、巣箱の中では排便をしません。今回は排便をする時に、巣箱の外でできるよう最初から工夫して作ってあったため、時間帯を決めて外に出しました。しかし、なかなかその時間が読めず、失敗もたびたびありました、、。
ミコトが落ち着くかわかりませんが、犬にもリラックス効果があるといわれる「音楽療法」を試しています。ぐっすり眠れるようなクラシックピアノです♪「効果があると嬉しいな~」と心の中でつぶやいています。
まだまだ始まったばかりのリハビリ生活。これから、順に抜糸や脚を固定している包帯を外し、その後脚の角度をしっかりと確認して、クリアすると初歩のリハビリが始まります。展示場で走る姿をお見せするには、まだまだ時間がかかってしまいますが、今後も経過をしっかりと伝えていきたいと思います。今後もミコトの応援、どうぞよろしくお願いします!
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